高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

ただいま!

2008-07-02 18:27:52 | まゆみのつぶやき室
4月のブログに書いた、人間ドックの話し。


実はその時、MRI,CTなどの頭の検査をして見つかったのです。
脳動脈瘤が。4ミリ程のさほど大きな物ではなかったけれど、場所的に破裂したらあぶない・…と言われた。

正直、父も母も脳の病気で寝たきりになっている姿をずっと見てきて、遺伝的な要素もありと言われているので慎重になった。


全ての神経をつかさどる脳
小さな血管を傷つけても、機能が失われる事もあるという。

未破裂だけど、知った以上やらない訳に行かない。
そんな「迷いも無い判断」で手術を18日受けた。
本当言うと、「迷いも無い」・・・・と言いながら、複数のお医者さんの見解や信頼を確信したくて「セカンドオピニオン」という患者が先生を選ぶシステムを使わさせていただいた。

手術日はもう「まな板の鯉」と家族に言われ、手術室に入るといつの間にか記憶が遠のく。

どのくらい時がたったのだろう?・・・・・。後で聞けば6時間近い。

「おかあさ~ん!おかあさ~ん!」と一瞬の目覚めに主人の声がする。

どんな状態なのか、何もわからない。

だけど声が出る。手足が動く。前と何も変わらない・・・あ~   良かった!

次の日、鏡を見るとおでこから左耳にかけて皮膚を開きホチキスで止めた後がくっきり。フランケンのようなサイボーグ。

痛みは我慢できたが、顔が腫れぼったいし、喋れない。
なのに、「内蔵じゃないから・・・」と一週間で退院。

そんなおでこに止められたホチキスも、外来で今日やっとはずれ、腫れも引け、復活。


プライベートな事だけど無事に済んだし、見守ってくださった方々や、自分のこれからの為に、きちんと報告するべきと思いました。

26年前のお産以来の入院だけど、
52歳のこの年、きっとそんな機会を持てたのは、沢山の出会いの中で、自分を突き動かしてくれたのだと思います。


最後に

あれ?「せんせ~いホチキス一個取り忘れてるんですけれど・・・・