ブランドにインスパイアされる人が居るのは嬉しい。でも、もうちょっと何とかならんか。英IKEAが開発中のゲームのトレーラーに対し、そんな注文を付けた。ジャンルがSPC財団をモチーフにした大型家具店内サバイバルホラーだったのが災いしたのかも知れない。権利関係はあんじょうやっときます、と開発元も声明を出しているが、今後も傍観を続けたい。ハードウェア性能の劇的向上によって、実在する場所をベースにしたゲームも珍しくない。お気に入りの「龍が如く」シリーズは歌舞伎町や道頓堀を舞台にしており、歩き回るだけで楽しい（チンピラが絡んでくるから倒す必要は有るが）。ただ海外では自分の町がFPSの舞台にされて、自宅がテロリストのアジトにされたと苦情を申し立てる人も居るので、忠実にトレースし過ぎるのも考え物である。メタバースとデジタルツインによって同様の悶着は増える気がするし、あんじょうやっとく共通スキームが必要に思えるのである。