高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

かえるの子守唄

2011-06-04 07:05:47 | まゆみのつぶやき室
6月に入り、田んぼには水が張り、田植えもほぼ終わっている。

そうなると、いっせいにカエルの合唱がはじまる。
青カエルの高い声や牛カエルの低い声。時々かじかカエルの声もする。

そんなカエルの鳴き声も馴れてしまえば子守唄になる。

そんな梅雨時、パートをしていた頃に伺っていたお店の奥さんと出会い、一度頂いた事のある「こごみ」が美味しかった事を告げると、その奥さんの親戚の奥さんと共に3人でこごみを採りに行く事になった。

オバちゃん3人は大きなリュックやナイロンの米袋と紐を背負って山へ山へと入って行った。流れる川が透けて見えるような橋をこわごわ渡る私。しかし、親戚の奥さんの家は、なめこ栽培をこの山でしていると言い、さすがわが山と言った感じで体力はあるわ、足は強いわで頼もしい。
こごみは少し時期が遅く、大分開いてはいたが、蓋を開ければ大きなナイロン袋に一杯。
お陰さまで、沢山の人におすそ分けできました。楽しかったぁ~お世話になりました


その後、今度は前々から約束していた地元IネットのKさんとお父さん(山のオヤジさん)と旦那と4人で竹の子を採りに行った。軽トラの荷台にゆられ、目的地に・・・・。高台から見た田んぼの水面がキラキラしている。風が心地いい。木々の木漏れ日がまぶしい。
ここは、Kさんの家の山(私有地)だと言う。

竹の子と言ってもこの辺りで食すのは根曲がり竹。
長く細い竹の子である。サバの缶詰や豆腐等を入れて、味噌汁で頂く物が一般的だが、旬のものは格別である。


竹の子の自生する竹やぶに入るのは大変だが、見つけたときの嬉しさはたまらない。
竹やぶに入りしばらくするとKちゃんが叫んだ。
「まゆみさ~ん!見てみて・・・」・・・・・・・・・うわ!

思わず私も叫んでた!「おとうさ~ん、見てみて!」見てみて連鎖は続く。


すごい!こんなの初めて。

竹の子が採って下さいと言っているではないか。

山を歩けば、わらびやウドも収穫でき楽しすぎる。

お陰さまで、近間の親戚にもおすそ分け出来、その日の夕餉は大鍋に一杯の竹の子汁を堪能しました。
いい時間を下さって本当にありがとう。来年もよろしく


そして、昨年竹の子採りに野沢のM旅館さんに誘われて連れて行って頂いたが、今年も声をかけて頂いている。標高の高い野沢は一月遅れとなるが、それも楽しみ。よろしくお願い致します。お世話になります


飯山に嫁いで30年近くになるが、こんなに山とお友達になれたのは、今年が初めてかもしれない。

それもこれも、声をかけてくださる方々のお陰。
感謝してます