近頃は読めない名前が多い。
名前だけでは男か女かわからない名前も多い。
そんな名前の子はこれから一生自分の名前の読み方を人に説明し続けなくてはならない。
たとえ1回10秒程度だとしてもそれが一生となると、その無駄な時間は計り知れない。
仮に1日1回名前の読み方の説明を10秒したとしたら1年で3650秒かかる。
これは約1時間。80年生きるとすると80時間他の人よりも無駄な時間を使うことになる。
これは名前を聞く側にとっても時間をムダに使うことではた迷惑というほかない。
というわけで子供の名前をつけるときは、次のことを考えた。
・誰でも読めること
・一度聞いたら忘れないような名前をつけることこと
・男か女か間違われないような名前をつけること。
・珍しい名前をつけること(同姓同名などいたらわずらわしく、違うことを説明するのに余計な時間をとられるから)
そこで珍しい名前というと・・・全角スペースはどうだろう?と思った。
きっと誰もいないだろう。
役場に届けると、「名前が抜けてますよ?」
いえ、「ここには全角スペース3桁が入っています。右田 です。この が名前です」
しかし、この名前に問題がないわけではない。
全角スペース2桁の人がいたらその人と区別がつかないから。
それに頭の固い役人がこのような名前を受け付けてくれるとも思えない。
それで残念ながらこの名前はあきらめることにした。
次に考えたのが、男か女か間違われないような名前、となると、「男」や「女」はどうだろう?ということ
男の子だったら「右田 男」女の子だったら「右田 女」~これだったら間違われることはないだろう。
ところが「おとこ」の場合「こ」がついてるので女の子に間違われるかも知れない。
これはやめたほうがよさそうだ。
それなら「長男」「長女」はどうだろう?
確かに性別を間違われることはなさそうだけど、意外と素直に読んでくれそうにない。
「ながお、って読むの?」
なんて聞かれそうだ。
というわけでこのような名前をつけることもあきらめた。
そこで最後に残ったのが「太郎」という名前だった。
これだったら一度聞いただけで、みんな忘れないだろうし、性別を間違われることもない。
問題は平凡かどうかだ。
それで30000人のデータベースから検索してみた。
(そのときたまたまデータベースを検索できる立場にあったから・・・)
すると「太郎」という名前は一人もいなかった!
「太郎」という名前は平凡どころかとっても珍しい名前だったのだ。
これだったら一度聞いただけでみんな直ぐに覚えてくれる。
性別を間違われることもない。
「右田」という名前も少ないので「右田太郎」という同姓同名の人はきっと日本には、というよりも世界に一人もいないだろう。
世界にひとつだけの名前、素晴らしいじゃないか!
それに外国人にも「たろう」というのは発音しやすいだろう。
というわけで「太郎」にしたのだった。
次に娘が産まれた。
今度はあんまり考えなかった。
考えても(全角スペース3桁)とか「女」とか「長女」とか、こんなアホな名前しか思い浮かばないことがわかっていたから。
そのときたまたま万葉集を読んでいたから、そして万葉集がとっても好きだったから、「明日香」にした。
「明日香」だったら、素直に読んでもらえるし。性別を間違われることもない。
ただ平凡かどうかということになると問題は多い。
明日香という名前の子はいっぱいいるだろう。
でもまあいいか、と思ってつけたのだった。
でも今では、息子も娘も、名前がぴったりあっていると思っている。
「太郎」も名前で人から可愛がられている面もあるし、「明日香」も今の仕事に良くあっている。
名は体を現す、という。
確かに名前が人を作るということもあるだろう。
それだけに名前をつけることはとっても大切なことなのだ。
でも・・・やっぱり・・・あらためて考えると・・・名前の付け方やっぱりちょっといい加減だったかな?
でも考えれば考えるほど平凡な名前になってしまう。
「熟慮実行」というけど、
「実行」して「熟慮」する人は奇抜な行動をとることができるけど、
「熟慮」して「実行」する人は平凡な行動しかとることはできない。
最近の読みにくい子供の名前を見ると、かえって逆にどれもみなとっても平凡に見えてくる。
名前だけでは男か女かわからない名前も多い。
そんな名前の子はこれから一生自分の名前の読み方を人に説明し続けなくてはならない。
たとえ1回10秒程度だとしてもそれが一生となると、その無駄な時間は計り知れない。
仮に1日1回名前の読み方の説明を10秒したとしたら1年で3650秒かかる。
これは約1時間。80年生きるとすると80時間他の人よりも無駄な時間を使うことになる。
これは名前を聞く側にとっても時間をムダに使うことではた迷惑というほかない。
というわけで子供の名前をつけるときは、次のことを考えた。
・誰でも読めること
・一度聞いたら忘れないような名前をつけることこと
・男か女か間違われないような名前をつけること。
・珍しい名前をつけること(同姓同名などいたらわずらわしく、違うことを説明するのに余計な時間をとられるから)
そこで珍しい名前というと・・・全角スペースはどうだろう?と思った。
きっと誰もいないだろう。
役場に届けると、「名前が抜けてますよ?」
いえ、「ここには全角スペース3桁が入っています。右田 です。この が名前です」
しかし、この名前に問題がないわけではない。
全角スペース2桁の人がいたらその人と区別がつかないから。
それに頭の固い役人がこのような名前を受け付けてくれるとも思えない。
それで残念ながらこの名前はあきらめることにした。
次に考えたのが、男か女か間違われないような名前、となると、「男」や「女」はどうだろう?ということ
男の子だったら「右田 男」女の子だったら「右田 女」~これだったら間違われることはないだろう。
ところが「おとこ」の場合「こ」がついてるので女の子に間違われるかも知れない。
これはやめたほうがよさそうだ。
それなら「長男」「長女」はどうだろう?
確かに性別を間違われることはなさそうだけど、意外と素直に読んでくれそうにない。
「ながお、って読むの?」
なんて聞かれそうだ。
というわけでこのような名前をつけることもあきらめた。
そこで最後に残ったのが「太郎」という名前だった。
これだったら一度聞いただけで、みんな忘れないだろうし、性別を間違われることもない。
問題は平凡かどうかだ。
それで30000人のデータベースから検索してみた。
(そのときたまたまデータベースを検索できる立場にあったから・・・)
すると「太郎」という名前は一人もいなかった!
「太郎」という名前は平凡どころかとっても珍しい名前だったのだ。
これだったら一度聞いただけでみんな直ぐに覚えてくれる。
性別を間違われることもない。
「右田」という名前も少ないので「右田太郎」という同姓同名の人はきっと日本には、というよりも世界に一人もいないだろう。
世界にひとつだけの名前、素晴らしいじゃないか!
それに外国人にも「たろう」というのは発音しやすいだろう。
というわけで「太郎」にしたのだった。
次に娘が産まれた。
今度はあんまり考えなかった。
考えても(全角スペース3桁)とか「女」とか「長女」とか、こんなアホな名前しか思い浮かばないことがわかっていたから。
そのときたまたま万葉集を読んでいたから、そして万葉集がとっても好きだったから、「明日香」にした。
「明日香」だったら、素直に読んでもらえるし。性別を間違われることもない。
ただ平凡かどうかということになると問題は多い。
明日香という名前の子はいっぱいいるだろう。
でもまあいいか、と思ってつけたのだった。
でも今では、息子も娘も、名前がぴったりあっていると思っている。
「太郎」も名前で人から可愛がられている面もあるし、「明日香」も今の仕事に良くあっている。
名は体を現す、という。
確かに名前が人を作るということもあるだろう。
それだけに名前をつけることはとっても大切なことなのだ。
でも・・・やっぱり・・・あらためて考えると・・・名前の付け方やっぱりちょっといい加減だったかな?
でも考えれば考えるほど平凡な名前になってしまう。
「熟慮実行」というけど、
「実行」して「熟慮」する人は奇抜な行動をとることができるけど、
「熟慮」して「実行」する人は平凡な行動しかとることはできない。
最近の読みにくい子供の名前を見ると、かえって逆にどれもみなとっても平凡に見えてくる。