良い傾向だと思う。経産省の発表に拠れば、2022年のキャッシュレス決済が初めて大台の100兆円を突破(111兆円)し、比率も36.0%で過去最高だったそうである。クレカが93.8兆円でダントツな状況に変わりはないが、デビット・電子マネー・コード決済いずれも伸びているらしい。Paypayが仕掛けたローラー営業で多機能型決済端末が広く導入された事と、お手軽なタッチ決済が台頭した事が押し上げ要因ではないかと勝手に推測している。今年に入って福沢諭吉の顔を拝んだのは数回程度であるし、渋沢栄一に至っては私の場合レアアイテム化する可能性も有る。ATMを利用する際にまごつかない様に、何回か練習しておいた方が良さそうである。国が目指すキャッシュレス決済4割の目標は恐らく達成されるのだろうが、その程度では決済手数料に見合った恩恵を小売業が得られるとも思えない。現金を使うのは犯罪か賄賂だけ、と云う認識が行き渡る所まで突き抜けてはどうかと思うのである。