2020年 11月
今回も C&D ブレンドの Cornell & Diehl - Bayou Morning Flake
缶にはこのように記載されているのですが
オールドベルトのレッドバージニアに 25%のペリクを混ぜてプレスしたのちスライスしているようです
Cornell & Diehl - Bayou Morning の方に書かれているのは
This Virginia/perique blend is composed of red and bright Virginias and 25% Louisiana perique. Bayou Morning is a perique lover's delight and an all day smoke
となっていて レッドとブライトのバージニアに 25%のルイジアナペリクをつかっているようです
ここがフレイクと リボンカットの記載の違うところですが
レッドバージニアが中心なのがフレイクの方で どちらもたぶんルイジアナペリクを使っているのだと思われますが
ここでいうルイジアナペリクがよくわかりません…
ルイジアナで作られる アカディアンペリクなのか 純正のSt.James ペリクなのかははっきりしないのですが このフレイクの方に使われているペリクは 相当美味いと思いますね
そのように感じました
25%というと 1/4に当たりますから 相当多い量のペリク ということになるようですが
みなさんご存じのように このブレンドはかなり有名なブレンドであり
このフレイクバージョンの前には リボンカットの物があってそちらの方はバルクでも供給されています。 かなり前にこの私もそちらのバルクの方を買って喫った記憶があるのですが
その時はそれなりに美味いとは思いましたが マクレなどに比べるとやや粗さが目立ち
さっと流れていった印象が残ります
C&D に対するイメージ的なものとか バルクタバコに対する雑なイメージもあったのかもしれません
そういったわけで C&D のタバコからは少し遠ざかっていた時がありましたが
ここへきて 近年のブレンドを見るに その素晴らしさに 改めてのC&D ブレンドへの見直しをかけることがマイブームとなっています。
このブレンドも例外にもれず 相当美味いブレンドであったということになりますが
こちらの味覚が変化していることもあるのでしょうね このブレンドにおけるペリクのうまさと
レッドバージニアの素晴らしい甘さは 特筆すべきものであると思います。
リボンカットの方が 2003年 フレイクの方が2004年の発売 ということのようですが
そんなに古くから両者は作られていたようですが 有名なのは リボンカットの方になります
しかし両ブレンドの違いはカットだけではなく 本質的にまったく別のブレンドである
というのが レビューをしている方たちの共通認識のようです
この私にしても リボンカットの方はあまり記憶に残ってはいないのですが
全く別物の味の印象を持ちました。
こちらのフレイクの方が 圧倒的に美味いと思ったわけです
TRDC のレビューでも 参考になるのは最近のレビューになるかと思いますので
新しい順にレビューを見てゆくと 最近の出来がわかるかと思います
C&D におけるブレンドにおいても 近年の方が質が上がっているのだと思われます
ですからそのことを頭に入れながら 考えてゆきたいと思います。
その前に
この Bayou(バイユー) という言葉の意味ですが
湖の、湿地になった入り江や流れの緩い河口(主にミシシッピ州とルイジアナ州で使われる用語) となりますから
まさしく ミシシッピー河の河口付近の低湿地帯のことを指すようです
この缶に描かれている絵のように
これらの写真のように アメリカ南部の暖かい低湿地帯がイメージされ
そこいらは あの セントジェームズペリクや ケイジャンスパイスで有名なところになります
ですからこのブレンドにおけるペリクの意味合いは その土地柄と 生活を現していることに
なりそうです。
このブログで何度も出てきたブレンドである
CC. KK. MM. OA. などのブレンドたちのさきがけがこちらの
ブレンドになるのかと思われます
缶を開けると
C&D おなじみの 柔らかなフレイクが出てきますが
強烈なペリクの香りと レッドバージニアの酸味のある香りとともに
やはり ケイジャンスパイスを連想させるような 独特のやや鼻につくにおいが感じられます
CC 程ではありませんが やはりケイジャンスパイスの独特のにおいを感じます。
このフレイク 色が相当濃いので やはり レッドバージニアがほとんどのようですね
ブライトバージニアの存在はほぼ感じません
問題はこのフレイクをどのようにほぐすかということになりますが
ペリクをおとなし目に バージニアの甘さを強調したいのならば 細かくほぐすのですが
このブレンド ややニコチンが強めで タバスコのようなスパイシーなところがありますので
おすすめは 雑に粗くほぐすか そのままほぐさずに詰めるのもアリかと思います
火付きは 湿気があるように見えますが とても良いので
簡単に燃えてゆき クールスモーキングが楽しめます
感想
もうすでに結論的なことは書いてしまったのですが
オールドベルトのレッドバージニアのリッチな甘さと
ルイジアナペリクの ミントのような香りと伴に立ち上がる強い酸味を含む
レイズン とくにプラムの強い香りと味わいがあとからグイグイと味を引っ張ってゆき
カイエンペッパー あるいは タバスコのような 赤い辛みと旨味が押し寄せてくる
ちょっと癖になるようなブレンドになっています
このブレンドのペリクは強烈で あまり他に類がありません
ヨーロッパのブレンドにおいては これほどペリクを利かせるブレンドは見当たらないのですが
リボンカットの方は エリザベシアン
フレイクの方は 熟成させた Escudo に似ているという方がおられますが
私はそれ以上にペリクが出張っていると感じます
GLP ブレンドの中には似た感じのブレンドもありそうですが
(例えば Telegraph Hill とか Fillmore とか)
このブレンドはそれ以上にペリクヘビィであると言えます。
C&D ならではのブレンドといえそうです
点火と同時に レッドバージニアの甘さがやってくるのですが
それを覆い隠すように ペリクのミントのような清涼感がやってきます
次第にその香りは消え レイズンとプラム とりわけプラムのようなダークフルーツの酸味の強い
甘さが顕著に表れてきます
同時に レッドバージニアも本来のオールドベルト特有の酸味を含んだリッチで濃い甘さを奏でるのですが ヘイのテイストはあまり感じないようですし グラスもシトラスもほぼ感じません
適度なタバコ感とともに このレッドバージニア特有の ブレッディなあるいは煮込んだフルーツのような香りもやってきますが
全体を通して濃い味わいの甘さを感じることになります
この甘さは秀逸です 単にバージニアが甘いというのではなく 強いペリクによる
相対的な強い甘さ ということになりそうです
中盤過ぎから顕著になるのは このペリクのペッパリィな部分で
スパイシーな部分になるのですが
その色合いは赤いです
ケイジャンスパイスに使われる チリソースのような辛さになります
カイエンヌペッパーであるとか タバスコであるとか そういった地の辛さになります
しかしこの辛さは意外と苦にはなりませんね
ホットなスパイスを感じますが このタバコの喫煙をぶち壊すことにはなりません
逆にそれがこのブレンドの魅力になるのかもしれません
好きな人にはそこが良いのかもしれません
私としては その辛さの部分はもう少し弱い方が良いとは思うのですが
全体的には これはこれでアリかと思います
フレイクのこのブレンド 常喫としては少し強いと思うのですが
このブレンドの強烈なペリクの酸味と バージニアのリッチな甘さが後を引き
ついついまた喫ってしまうなかなかの美味いブレンドだと思います
甘みも 旨味も 辛みも酸味もあって とても味の濃いブレンドになっています
ペリクの酸味が苦手な人には勧められませんが
ペリクやラタキア好きの方には お勧めします
ニコチンが強いと言いましたが あまり細かくほぐさなければそれほどでもありませんし
強烈なペリクの酸味と甘みがが味わえるあまり類のないブレンドです
この私は気に入りましたね
リボンカットの方より このフレイクの方が評価は低いのですが
私は逆だと思います こちらの方が美味いと思いますね
それでは また
今回も C&D ブレンドの Cornell & Diehl - Bayou Morning Flake
缶にはこのように記載されているのですが
オールドベルトのレッドバージニアに 25%のペリクを混ぜてプレスしたのちスライスしているようです
Cornell & Diehl - Bayou Morning の方に書かれているのは
This Virginia/perique blend is composed of red and bright Virginias and 25% Louisiana perique. Bayou Morning is a perique lover's delight and an all day smoke
となっていて レッドとブライトのバージニアに 25%のルイジアナペリクをつかっているようです
ここがフレイクと リボンカットの記載の違うところですが
レッドバージニアが中心なのがフレイクの方で どちらもたぶんルイジアナペリクを使っているのだと思われますが
ここでいうルイジアナペリクがよくわかりません…
ルイジアナで作られる アカディアンペリクなのか 純正のSt.James ペリクなのかははっきりしないのですが このフレイクの方に使われているペリクは 相当美味いと思いますね
そのように感じました
25%というと 1/4に当たりますから 相当多い量のペリク ということになるようですが
みなさんご存じのように このブレンドはかなり有名なブレンドであり
このフレイクバージョンの前には リボンカットの物があってそちらの方はバルクでも供給されています。 かなり前にこの私もそちらのバルクの方を買って喫った記憶があるのですが
その時はそれなりに美味いとは思いましたが マクレなどに比べるとやや粗さが目立ち
さっと流れていった印象が残ります
C&D に対するイメージ的なものとか バルクタバコに対する雑なイメージもあったのかもしれません
そういったわけで C&D のタバコからは少し遠ざかっていた時がありましたが
ここへきて 近年のブレンドを見るに その素晴らしさに 改めてのC&D ブレンドへの見直しをかけることがマイブームとなっています。
このブレンドも例外にもれず 相当美味いブレンドであったということになりますが
こちらの味覚が変化していることもあるのでしょうね このブレンドにおけるペリクのうまさと
レッドバージニアの素晴らしい甘さは 特筆すべきものであると思います。
リボンカットの方が 2003年 フレイクの方が2004年の発売 ということのようですが
そんなに古くから両者は作られていたようですが 有名なのは リボンカットの方になります
しかし両ブレンドの違いはカットだけではなく 本質的にまったく別のブレンドである
というのが レビューをしている方たちの共通認識のようです
この私にしても リボンカットの方はあまり記憶に残ってはいないのですが
全く別物の味の印象を持ちました。
こちらのフレイクの方が 圧倒的に美味いと思ったわけです
TRDC のレビューでも 参考になるのは最近のレビューになるかと思いますので
新しい順にレビューを見てゆくと 最近の出来がわかるかと思います
C&D におけるブレンドにおいても 近年の方が質が上がっているのだと思われます
ですからそのことを頭に入れながら 考えてゆきたいと思います。
その前に
この Bayou(バイユー) という言葉の意味ですが
湖の、湿地になった入り江や流れの緩い河口(主にミシシッピ州とルイジアナ州で使われる用語) となりますから
まさしく ミシシッピー河の河口付近の低湿地帯のことを指すようです
この缶に描かれている絵のように
これらの写真のように アメリカ南部の暖かい低湿地帯がイメージされ
そこいらは あの セントジェームズペリクや ケイジャンスパイスで有名なところになります
ですからこのブレンドにおけるペリクの意味合いは その土地柄と 生活を現していることに
なりそうです。
このブログで何度も出てきたブレンドである
CC. KK. MM. OA. などのブレンドたちのさきがけがこちらの
ブレンドになるのかと思われます
缶を開けると
C&D おなじみの 柔らかなフレイクが出てきますが
強烈なペリクの香りと レッドバージニアの酸味のある香りとともに
やはり ケイジャンスパイスを連想させるような 独特のやや鼻につくにおいが感じられます
CC 程ではありませんが やはりケイジャンスパイスの独特のにおいを感じます。
このフレイク 色が相当濃いので やはり レッドバージニアがほとんどのようですね
ブライトバージニアの存在はほぼ感じません
問題はこのフレイクをどのようにほぐすかということになりますが
ペリクをおとなし目に バージニアの甘さを強調したいのならば 細かくほぐすのですが
このブレンド ややニコチンが強めで タバスコのようなスパイシーなところがありますので
おすすめは 雑に粗くほぐすか そのままほぐさずに詰めるのもアリかと思います
火付きは 湿気があるように見えますが とても良いので
簡単に燃えてゆき クールスモーキングが楽しめます
感想
もうすでに結論的なことは書いてしまったのですが
オールドベルトのレッドバージニアのリッチな甘さと
ルイジアナペリクの ミントのような香りと伴に立ち上がる強い酸味を含む
レイズン とくにプラムの強い香りと味わいがあとからグイグイと味を引っ張ってゆき
カイエンペッパー あるいは タバスコのような 赤い辛みと旨味が押し寄せてくる
ちょっと癖になるようなブレンドになっています
このブレンドのペリクは強烈で あまり他に類がありません
ヨーロッパのブレンドにおいては これほどペリクを利かせるブレンドは見当たらないのですが
リボンカットの方は エリザベシアン
フレイクの方は 熟成させた Escudo に似ているという方がおられますが
私はそれ以上にペリクが出張っていると感じます
GLP ブレンドの中には似た感じのブレンドもありそうですが
(例えば Telegraph Hill とか Fillmore とか)
このブレンドはそれ以上にペリクヘビィであると言えます。
C&D ならではのブレンドといえそうです
点火と同時に レッドバージニアの甘さがやってくるのですが
それを覆い隠すように ペリクのミントのような清涼感がやってきます
次第にその香りは消え レイズンとプラム とりわけプラムのようなダークフルーツの酸味の強い
甘さが顕著に表れてきます
同時に レッドバージニアも本来のオールドベルト特有の酸味を含んだリッチで濃い甘さを奏でるのですが ヘイのテイストはあまり感じないようですし グラスもシトラスもほぼ感じません
適度なタバコ感とともに このレッドバージニア特有の ブレッディなあるいは煮込んだフルーツのような香りもやってきますが
全体を通して濃い味わいの甘さを感じることになります
この甘さは秀逸です 単にバージニアが甘いというのではなく 強いペリクによる
相対的な強い甘さ ということになりそうです
中盤過ぎから顕著になるのは このペリクのペッパリィな部分で
スパイシーな部分になるのですが
その色合いは赤いです
ケイジャンスパイスに使われる チリソースのような辛さになります
カイエンヌペッパーであるとか タバスコであるとか そういった地の辛さになります
しかしこの辛さは意外と苦にはなりませんね
ホットなスパイスを感じますが このタバコの喫煙をぶち壊すことにはなりません
逆にそれがこのブレンドの魅力になるのかもしれません
好きな人にはそこが良いのかもしれません
私としては その辛さの部分はもう少し弱い方が良いとは思うのですが
全体的には これはこれでアリかと思います
フレイクのこのブレンド 常喫としては少し強いと思うのですが
このブレンドの強烈なペリクの酸味と バージニアのリッチな甘さが後を引き
ついついまた喫ってしまうなかなかの美味いブレンドだと思います
甘みも 旨味も 辛みも酸味もあって とても味の濃いブレンドになっています
ペリクの酸味が苦手な人には勧められませんが
ペリクやラタキア好きの方には お勧めします
ニコチンが強いと言いましたが あまり細かくほぐさなければそれほどでもありませんし
強烈なペリクの酸味と甘みがが味わえるあまり類のないブレンドです
この私は気に入りましたね
リボンカットの方より このフレイクの方が評価は低いのですが
私は逆だと思います こちらの方が美味いと思いますね
それでは また
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