古い電気スタンドが壊れたので、
その部品を使って竹細工でスタンドを作った。
はじめて作ったのでいろいろ拙いところはあるけど、
公民館祭りに出そうと思った。
さて出来上がって電源ON!
うん?・・・点かない!!
スタンドなんて単純な仕組み。
すぐ直るだろうと思っていたのだ。
ソケット部分が悪いのだろうと、外したりまた組み立てたりしたけど、なおらない。
部品を買おうと近くのホームセンターに行ったけどなかった。
なんせ30年も前のスタンドだから・・・
そこでふと思い立って、町の電気屋さんにもっていくことにした。
しかし・・・電気屋さんっていったいどこにあるのだろう?
昔はどこにでもあった電気屋。
もう20年近くも、あるいはそれ以上も行ってない。
電化製品は量販店やホームセンターで買う。
電気屋さんに修理に出すこともない。
これでは潰れていくわけだね。
古い看板だけが侘しくかかってるだけで、閉店してる店がいくつかあった。
そのうちの一つ、パン屋になってるところがあった。
話を聞くと、電気製品はもう扱ってないけど修理はするらしい。
そこで見てもらった。
テスターでいろいろ調べてもらった後、どうやらコードが悪いらしい。
コードか・・・
もうながいこと使ってるのでまず疑うべきだったけど、コードはなかなか外からはわからない。
テスターがあったらすぐに・・・
いやまてよ、テスター持ってたな。
どこかにあるんだけど、探すのが面倒くさい!
ともあれ原因がコードだとしたら、これはすぐに直せる。
見てもらった代金はというと、ついでにパンを買ったのでそれで済ませてくれた。
店の人も久しぶりに電気屋さんになって嬉しかったかもしれない。