ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

竜馬伝

2010年07月26日 08時43分21秒 | 雑感
テレビは報道番組と天気予報以外はあまり見ない、「げげげの女房」と「竜馬伝」以外は。
「竜馬伝」は第三部に入ってから舞台が故郷の長崎になったので興味を持って見ている。
それに主役の福田・・・なんとか言う人の実家は我が家の実家の直ぐ近くらしいのでなお興味を持っている。
実家の近くには外人墓地がある。そこには中国人やロシヤ人の墓がたくさんある。
この境内に悟真寺という寺がある。
この寺は長崎の寺社でいちばん古い寺。
一番古いといってもたてられたのは16世紀の後半。
それ以前の寺や神社は長崎にはない。
それはキリスト教徒によってみな破壊されたから。
長崎のキリシタンというと悲惨な迫害を受けた被害者というイメージが強い。
でもそれ以前には加害者でもあった。
一方的な被害者、一方的な加害者ということももちろんあるけど、
被害者がしばしば加害者に、加害者がしばしば被害者になることも多いのだ。
一方的な見方は危険だ。
前回は浦上天主堂と隠れキリシタンが出てくる場面があったので、ふと気になって書いた。

ところで「竜馬伝」では岩崎弥太郎をあまりに軽く描きすぎてないだろうか?
勝海舟は「土佐では坂本と岩崎だ」と岩崎弥太郎を竜馬と同じくらいに評価している。
それで岩崎を軽く扱うのは経済人よりも政治家としてのイメージの強い竜馬のほうを評価するのは官尊民卑の表れではないだろうか?
コメント
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