ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

夏の歌

2008年07月04日 10時05分11秒 | 雑感
夏の歌というとまず思い浮かべる
夏はきぬ・・・(卯の花の匂う垣根に・・・)
はるかな尾瀬・・・(夏が来ると思い出す・・・題名は忘れた)
明るい夏の朝・・・(シューマンの「詩人の恋」の中の歌)

夏はきぬは初夏の日本の田舎の情景を良く描いた歌。
卯の花が咲くとつい歌いたくなる。

はるかな尾瀬はいつも何か気になる歌。
「夏が来~ると思い出す、はるかな尾瀬遠い空、霧のな~かに浮かびくる・・・」
この「来~ると」や「な~かに」が気になってしかたがない。
それでこのまま歌う気にはなれなくて少し変えて歌う。
尾瀬は行ったことないしこれからも行くことはないだろうけど、
夏になるとやっぱり思い浮かべる。
遥かな尾瀬を。

夏に一番口ずさむ歌は「明るい夏の朝」

明るい夏の朝 庭に出て行き
黙って歩めば 花は物言う
私をしみじみと 見つつやさしく
あの人の罪では ないのですと。

そして、まじめに勉強しなかったうろ覚えのドイツ語。
「羞恥・羞恥・羞恥・・・それが人類の歴史である」
(シャーム、シャーム、シャーム、ダス・イスト・ゲシーヒテ・デス・メンシェン)
このニーチェの言葉を思い出す。
だれだってきっと「羞恥」をかかえながら生きている。
でも露をいっぱいためた露草の露が明るい夏の陽にとけて消えていくように、
明るい夏の太陽はほんのひと時この「羞恥」を忘れさせてくれる。
コメント (3)
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