やっぱり物理が最強か。メルカリがクレカを発行するそうである。バーチャルカードはMasterCardブランドだが、何故かJCBになるらしい。フリマ利用実績に基づく独自の与信によって利用枠を設定する辺りはフィンテックっぽいが、スマホ完結から脱却しようとするのは逆行する戦略に思える。確かにメルペイが使えるお店は多くない。タッチ決済のiDも使えるがiPhoneかおサイフケータイアプリが必須である。バーチャルカードはネットでの支払いでしか使えない。売上金を銀行口座に移そうとすると手数料を取られる。メルカリの中で買い物すればいいじゃん、と思わなくもないが、使い勝手からすれば物理カードに軍配が上がるのも頷ける。手間をかけて売ってもメルペイ残高の肥やしにしかならないのでは、利用者が先細る恐れも有る。顧客の利便性向上を図ると同時に定額払い(実質年利15%)もご用意しているのであり、フィンテックを収益源のコアにする難しさも見え隠れするのである。