2023年 9月
今回は Erik Stokkebye 4th Generationー1882 Founder's Blend
このブレンドは Stokkebye 家のたばこ販売の創業年を記念して作られたブレンドになります
Erik Stokkebye によって立ち上げられたタバコ店は 1882年にデンマークに店を構えることとなります
初代のErik Stokkebye の誕生日を祝ったブレンドは ブライトバージニアブレンドになりますが
当ブレンドは 昔ながらのEnglish ブレンドになります
当初は Balkan Supreme のようなターキッシュの良く効いたラタキアブレンドを予想していたものですが
(Peter Stokkebye がらみということで)
予想は全く外れます それもそうで 1882年というとそれとはずっと昔の全く別の時代になりますので
その時代は全く知りませんが当時はこういったブレンドが流行ったのかもしれません…
当ブレンドの印象を簡単に述べますと
とてもラタキアの控えめなEnglish タイプのブレンドと言えます
オリエントも控えめに感じますが バージニアの軽めの甘さ(ブライトに傾いた)をしっかり味わえる
ブレンドになっており バージニア自体のボディは強くはありませんが
当ブレンドには ケンタッキーが入っており そのケンタッキーによる ナッツのような香ばしさと
アーシーで少し酸味を含んだほろ苦さが感じられますので飽きの来ない絶妙のバランスの
English と言えるようです 派手さはないが美味いブレンドになりますね
明らかに入っていることはわかりますが とっても控えめなラタキアがちょっとしたスパイス感を与えるバージニアブレンドと言えますが この私は美味いと思いました。
このブレンドは STG の製造となっているのですが
缶の裏側の記載パターンはすべて同じになります(注目するのは製造月日になります)
ただし 同じ記載でも 1931の場合は Mac Baren 製造と書かれており包装形態も少し異なります
その辺の違いはなぜそうなのか判りかねますが 製造と販売は全く別で ラベルを張るのは販売する側が貼るのかと考えると納得が行きます…?
実はこの写真を見ていただくとさらに謎が深まります…
右が当ブレンドで 左がMac Baren のStockton になるのですが
缶の裏側の仕様を見ると
全く同じ仕様となります
左が当ブレンド 右がStockton になりますが全く同じですね
同じところで印刷しているとしか考えられません
その辺りの事情が どうもよくわからん というのが正味な話
さて缶の中身を見ると
やや明るい色のリボンカットが出てきます
ラタキアは少なめに見えますが ペラペラではなくややカッキリとしたリボンになっています
茶色の濃いのはケンタッキーかと思うのですが
派手さはないのですが 地味ながら香ばしい匂いがしますね
とてもナチュラルなニオイと言えます
点火とともにやってくるのは
軽いシトラスを含んだラタキアのややスモーキーで少しスパイシーな香りになります
このブレンドがラタキアをある程度含んでいることがすぐにわかるのですが
そのラタキアの香りは穏やかでけっして強いものではありません
香料のようにすぐにその存在を感知はしますがその香りは決してそれ以上強くは感じません
それよりもそれと同時に感じ それよりも存在を増してくるのは
熟成されたバージニアの尖ったところのない上質の甘さになります
オリエントの広がりのある香りに包まれた軽やかでクリーミィな甘さも感じますが
より強く感じるのはバージニアの風味と甘さになりますね
このバージニア 最初はブライトのシトラスを含んだまっすぐな甘さから
次第によりフルーティなコクのある甘さにシフトしてゆくのですが
全く尖ったところがありませんからよく熟成された上質のまろやかな葉っぱの味わいになりますね
軽いヘイのテイストもあってしみじみとした甘さを十分感じることになります
ラタキアはやはりその存在こそ感じはしますが
辛いところもよりスパイシーなところも強くなることはなく実にバランスがよいです
ここで明らかに他の似たようなEnglish ブレンドと異なるのはケンタッキーの存在になります
このケンタッキーの風味がすぐにやって来ますね
ケンタッキーというと少しメタリックでパンチのある強さの象徴をイメージしますが
当ブレンドのケンタッキーはちょっと違うようです
どうやっているのかはわかりませんが このブレンドのケンタッキーはもっとバーレィ寄りの
柔らかさを感じます
このブレンド バージニアの甘さとともに ナッツのような少しオイリィな香ばしさを感じるのですが
それがケンタッキーによるものかオリエント(ターキッシュ)によるものかははっきりと区別できないところですが その香ばしさは常に存在していて
この私の感覚ではケンタッキーによるものかと思うのですが
これが実に素晴らしいです
オリエント自体強くその存在を感じるわけではありませんのでそうなのかなと思うわけです
このケンタッキー ナッツのような香ばしさがあるのですが
それだけではなく ペリクのような酸味も少し感じることになります
ナッツの皮の部分を燻したようなほろ苦さと渋みを感じるのはバーレィのそれと似たところがあり
その味わいが 酸味を含んだ土臭さとなってこのブレンドの風味を作ってゆきます
このナッツのような香ばしさと酸味を含んだアーシーさが単なるラタキア弱めのEnglish とは違うところになりそこが当ブレンドの魅力になるのかと思います
このオイリィなナッツ風味を伴う甘さは
大昔(1970年代)ダンヒルで製造していた頃のMM965 に似ていて
葉組は違えどあのブレンドにもこういった香ばしさを感じたものです
もちろんあちらの方がもっとラタキアが効いていたのですが
今のMM965 にはない風味になります
ふとその事を思い出してしまったのですが
バージニアの甘さが秀逸でオリエントもある程度効いていて初めて感じる美味さかと思います
このブレンドの素晴らしいところは終盤もラタキアの辛さが強くならないところになります
だいたいラタキアブレンドは終盤になるとラタキアを強く感じるものですが
当ブレンドはあまりそうはならないようです
当ブレンドのラタキア バージニア オリエント ケンタッキーの配合バランスは実によく出来ていて
最初から最後までそれぞれの葉っぱをしっかり味わうことが出来るようですから
実にイヤミのない喫いやすいブレンドと言えるでしょうか
歳を取るとラタキアの強すぎるブレンドは飽きてくるきらいがあるのですが
当ブレンドのような中程度のラタキアブレンドは実に喫いやすく感じます
なんといってもバージニアの秀逸な甘さもあり 香ばしさもありますので
お勧めのブレンドになります
まあ 2㌉換算で14㌦程度しますから少し高めになりますが
この私は Peterson のMM965 よりは断然好きですね
そんなお話です それでは また
今回は Erik Stokkebye 4th Generationー1882 Founder's Blend
このブレンドは Stokkebye 家のたばこ販売の創業年を記念して作られたブレンドになります
Erik Stokkebye によって立ち上げられたタバコ店は 1882年にデンマークに店を構えることとなります
初代のErik Stokkebye の誕生日を祝ったブレンドは ブライトバージニアブレンドになりますが
当ブレンドは 昔ながらのEnglish ブレンドになります
当初は Balkan Supreme のようなターキッシュの良く効いたラタキアブレンドを予想していたものですが
(Peter Stokkebye がらみということで)
予想は全く外れます それもそうで 1882年というとそれとはずっと昔の全く別の時代になりますので
その時代は全く知りませんが当時はこういったブレンドが流行ったのかもしれません…
当ブレンドの印象を簡単に述べますと
とてもラタキアの控えめなEnglish タイプのブレンドと言えます
オリエントも控えめに感じますが バージニアの軽めの甘さ(ブライトに傾いた)をしっかり味わえる
ブレンドになっており バージニア自体のボディは強くはありませんが
当ブレンドには ケンタッキーが入っており そのケンタッキーによる ナッツのような香ばしさと
アーシーで少し酸味を含んだほろ苦さが感じられますので飽きの来ない絶妙のバランスの
English と言えるようです 派手さはないが美味いブレンドになりますね
明らかに入っていることはわかりますが とっても控えめなラタキアがちょっとしたスパイス感を与えるバージニアブレンドと言えますが この私は美味いと思いました。
このブレンドは STG の製造となっているのですが
缶の裏側の記載パターンはすべて同じになります(注目するのは製造月日になります)
ただし 同じ記載でも 1931の場合は Mac Baren 製造と書かれており包装形態も少し異なります
その辺の違いはなぜそうなのか判りかねますが 製造と販売は全く別で ラベルを張るのは販売する側が貼るのかと考えると納得が行きます…?
実はこの写真を見ていただくとさらに謎が深まります…
右が当ブレンドで 左がMac Baren のStockton になるのですが
缶の裏側の仕様を見ると
全く同じ仕様となります
左が当ブレンド 右がStockton になりますが全く同じですね
同じところで印刷しているとしか考えられません
その辺りの事情が どうもよくわからん というのが正味な話
さて缶の中身を見ると
やや明るい色のリボンカットが出てきます
ラタキアは少なめに見えますが ペラペラではなくややカッキリとしたリボンになっています
茶色の濃いのはケンタッキーかと思うのですが
派手さはないのですが 地味ながら香ばしい匂いがしますね
とてもナチュラルなニオイと言えます
点火とともにやってくるのは
軽いシトラスを含んだラタキアのややスモーキーで少しスパイシーな香りになります
このブレンドがラタキアをある程度含んでいることがすぐにわかるのですが
そのラタキアの香りは穏やかでけっして強いものではありません
香料のようにすぐにその存在を感知はしますがその香りは決してそれ以上強くは感じません
それよりもそれと同時に感じ それよりも存在を増してくるのは
熟成されたバージニアの尖ったところのない上質の甘さになります
オリエントの広がりのある香りに包まれた軽やかでクリーミィな甘さも感じますが
より強く感じるのはバージニアの風味と甘さになりますね
このバージニア 最初はブライトのシトラスを含んだまっすぐな甘さから
次第によりフルーティなコクのある甘さにシフトしてゆくのですが
全く尖ったところがありませんからよく熟成された上質のまろやかな葉っぱの味わいになりますね
軽いヘイのテイストもあってしみじみとした甘さを十分感じることになります
ラタキアはやはりその存在こそ感じはしますが
辛いところもよりスパイシーなところも強くなることはなく実にバランスがよいです
ここで明らかに他の似たようなEnglish ブレンドと異なるのはケンタッキーの存在になります
このケンタッキーの風味がすぐにやって来ますね
ケンタッキーというと少しメタリックでパンチのある強さの象徴をイメージしますが
当ブレンドのケンタッキーはちょっと違うようです
どうやっているのかはわかりませんが このブレンドのケンタッキーはもっとバーレィ寄りの
柔らかさを感じます
このブレンド バージニアの甘さとともに ナッツのような少しオイリィな香ばしさを感じるのですが
それがケンタッキーによるものかオリエント(ターキッシュ)によるものかははっきりと区別できないところですが その香ばしさは常に存在していて
この私の感覚ではケンタッキーによるものかと思うのですが
これが実に素晴らしいです
オリエント自体強くその存在を感じるわけではありませんのでそうなのかなと思うわけです
このケンタッキー ナッツのような香ばしさがあるのですが
それだけではなく ペリクのような酸味も少し感じることになります
ナッツの皮の部分を燻したようなほろ苦さと渋みを感じるのはバーレィのそれと似たところがあり
その味わいが 酸味を含んだ土臭さとなってこのブレンドの風味を作ってゆきます
このナッツのような香ばしさと酸味を含んだアーシーさが単なるラタキア弱めのEnglish とは違うところになりそこが当ブレンドの魅力になるのかと思います
このオイリィなナッツ風味を伴う甘さは
大昔(1970年代)ダンヒルで製造していた頃のMM965 に似ていて
葉組は違えどあのブレンドにもこういった香ばしさを感じたものです
もちろんあちらの方がもっとラタキアが効いていたのですが
今のMM965 にはない風味になります
ふとその事を思い出してしまったのですが
バージニアの甘さが秀逸でオリエントもある程度効いていて初めて感じる美味さかと思います
このブレンドの素晴らしいところは終盤もラタキアの辛さが強くならないところになります
だいたいラタキアブレンドは終盤になるとラタキアを強く感じるものですが
当ブレンドはあまりそうはならないようです
当ブレンドのラタキア バージニア オリエント ケンタッキーの配合バランスは実によく出来ていて
最初から最後までそれぞれの葉っぱをしっかり味わうことが出来るようですから
実にイヤミのない喫いやすいブレンドと言えるでしょうか
歳を取るとラタキアの強すぎるブレンドは飽きてくるきらいがあるのですが
当ブレンドのような中程度のラタキアブレンドは実に喫いやすく感じます
なんといってもバージニアの秀逸な甘さもあり 香ばしさもありますので
お勧めのブレンドになります
まあ 2㌉換算で14㌦程度しますから少し高めになりますが
この私は Peterson のMM965 よりは断然好きですね
そんなお話です それでは また
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