ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

旅~新幹線

2013年08月12日 05時10分38秒 | 田舎暮らし
旅に出ると心も大きくなる。
いつもはけちけち第3のビールを飲んでるのに、
そんなビールもどきの酒なんて呑んでられるかとばかり、普通の缶ビールを呑む。
おまけに姫路で1時間待ち。
充分すぎるほど飲む時間がある。
2本買って1本は待合室でごくごくごく。

今回は長崎まで7時間かかった。
姫路と博多でそれぞれ1時間待ち。
でも待つことはそんなに嫌いじゃない。
並ぶのはいやだけど・・・
待合室でゆったりぼんやり過ごすのもいいものだ。
通り過ぎる人たちをぼんやり眺めるのも、
もちろん酒があったらなおいい・・・

久しぶりに新幹線に乗った。
ローカル線にくらべると新幹線ってやっぱりつまらない。
速くなればなるほど、便利になればなるほど、ますますつまらなくなる。
そんなにむきになって走らなくても・・・もっとの~んび走ったらどないやねん、といいたくなる。

昔の汽車は長~い停車時間が合った。
その間に駅弁やみやげ物を売りに来るので窓を開けて買ったものだった。
駅弁は蓋を開けるのが楽しかった。
何が入っているのだろう?というわくわく感があった。
(中身はたいしたことはなかったけど・・・)
でももう今ではこんなわくわく感はない
たいていの人は電車の中ではなく駅で中身のサンプルを見て買う。
あるいはコンビに弁当を買う。
これでは蓋を開ける楽しみなどあったものではない。
旅の昼食もいつもの昼食と少しも変わらなくなった。

ところで今まで気づかなかったのだけど、窓側の座席の下にはみんなコンセントがついていた。
パソコンをするためだろう。
電車の中でまで何もパソコンすることないじゃない。
景色を眺めたり本を読んだりしたら?と言いたくなる。
でもこのコンセントせっかくあるのだからもっと有効利用したらどうだろう?
お湯を沸かしてインスタントラーメンを食べるとか、
酒燗器を持ち込んで燗酒をのむとか、
あるいはこれはお勧めできないけど、サンマやイワシを焼くとか・・・
せっかくあるのに誰も使っていない寂しげなコンセントを見ると、なんか使ってあげたいなという気になる。

なんてしょうもないことを考えてる間も新幹線は律儀に走っていく。
平日とはいえ夏休みの期間、
それなのに意外と客は少ない。
そして広島を出るとあいかわらず車内はがらがら。
空気をのせて走る。
新幹線ってはたして必要だったのだろうか?
東北・東海道・山陽新幹線の広島から仙台までの1本だけでよかったのではないだろうか?
やたらと新幹線が出来たために宿泊が減り出張の楽しみが、減ってしまっただけなのでは?

もっとものろのろした旅と言うと江戸時代の参勤交代。
何百人、何千人の人が年1回移動するのだから、
その経済効果はたいしたものだっただろう。
江戸から遠い国ほど疲弊し近い国ほど潤うという大きな問題はあるにしても、
この壮大な無駄遣いが経済を活性化させたという面はあっただろう。
倹約はデフレ無駄遣いはインフレ。
デフレ脱却は簡単なこと。
金がある人はそれ相応に(日本で)金を使えばいいのだ。

なんてことを考えているうちにもう博多。
ここでも1時間の待ち時間があり、定番の駅うどんを食べた。
そしてこれまた定番、ビールを買った。
あとはただ飲んで長崎に着くのを待つだけだ。
九州の特急列車ってとってもセンスのいいものが多い。
呑んでうつらうつらとしている間に長崎についた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする