ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

自助・共助・公助(1)

2016年04月28日 18時23分45秒 | 田舎暮らし
大きな災害の時まずしないといけないことは何か?
それは自助。
自分たちの命、自分たちの家族はまず自分たちで守る。
家にとどまるか避難所に退避するか、
その判断は自分たちで決めるほかない。
最低限度の水と食料、救急手当用の医薬品、
それも自分たちでいつも用意しておかないといけない。

次に必要なことは共助。
国や自治体を当てにしないでお互いに助け合う。
自助は当然としてもまず必要なのは共助。
お互いに助け合うそれが大切なこと。
自治体なんて当てにするな!
国なんてあてにするな!
役人なんか当てにするな!
役人もまたきっと自宅も家族も大きな被害を受けているだろう。
まず自分を守る家族を守る、それを非難できるだろうか?
それにほとんどの役人は災害のプロではない、素人なのだ!
素人に自分たちの生命・財産をゆだねることができるか?
3年間問題を起こさなければ配置転換。
適当に・・・適当に・・・
仕事をしない人間・・・
仕事ができない人間・・・
そんな人間が評価される奇妙な世界。
支援食糧を数がそろわないのでそろうのを待ってたら・・・腐れてしまった!
被災者の空腹よりも保身、公平でないと非難されたくない!
そんな阪神大震災の時の教訓がなんの役にもなっていない。
これが役人の世界、
これが役人の本質。
こんな役人に気分たちの生命財産をゆだねる?



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亀と兎~イソップ寓話集から

2016年04月28日 04時01分57秒 | 本の中から
ウサギとカメ。
イソップ寓話集の中ではきっと一番有名な話だろう。

あるときカメとウサギが速さのことで言い争った。
そして後日競争することにした。
さて当日、ウサギは持って生まれた速さをたのんでかけることをおろそかにして途中で道をそれて眠ってしまった。
一方カメは自分でも遅いのを知っていたから、休まず走り続けて眠ってる兎のそばを走り抜け、とうとう目的に達してしまった。

地道をこつこつ、
地道にこつこつ。
生まれつきをないがしろにするとしばしば努力に打ち負かされるものだ、といういかにもイソップ風な話だ。

しかしこの話よく分からない。
どうしてカメとウサギが勝負をしたか?
兎にとっては何のメリットもない。
勝って当たり前、負けたら恥さらし。
勝ったからといって誰も褒めてくれない。
それなのになんでこんな勝負をしたのか?
きっとこのウサギはものすごくあほだったのだろう。
他に何も自慢するものがなくてのろまなカメを馬鹿にして、
唯一の得意技かけっこで勝負しようとした。
カメもどうして勝ち目がないのに勝負しようとしたか?
それとも何か勝算があったのだろうか?
短距離走者と長距離走者がマラソンをしたら長距離走者が勝つに決まっている。
だもカメが長距離走者だとはとうてい思えない。
この勝ち目のない戦いをどうしてカメはしたのだろう?

しかしその時ではなくて後日勝負をした・・・
きっとこの間にカメはいろいろ作戦を考えたのに違いない。

たとえば、実はこのウサギとっても呑兵衛だった。
それであらかじめ道の途中に酒を置いておく、
その先にも置いておく、
そのまた先にも・・・
こうして酒瓶をいくつもおいておく・・・
そこでレース。
兎は亀をどんどん引き離す。
すると道端に酒瓶が・・・
通り過ぎた後でまた引き返す。
もうカメとはずいぶん差がついているので
ここらへんでちょっと休憩しようかなぁ・・・
水分補給もしないといけないしね。
そこで酒をぐいぐいぐい。
するとその先にまた酒瓶が!
一杯飲むと止まらない止められない。
酔っ払いのどうしようもない悪い癖。
こうして次から次に酒を飲みとうとう寝てしまった。
そこをカメが一生懸命に、傍から見るとのろのろと、通り過ぎてとうとうゴールに到着してしまった。
・・・というわけ。

でもこの話には無理がある。
兎が酔っ払いではなかったらどうなるだろう?
もちろんこの話は成り立たない。
そこでカメは考えた。
そうだ、よし、韓国ルールで行こう!
審判を買収して、ウサギがゴールに近づくとゴールをちょっと先に移動する。
また近づくとまたまた先に移動する。
これではウサギは絶対にゴールすることはできない。
そのうち疲れ果ててギブアップ。

しかしこんな韓国ルールというインチキな話でなく、本当にカメがウサギに勝つことはできないのだろうか?
鶴は千年、亀万年・・・という。
カメが万年生きるかどうか知らないけど、きっとウサギよりもずっと長生きなはず。
それなら一生かけた勝負をしたらいい。
確かにウサギは亀をずっと引き離して自分が勝ったと思って満足して死ぬだろう。
でもカメはその間もひたすら走り続ける。
地道をこつこつ。
地道にこつこつ。
そして死を迎えたとき知るだろう。
後ろを振り返り、ウサギよりもずっとずっと遠くまで来たことを。
ウサギに勝ったことを。

そう、
地道をこつこつ。
地道にこつこつ。
毎日こつこつ生きたら最後は勝つのだよ。

きっとこの話はこんなイソップの教訓風に終わることだろう。
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