泣き尽したのか、それとも、次から次へと来る来客の対応に悲しみを忘れようとしているのか・・・19歳の母親は毅然としていた。笑みさえ浮かべるその瞳の奥のせつなさは、見えない。
息子にとっても、同じ年の死はショックであったと思う。
通夜に、葬儀に、行くと言って出て行ったが、「しっかりお別れをして、そして彼が残したメッセージをしっかり受け止めて・・・」と言う気持ちを抱いた。
私が前に書いた葬式と言うのは残酷だ!悲しんでいる暇も無い・・・と言ったことを友達に言った。
でも友達はたんたんと、それでいいのだと。悲しみに打ちひしがれて落ち込むより、故人に関わった人が次々と別れに来て、家族だけでない、皆でのお別れの時間があって、家族はその落ち込みから救われるのだと。
確かにそうかもしれない。
後々、そういう悲しみが襲ってきても、その悲しみを現実として受け止める時間を与えてくれるのが、お葬式なのかもしれないと思った。
4月2日
今日もどんよりとした小雨であった。
空までもが、若くして亡くした命に泣いているようであった
息子にとっても、同じ年の死はショックであったと思う。
通夜に、葬儀に、行くと言って出て行ったが、「しっかりお別れをして、そして彼が残したメッセージをしっかり受け止めて・・・」と言う気持ちを抱いた。
私が前に書いた葬式と言うのは残酷だ!悲しんでいる暇も無い・・・と言ったことを友達に言った。
でも友達はたんたんと、それでいいのだと。悲しみに打ちひしがれて落ち込むより、故人に関わった人が次々と別れに来て、家族だけでない、皆でのお別れの時間があって、家族はその落ち込みから救われるのだと。
確かにそうかもしれない。
後々、そういう悲しみが襲ってきても、その悲しみを現実として受け止める時間を与えてくれるのが、お葬式なのかもしれないと思った。
4月2日
今日もどんよりとした小雨であった。
空までもが、若くして亡くした命に泣いているようであった