ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

チカラシバ

2019年11月14日 19時24分30秒 | 田舎暮らし


春は野の花、秋は雑草。
命の初めの若菜と命の終わりの枯草。
セリや大根やカブ、春の七草には命の輝きがあり、
ススキ、萩、秋の七草は命の終わりの輝きがある。

春は野の花、秋は雑草。
とりわけチカラシバにはもろに「雑草」を感じさせられる。
「雑草」からたいていの人が受けるイメージはというと・・・
たくましい!強い!ひたすら逆境に耐えて生き続けている!
そんなイメージを持つ人が多いだろう。
でもね、とりわけ春の雑草は実はとっても繊細、とっても弱い、.とってもはかない、のだよ。
短い時をあわただしく生きてすぐに次の雑草に入れ替わる。
たくましいのでなく、とってもむなしいのだよ。
短い時を精いっぱいあわただしく生きているんだよ。

そのてん秋の雑草はとっても強いたくましい。
特にその代表がこのチカラシバ。
とっても強くてどこにでもはびこる。
手では抜けない。
まったく厄介な奴。

きっと、生まれは「雑草科雑草属」
きっと、育ちは「雑草郡大字雑草字雑草」なのだろう。
でもねどんなに卑しくても、輝くときはあるのだよ。
日を浴びて今、チカラシバはとっても輝いているんだよ。
チカラシバだけじゃない、どんな人だって輝くときはあるんだよ。

、とっても


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多肉植物~シーオニオン

2019年11月14日 17時41分13秒 | 田舎暮らし
とっても寒い冬日和。
この分では明日は霜が降りそう・・・
そこで気になるのは多肉植物。
日頃ほったらかしの多肉植物。
雨の降るところにおいておけば、
水やりの心配はいらない。
少々の日照りでも構わない。
2週間も雨が降らなければさすがに水でも撒いてやろうかと言う気になるけど、
基本ほったらかしなのだ。
肥料もほとんどいらない。
やらないか、気が向いたときにちょっぴりやるだけだ。
それに落ちた葉からどんどん増えてくる。
それで増えると、とっても得した気分になって、調子にのってどんどん増やす。

ところが・・・
秋の終わりになると・・・

イソップの寓話や堀口大学の「蝉」の詩が身に沁みる。

 蝉がいた
 夏中歌い暮らした
 秋が来た
 困った困った
 (教訓)
 それでよかった

でも・・・いま・・・多肉植物の山を見るにつけつくづく思う

 多肉植物を植えた
 増やし続けた
 秋が来た
 困った困った
 (教訓)
 やっぱり困った

それで今日あわてて多肉植物を室内に入れるために棚を作った。
休みながらやったので一日かかった。
それでまだ接着剤が乾いてないので、今日は使えない。
明日から使うことにした。
それで今日はとりあえず多肉植物は工房に押し込んだ。
ただでさえ陶芸と竹細工でごみ屋敷状態の工房、
この上さらに園芸に占領されてもう足の踏み場もない!
明日からは棚も使えるだろうから、家の中に入れて、工房をもっと整理しよう。
このままじゃみんな共倒れ、陶芸も竹細工もできやしない!!
その上、多肉植物をみな工房に入れ切れたわけじゃない。
シーオニオン4鉢がそのまま外に残った。
シーオニオン原産地は地中海沿岸、それで「シー」
そして茎の根元に玉ねぎのようなこぶができる、それで「オニオン」
とってもかわいい白い花が咲く。
ところがきっと地中海当たりのたんなる雑草だったのだろう。
とっても繁殖力が強い。
50~100センチくらいも成長して子株をどんどん作る。
そして移植するたびに株分けするので、鉢がますます増えていく。

そこで思うのは誰かに押し付けようということ。
我が家のシーオニオンを見て、うっかり「これ何?」とか「これ、いいね」なんて言おうものなら、たちまち押し付けられる。
こうして犠牲者(?)は数知れず・・・といいたいところだけど、
残念ながら今年はカモ(?)は一人しかいなかった。
その不運な人は2鉢も押し付けられてしまった。
というわけで我が家に来る人はくれぐれもご用心を!
でも、まあしばらくはご安心。
これからはシーオニオンは室内でひっそりをと暮らすのだから。
いえいえそうでもないか。
2鉢から8鉢に増えたシーオニオン、そのうち2鉢は人にあげたので、
残っているのは6鉢。
でも今日工房に入れられたのは2鉢だけ。
あと4鉢は外に残っている。
でもシーオニオンは割と寒さに強いので、残りはこのまま外に置いておこうかとも思っている。
もし無事に奇跡的に冬越しできたら、とってもうれしい。
どんどん増やして水仙や芍薬や百合とともにこの農園の花になるだろう。
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