石破・野田の予算委員会質疑、おおむね歯車がかみ合う。
昨日の予算委員会の質疑は、十分とは言えないが「熟議と公開」の国会の形が見えてきた。 立憲民主党の野田代表の発言に、この国会を政争の具にはしないという覚悟が見えた。 それを受けて...
暴走老人のように見える田原総一朗の弊害ーー委縮する言論空間
過日、「朝まで生テレビ」という番組を見ていた。 いろいろな諸問題を各界から論客を集めて夜から朝まで討論する番組だ。 硬派の番組としては数少ないうちの一つで、時々ビデオにとって視...

福、受け尽くすべからずーー「法演の四戒」
「福、受け尽くすべからず。福、もし受け尽くさば、縁、必ず弧なり」(法演四戒) 中国宋の時代の高僧法演和尚の四つの戒めの言葉。 福を独り占めにしてはならぬ。もし独り占めすれば必ず...
マスクなどのテクノ・リバタリアンが世界を支配する。
リバタリアンとは、「自由原理主義者」のことで、道徳的・政治的価値の中で自由を最も重要だと考える。 その中で極めて高い論理・数学的知能を持つものがテクノ・リバタリアンだ。 代表的...
トランプの世界戦略は、まず「大きな棍棒を持つ」こと。
アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトのことばとして、 「大きな棍棒を携え、穏やかに話す」がある。 この戦略は今も続いている。 しかしトランプ大統領は、 「大きな棍棒を携え、...
トランプで常識が通じない世界になったが、日本はぶれるな。
傍若無人なトランプ大統領の再現で世界はますます混迷の度合いを深める。 トランプ大統領は就任早々やりたい放題である。 石破首相は「虎穴に入らずんば虎児を得ず」とばかりトランプに会...
高齢化が進んでいる日本はインフレに弱いーー優先されるのは物価対策だ。
令和4年度で年金受給者は約4000万人だ。 今の年金のシステムでは物価上昇率に対して0.5%くらいは割を食う。 仕事を続けるか資産運用でもしなければ、預金を取り崩すか生活を切り...

言葉が表す、この国の知性--テレビ文化の影響か
テレビでよく聞く言葉に「やばい」がある。 もともとヤシや犯罪者仲間などの社会での隠語で、都合が悪いとか危ないことを意味する。 ところがこの言葉が「いい意味」で使われるようになっ...
アメリカは日本をどう見ているか?ーー日米会談の裏側を読む
米国家情報会議の資料によると、 日本は2025年までに人口減少や政治変動によって内政外交の大きな方針転換を迫られると指摘して、 日本の選択肢として、より米国に近づくか、あるいは...
円安から円高に反転するか?ーー問われる日銀の覚悟
昨年の夏に162円近くまで行った円は、日銀の利上げもあって151円前後まで円高に振れている。 日銀の植田総裁はアベクロミクスの修正にかじを切り、「今はインフレの状態」という認識も...