ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

初タケノコ

2009年03月29日 10時01分10秒 | 田舎暮らし
竹林に猪の穴がぼこんぼこんぼこん。
いよいよタケノコの季節。
注意深く歩くと足にタケノコの感触が・・・なんだただの石か。
さらに注意深く歩くと・・・うん?
タケノコだ!
土の表面を掻き分けるとタケノコの先が顔を出す。
「やったぁ!」
周りの土を少しずつ除けていき最後に思い切り「えいっ!」
するところんととタケノコが\飛び出す。
ことしの初タケノコだ。
まだ小さいけど、これくらいが一番うまい。
ひとつ見つかると続けていくつかみつかる。
あっちに、そしてこっちに、タケノコがモグラのようにもこもこもこ。
「えいっ!どうだまいったか!!」
こうしてタケノコとりが始まる。

しかしそのうちに、うんざりして、「え~っ、また生えてきたのか・・・」
でもとらないわけには行かない。
ほっといたら一面竹林になってしまう。
こうなるともうタケノコ退治。
そしてすっかり飽き飽きして、
「勘弁してよ・・・」
そのうち取り忘れたタケノコが背の高さよりも大きくなるころ、
竹の葉は色づき竹の秋がやってくる。
やがて麦の秋になり。
ホトトギスが鳴き、卯の花が咲き、夏がやってくる。
こうして毎年里の春は繰り返す。
コメント (3)
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