鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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McClelland - GKCPC Boston 1776 (Club Blends) じつに美味いなコレ

2022年01月04日 | パイプタバコ
2022年 正月

今回は お正月ということで 今は亡きマクレの
GKCPC Boston 1776 (Club Blends) を開けてみました
もうすでにどこにも売っていませんから 貴重な在庫品となりますが
いつ死んでしまうかわからないこのおっさんですから まだ健康なうちに喫っておこうかと考えた次第です

1776 というのはGKCPC(Greater Kansas City Pipe Club)の創業年でしょうか 
アメリカ独立戦争の勝利年に立ち上げられたこのパイプクラブになりますが
マクレのこのブレンドは 1993年にこのクラブの為に発売されたようです
マクレの創業は 40周年記念の青缶の記載にもあるように 1977~2017 となりますので
年号には何ら関係はありませんが ブレンドの形態からして同じようなブレンドのイメージになるかと思います (1776 と 1977 に同じものを感じたのはこのおっさんだけ…?)


このブレンドも 5年以上の熟成をさせてからのレッド レモン オレンジの各バージニアを強く圧縮させたのち さらに熟成をさせてから商品化しているようです
なので クリスマスチアのように相当に美味そうなのですが

今回初めて喫ってみて 涙が出るほどのその美味さに感動すら覚えた次第です

もう買えないブレンドをレビューしてみても仕方がありませんが
その味の記憶を記載しておきます



  


この缶は 2017年の日付が打ってありますので マクレの廃業の前年になるかと思います
もうすでに 5年近くが経とうとしていますが 充分に熟成がなされたようで
蓋を開けると あのマクレのケチャップ臭が ひときわ強く感じられますね





かなり分厚い フレイクが出てきますが ハードプレスのせいでしょうか
もうかなり硬くなっていますので ほぐすのには一苦労します
指先に力を込めてある程度小さくほぐしてからようやく詰めることになります




やんわりと静かに燃えてくれるのですが
すぐに極上のうまさがやって来ます


このブレンド マクレのバージニアの中でも1,2を争うブレンドではないでしょうか
それほど美味いと感じましたね


マクレですから C&D のCRF とは味の傾向は全く違いますし SG GH のそれとも異なりますが
ケチャップ臭に裏付けされた独得のピカンティな味わいと 香ばしい美味さのバランスと強さが
目を見張るものがありますね



ストレートバージニアとしての美味さの要因に考えられるのは以下のものを考えます
①味の濃さ
ピカンティでタンジィなバージニア独特の酸味を感じる味わいの強さになります
②甘さ
③香ばしさと雑味のなさ
④熟成による 旨味の部分


その結果として
⑤キレの良さと後味の良さ

というものを感じることになるのですが
おそらくこのブレンドのバージニアは ノースキャロライナのものだと思われ
それを十分熟成させることにより あの独特のマクレのケチャップ臭を醸すことになります
同時に甘さも引き出すことになるのでしょうが

当ブレンドは点火してその煙を喫ったときに 
ふくよかな味の太さと味の濃さを感じることになりますが

それは他のバージニアブレンドとは一線を隔し 後付けの味わいではなく 
充分に熟成されたバージニアだけが持つ酸味を伴う味の濃さと旨さと甘さになります

香ばしさは旨さを誘い 純粋なバージニアを熟成させることによってしか成しえない
その独特の味わいの中の雑味の無さは 他のブレンドとは違いますね

その結果として口に残らない 後口の良さ
すなわち キレの良さを感じるようです



味と甘さはしっかりあるし 香ばしさも旨味も素晴らしいのですが
全くイヤミがなく キレが抜群によろしいです

これは実に素晴らしく美味いブレンドですね
レッドが強いブレンドになりケチャップ傾向も強いですが
おそらくマクレの最高峰のバージニアブレンドだったのではないでしょうか
手元にある 40周年の青缶よりもずっと美味いと思いますね
クリスマスチアより美味いのかもしれません(いろいろあるからね…)


あまりに美味いので 4日でなくなってしまいました
そんなマクレのBoston 1776 ですが もう買うことが出来ないのが残念です

まあしかし こればかり喫うわけにはゆきませんのでそれもまたよしです
欲張ってはいけません
現状の愉しみを見つけてゆくのもまたこれ人生かと思いますね

生きていて嬉しい瞬間でした
それでは また

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