高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

恐るべし成沢家

2008-02-01 09:39:49 | まゆみのつぶやき室
一月のカレンダーをめくった今日は、朝からシンシンと雪が降り続いている。
屋根の上には50センチ程の積雪が音もなく降り重なっていた。

まだ、明け切らぬうちから、遠くでブルトーザーの音がする。

早朝出勤する人もいる為、道路までの家周りの雪を飛ばしてくれるのも、豪雪地帯ならではの特権だ。中途半端な積雪地帯であると、道に輪立ちが出来、タイヤを取られ車の腰が振られてとても恐い。

そんな雪の日は出かけるのもおっくうになるが、情報を得て、主人の帰りに読売新聞を買ってきてもらった。


短歌会のプリンス未来君の弟、自由君が「心に残る医療」体験記コンクールで最優秀賞になり、顔写真と作文が載っていた。受賞者一覧の中には、双子の弟、希望君も優秀賞で名を連ねていた。


自由くんは障害を持つ兄ちゃんの荷物を持ったりする「兄ちゃん係り」介護の仕事に携わる忙しいお母さんの手助けは希望君の「お母さん係り」

以前、未来君著「一等賞の旗」を読んだが、この中には短歌との出会い、病気との葛藤、家族愛等さまざまな場面が出てきたが、読み終えると胸がいっぱいになった。しかし、幼い弟達の気持ちまではわからなかった。

今回の自由君の作文を読んで、子供ながら、兄ちゃんの悲しみや強さを感じ取って、一緒に悔しい想いもし、尊敬する兄ちゃんの手助けを心に決めていることが、読み取れた。
強さとあたたかさ・・・そして家族のあり方
成沢家には教えられる事ばかり。
そして

同郷にこんなすばらしい家族が居る事を誇りに思う。


神様は時に試練を与えるけれど、乗り越えられない試練は与えないという。