自分が初めて海外に行ったのは仕事で50年ほど前になります。
思えば随分と昔であり、ずいぶんと良き時代だったんだなと・・・。
約1か月間の東南アジアへの仕事で、会社の現地代理店での宿泊が半分と
代理店社員との同行移動でビジネスホテル宿泊が半分でした。
何しろすべてが初めてのこと・・・当然英語も現地での商用語の中国語もしゃべれず
付け刃で覚えた2か月の自己研鑽だけが頼りの話術しかないので。
当時は未だドル換算360円時代で、海外持ち出し制限が行われていた時代・・
会社から持たされた5000ドルの代理店へのリベートを隠し持ち(その時の罪の
意識は全くなかったのが我ながら堂々としたものでしたが)当時日本航空の多分
ボーイング727でなかったかと思うが羽田からの出発でした。
何しろ初めてのことゆえに浮かれた気分もなくおとなしく座席に座っていてものでした。
ほぼ満員で日本人というのは東南アジアに行く吾々6人(それぞれが各国に散らばる)
周りはほとんどが白人種・・隣に座っていたのが唯一の有色インドの方でした・・
大学の教授をなさっているとかで当方の片言の英語で何とか少しだけの会話は成り立って
それなりに理解を深めれたのを覚えています。
強烈な印象は鹿児島上空を飛んでる時に見た鹿児島の(南から目る九州南部)形が地図で見たのと
全く寸分も違わぬことでしたね・・・・空を飛んでいるんだという実感を感じた一瞬でした。
また、トイレに立った時に通路で白人の中年の女性が笑顔で目礼されたのにはびっくり!!!
国の習慣や人種の差を如実に感じたもんです(今でもこの方に会ったらわかると思います)
また当時スチュワーデスといっていた女性の方の笑顔も本当に思い出します・・・この方にも
今お会いできても解かりますね。
なんといってもそれなりに自分に強烈な印象を残してくれた会社とこの出張旅行はその後の我の
人生に大きな分岐点となったような気がしてます。
一歩日本を離れて自国を見てみることの意義は絶対にあると信じております。
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