そうじゃないかなとは思っていた。インストール等の進行状況を表示するプログレスバーであるが、大抵の場合は見掛け倒しらしい。進み具合が不均一になる様に仕込んでいる場合も有るそうで、そう云うのが有ると待ち時間が短く感じられる認知のバグを突いたトリックとの事である。以前は「残り秒数」表示のものもそれなりに見られたが、0秒になってからが長いと云う事に気付かれてからは余り使われていない様である。何のレスポンスも返さないよりも、「今これだけ頑張っています」とこまめに報告してくれる方がこちらとしても有難い。「そうか頑張っているのか」と好印象を抱いてしまいがちでもある。そんな進捗報告をした経験は誰にでも有ると勝手に思っているが、それで人間関係が円滑になるのであれば方便の範疇だろう。そう云うスットボケを自発的に実行可能なコンピュータが登場するのもそう遠くない事であろうし、「察する力」の鍛錬は怠れないのである。