高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

母の手展

2006-10-04 07:48:03 | まゆみのつぶやき室
以前、ブログでも書いた、私の作品を廻している畑田氏のプロデュースで《母の手》展が4日から横浜高島屋で始まる。
高橋さんも協力して・・と言われ、ぎりぎりまで創っていた為、横浜まで出向いて持っていった。《母の手》展と言ってもどういうものか想像がつかないと思うが、
昔のお母さんは布を無駄にしなかった。これでもかと言うほどボロになっても、穴が空いても、それをつぎはぎし再生したものだ。
また、生まれた子供が丈夫に元気に育つよう、近所の家を廻り小布を集めつないだ百徳着物。今発売の銀花でも特集されている展示会でもある。

まだ、準備中のごった返した中から生中継しよう
母の手・・・と言えばパッチワーク。現代作家の素朴な土っぽい作品が壁に飾られている。
これは何?・・・と目を見張ったのは、何とも美しいゆびぬきの数々。職人のような手さばきで刺繍が施されている。
あれ!雰囲気のあるご婦人がいるではないか。前田順子さんだった。
雑誌などでも良く拝見する独特の布使いで有名な人だ。ご挨拶をして、今回はどんな物を出すのかちょっと拝見!
前田さんらしい朱の赤いパッチワークはなく、古布を生かしたミニ半天。ミニ布団セット。なかなか面白かった。
そのほか、懐かしい布の数々。お針箱や刺し子。
今骨董ブームでもあるが、興味のある方は絶対に見て損はありませんよ。

私の人形もちなみに三体並べてきました。
新聞を読んでいるおじいさんがいるのですが、軽く手に沿わせてきただけなので、絶対鼻息を吹きかけないで見てくださいねまゆみからのお願いでした。

最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はぎれ (たそがれ清兵衛)
2006-10-05 02:08:34
私の母は病気の父を支え、洋裁の技術で私達兄弟を育てた。洋裁学校の先生もしてました。今は80を過ぎて、認知症と心臓疾患で長い入院生活をしています。母の家を整理する時、押入れに山のようなハギレがありました。「捨てないで」と母は言う。子供の頃、夜なべする母のそばで色とりどりの布を見て育ちました。建築家?になった私の色彩感覚は、あの夜なべの夜に培われたものだと思います。
返信する
Unknown (まゆみ)
2006-10-05 13:42:45
母が原点・・・と言う人はたくさんいると思います。

私の母ももう30年近く寝たきりですが、寝ながらにして、しっかり役目を果たしてくれています。

お互い、これから何処までの力を出せるか解りませんが、自分を信じて参りましょうね
返信する
 (たそがれ清兵衛)
2006-10-06 03:58:10
仕事で福岡に行っていたので、今日、2週間ぶりに、病院に行きました。

僕は先ず、母の目を見ます。死にゆく人の目は虚しい「洞窟」のようになるので…。(まだ、大丈夫みたい…苦笑)

「母は原点」とあなたは言いますが、「原点が母?」とも思います。(成人した僕は、どこか傲慢です)

好物のエビフライを買っていくのです。

「おいしいねえ」と毎度言うのです。「病院じゃ、揚げ物は出ないから…」と、毎度言う。

返信する
母の歌 (かたつむり)
2006-10-06 08:27:30
こんにちは!私の好きな<母}の歌の詞です



     母よ あなたは なんと不思議な

       豊かな力を もっているのか



    もしも この世にあなたがいなければ

       還{かえ}るべき大地を失い



    かれらは永遠に 放浪{さすら}



       三番までありますが1番のみ



         1976年 山本伸一 作詞





       

返信する
母の歌、、2 (かたつむり)
2006-10-06 08:43:08
<母}の歌の詞です。

   

   母よ あなたは なんと不思議な

    豊かな力を もっているのか

   

   もしも この世に あなたがいなければ

    還{かえ}るべき大地を失い

 

 かれらは永遠{とわ}に 放浪{さすら}う

 
返信する
Unknown (かたつむり)
2006-10-06 08:50:32
パソコン???またにします
返信する
横浜~たそがれ~ (暇なおじさん)
2006-10-09 22:39:21
母の手展行ってきました。国立劇場の歌舞伎が終わったのが4時半、渋谷に出て、東急線で横浜へ、夕闇迫る横浜に着いたのが5時半

時間が遅かったので、会場はすいていて、のんびりと見ることが出来ました。昔の人の知恵と言うか、物を大切にする気持ちが連綿と続いているという印象でした。すごい!どうやってと言うより、何時間かけて作ったのだろう?と思う作品の数々、まゆみさんの「はなめがね」の2体のお人形、進行方向からすすと、他の作品の裏側にあるので、ちょっと目立たなかったかな?出口の所のお人形は存在感が有りましたヨ!でもあの大きなキルトを見た後だと、ちょっと小さいかな?という気がしました。あの場所だと1.5倍位の大きさでもいいのかな?という気がしました。

それと、新聞、裏と表が同じ記事の新聞読んでる奴はいないだろう!誰だあんな新聞作った奴は?顔が見てみたい・・・新聞以外はいい出来だったのに・・・残念!ついでに、「はなめがね」という題にするのだったら、めがねにあと一工夫ほしかったという贅沢な希望も憎まれ口のついでに付け加えておきます。
返信する
Unknown (まゆみ)
2006-10-10 21:49:50
孝さんなら、もう一工夫、どうしました?

ちょっと、メガネの印象が薄かったかな?と思う反面、メガネにあまり主張持たせなくていいかなとも・・・



でも、とっても気に入っているんですよ!

あの新聞が、とっても相乗効果抜群で。あの新聞が無かったら出来なかった作品です。

今回の人形は他の作品のお供え・・・みたいなものなので、控えめでいいかも。



新聞のおかげで、またいい作品が出来、ありがとうデス。
返信する

コメントを投稿