あらき

地元のヤヱガキ酒造の麦焼酎「あらき」を初めて飲んだ。
ヤヱガキ酒造はとても旨い日本酒のメーカー。
それで焼酎はあまり飲む気にはなれなかった。
それに兵庫というとやっぱり日本酒。
兵庫の焼酎と聞くと？？？
とついつい思う。

ところが呑んでみるとこれがとても旨い！
焼酎というよりとっても辛口の強い酒という感じ。
焼酎としては柔らかいので、お湯割りよりもストレートがいい。
お湯割にすると間延びしていけない。

ともあれ焼酎は九州！と思っていたけど、地元にもこんないい焼酎があったのを知って嬉しい。

ところで「あらき」というネーミング、いったいこれは？？？

ネットで検索したら『中近東から初めて我が国に伝承した蒸留酒を生命の水「アラック」』・・・からきたものだという。
でもそんなことはどうでもいい。
それよりもこのさい荒木さんが作った酒、あるいは荒木さんのために作った酒・・・というふうにしたらどうだろう？
そしてついでにありふれた名前をつけた酒を何種類か作ったらどうだろう？

「やまだくん」・・・これはもちろん１００％山田錦で造った酒。
「まつおくん」・・・これは酒の神様、松尾様にちなんだ酒。
あとは単なるのりで、
「さとうくん」
「たなかくん」
「すずきくん」
・・・すると、同じ名前の人はなんか気になって呑むことになるだろうし、同じ名前の人にプレゼントしたくなるだろう。
しかし「さとう」「たなか」「すずき」・・・となると、歴代の首相の名前をつけたくなる。
「はとやまくん」・・・これは、なんか・・・頼りないような・・・しゃきっとしないような・・・酒
「ふくだくん」・・・客観的な酒。他の酒とは違うのです！といって、その実たいして代わり映えしない酒。
「あべくん」・・・甘い甘いとっても甘い酒。
「かんくん」・・・なんか物足りない、いくら呑んでも物足りない、呑むとついつい愚痴ばかり出そうな酒。

こんな酒をセットにして売ったら・・・きっと売れると思うんだけどなぁ・・・
それとも悪酔いする？