北風と太陽～イソップ寓話集から

北風と太陽がどちらが強いか言い争った。
そこで向こうからやってきた旅人を裸にさせたほうが勝ちだということになった。
まず最初は北風。
びゅ～！びゅ～～！！びゅ～～～！！！
服を脱がそうと吹きまくる。
でも旅人は着物をしっかり押さえて、その上さらに余計な着物まで着込んだ。
北風すっかり疲れてギブアップ。

そこで次は太陽。
暖かく旅人を照らす。
そのうちどんどん暑くなって、旅人は一枚一枚と服を脱ぎ、とうとう裸になって川に飛び込んだ。

この話、なぜか誰でも旅人は男だと思っている。
でもこれが女だったら？
それも若い美人だったら？
話はなんか違ってくる。

北風と太陽がこっそりひそひそ話をしている。
向こうからやってくる旅人の服を脱がそう！
まずは北風。
びゅ～！びゅ～～！！びゅ～～～！！！
（脱げ、脱げ、脱げ！）
でも若い女は、「いや！いや！！いや～～～！！！」
と服をしっかり押さえる。
そこで太陽。
「寒かったね、大変だったね、でももう大丈夫だよ温めてあげるからね」
そして最初はぽかぽか、そのうちぎらぎら。
旅人はさすがにたまらず１枚１枚と服を脱ぎ、最後は真っ裸になって川に飛び込んだ。
この光景を太陽だけでなく北風も物陰から覗いていたのは言ううまでもない。

（教訓）

甘言には気をつけよう！

田舎のネズミと都会のネズミ～イソップ寓話集から

イソップ寓話集を読んでいる。
イソップ（アイソーポス）は奴隷だった。
そのため強者への迎合、へつらい、あきらめ、奴隷根性・・・というマイナス評価で読まれることも多い。
でもそれは強者の読み方ではないだろうか？
奴隷根性というものは一見従順、その実全然素直でない。
そこに皮肉がユーモアが生まれる。
そこがイソップ寓話集の魅力でもある。
自分なりに解釈し、自分なりに話や教訓を変えて読むのも楽しい。

（田舎のネズミと都会のネズミの話）

都会のネズミが田舎のネズミに招待されてやってきた。
出されたのは大麦や小麦ばかりの貧しい食事。
呆れた都会のネズミは
「まるで蟻の暮らしだね、都会にはおいしいものがたくさんあるよ。
おいでよ。なんでも食べさせてあげるよ」
そこでさっそく都会に出かけて行った。
すると今まで見たこともないような御馳走がいっぱい！
びっくりして、嬉しくなって、食べようとすると人間が入ってきたのであわてて穴の中に逃げ込んだ。
それから再び、今度はイチジクをとろうと思ったら、別の人間が現れたて、またもあわてて逃げ出した。
そこで田舎のネズミは
「ではさようなら。うまいものを危険といっしょに楽しむがいいよ。
でも僕は大麦小麦を齧りながら誰も疑わず心配なしに暮らしていくよ」

この話をローマ皇帝マルクス・アウレリウスは「自省録」で短く評している。
「田舎のネズミと都会のネズミ。前者の恐怖と狼狽」
いかにも強者風な都会人風な評だ。

都会では人は自分の時間を人に切り売りして暮らしている。
貴重な時間を人に売っていったい何に変えようというのだろうか？
御馳走に？遊びに？
でも田舎で暮らしたら自分の時間を自分のために使うことができる。
大麦や小麦ばかりの暮らしでもその方がずっと贅沢だと思わない？

竹細工

昨日は久しぶりに竹細工教室に行った。
最近どうも竹細工にのらない。
まっすぐで融通が利かない性格の竹より、
のらりくらり、とらえどころのない土のほうが性に合っている。
それで教室に行っても籠など作る気がしなくて、竹ひごばかり作っている。
竹ひご作りだと何も考えないでのほほんとすることができる。
またそのうち気が向いたら作品を作るつもりだけど、
当分のほほんと行くだろう。

来週は館外研修。
場所はまたしても広島の竹原。
これで３回目・・・あ～あ、
でもまあ呑むのが目的だから、どこでもいいけどね。

日本人が世界最古の人類？

えっ？

日本人が世界最古の人類？
こんな記事を見ると笑ってしまう。
でもあるいは・・・そうかもしれないね。
人類学的には最先端の地はアフリカ。
アフリカから今の人類は始まった。
日本はそのアフリカの地の果てなのだからね。
だとしたら、もっとも古い人類の血が残っててもおかしくない。
弥生人が縄文人・源日本人を駆逐していったように・・・
そして日本でも近畿から離れるほど、東北・北海道・沖縄・・・と源日本人の血が残っているように・・・
人類の先進地アフリカの地の果て日本に旧人類の血が残っててもおかしくない。

でもこの記事、ジョークとして受け止めてもいいけど、あるいは科学的事実だと受け止めてもいいけど、政治的には絶対に受け止めることはできない。
あの史上最大の、最悪の人種差別主義の、ユダヤ人を大量虐殺したドイツから、ドイツの研究機関から出た記事だから。
近代史・現代史を読むとどうだろう？それは白人の、有色人差別の、有色人虐待の歴史ではなかったのだろうか.？.
ドイツのこの研究機関の作ったこの記事を見るとユダヤ人大量虐殺、長崎・広島の原爆、東京・大阪を始め日本全土の都市の民間人の大量虐殺、これを許すことは絶対にできない！

水仙、サクランボ

水仙がいっぱい咲いている。
えっ、どこに？
この写真じゃわかりにくいね。
手前は野原？
いえいえこれでも畑なんだよ。
今農閑期で雑草畑になってるけどね。



ちょっと近づきました。
これだったら誰でもわかるよね、水仙。
今でも日本水仙が１０００本くらい、.
この西洋水仙は２０００本くらいはあると思うけど（数えたことはないけど・・・）
これを１万本にするのが夢。
今田舎暮らし１５年くらいだけど、２０年までには水仙を１万本にして、
みんなを呼んでイベントをして大いに飲み空かすのが夢。



さらに近づきました。
我が家の水仙、種類はそんなに多くない。
たまたまあったのやたまたまもらったのを増やしただけ。
でもこんな小さな小さな水仙だけどみんな集まるとそれは力。
こんな水仙を毎日見て楽しんでいる。



こちらはサクランボ。
もう散りだした。
今年は剪定しすぎでとっても侘しい。



でも、まあ、それはそれで楽しんでいる。

イカナゴ

不漁で高かったイカナゴも去年並みの値段になってきた。
それで我が家でもくぎ煮を作っている。
（自分で作っているわけじゃないけど・・・）
家内も二人とも九州出身、それでイカナゴには恩も義理もないと思いつつも、
たまたま播磨に住んでるのそこはやっぱり一宿一飯の義理、
くぎ煮を作らないわけには行かないだろう。

くぎ煮はまあ好きだけど、食べなければ生きていけない！というほどのものでもない。
ないならないでも全然困らない。
とはいえくぎ煮、
たかがくぎ煮、されどくぎ煮、
今の時期、やっぱりくぎ煮。

ハタケシメジ

ハタケシメジの植え替えをした。
いつもは秋、キノコが出るのが終わってからしていたのだけど、
今年は怠けて今頃した。
残った菌を新しいバーグ堆肥に植え替える。
上手くいったらこの秋にまた出る・・・かもしれない。
最初は上手くいかなかったけどここ数年は出てきている。
でも３年目は全く駄目だ。
これがずっと何年も出て来てくれたら菌を買わなくていいのにな。

チャボ

つがいで飼ってたチャボの雄が死んでから一羽寂しく暮らしていた雌チャボ。
抱きそうだったのでチャボの卵を５個抱かせた。
ずっと１羽だけでいることが多かったのでもしかしたら皆無精卵かもしれない。
それに孵っても雑種。
でも何とか血を残してあげたいと抱かせた。
上手く１羽でも孵ってくれるといいのだけど・・・

日本死ね

もしこの人が保育園に合格してたら、
落ちた人のためにこんなブログ書けた？
きっと通ったら、良かったぁ～！で済ますだろう。
落ちた人のことなぁ～んにも考えなかっただろう。
あるいは落ちた人に内心、ざまあみろ！と思ったかも知れない。
というのも文章がとっても卑しく感じたから。
それにまったく論理的ではない。
日本が死んだらみんなが、あんたが困るんだよ。
それに保育園は民主党のころよりもずっと増えている。
相手のことを.考えたらこんな書き方はできないよ。
こんな短絡的なブログでなく他にやることがあるんじゃない？

「どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。」
えっ、活躍できるの？相手のことも考えることができない人間にそんな能力あるの？
というか活躍しないでほしい！
迷惑なだけ！！

そもそもこんな低次元のブログを何の裏付けもなく国会で取り上げた野党議員の質問自体が問題だ。
国会で取り上げるならどうして事前にこのブログの投稿者に会って話を聞かなかった？！
ブログだけだったら単なる噂話。
噂話を国会で取り上げる、
まるで浮世風呂の政治談議の感覚だね。

それからさらに問題なのは、その答弁。
「匿名なのでお答えできない」
これってもろに官僚の答弁だよ。
まったく心が感じられない。
安倍首相はこの質問がとっても不快だったのだろう、
それできっと官僚が用意した文章をそのまま読み上げただけなのだろう。
ここで、民主党のころよりもずっと努力して保育園を増やしていることを強調し、
これからさらに努力するといったらよかったのだ。
それが政治家の答弁というもの。
するとさすがにあのあほな質問者も藪蛇だったことに気付いただろう。

そに噂のブログです。

　何なんだよ日本。
　一億総活躍社会じゃねーのかよ。
　昨日見事に保育園落ちたわ。
　どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
　子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ？

節酒～秘密兵器

早速作った。
節酒の秘密兵器。
１升瓶に計量容器でちまちま図って、３００ＭＬ刻みに印をつけた。
全部で６つ。
ここに曜日を書いた（写真ではピンボケで読めないけど）
毎日１メモリ分だけ呑んで、７日目（１升瓶が空になったら）は休肝日というわけ。

これで今まで１パックの焼酎が３～４日でなくなってたのが、１週間は持つ・・・はず。
かな・・・？

でも、やるぞ！節酒！！

うぃ～～～・・・

節酒

ちまちまと毎日量を決めて呑むのはなんともみみっちいし、そんな呑み方少しも美味くない。
ミリリットルでなく１杯２杯、せめて１合２合で呑みたいもの。
やっぱり酒は好きなだけ呑み、酔ったら眠る・・・に限る。
そして最後は酔って眠って・・・そのまま起きてこない。
こんな風に終わりたいものだ。

・・・と思って毎日酒を飲んできた。
でもやっぱり呑みすぎのようだ。
毎朝気分がはなはだよろしくない。
なんせ１升入りの焼酎の紙パックが３～４日でなくなるのだから。
これはいかん！やっぱり節酒しよう！！
・・・とこんな軟弱なことを今頃になって考えている。

週に６日は３００Ｍｌまでｌ！
週に１日は休肝日。
これで１升入りの焼酎が１週間持つ。

そこでさっそくやってみた。
一昨日はたまたま酒が切れたのでやむなく休肝日。
そして昨日３００Ｍｌ計って呑んだ。
これが意外といい。
ごくごく呑むのでなく、ちまちまみみっちく飲むのが性分に合っているのかもしれない。
量が決まっているとゆっくり飲む。
量が物足りないとお湯を多く割って飲めばいい。
それに意外と酔えた。
最大の難関は最終日の禁酒。
これを守れるかどうか・・・
あまり自信はないけど・・・
休肝日でなく、休焼酎日にして日本酒やビールを飲むという手もあるけど、
でもまあやってみるか！

ひげ

男だったらきっと誰だってひげを生やしたいと思ったことはあるだろう。
でも伸ばす途中のむさくるしい無精ひげが何とも気になってやっぱり剃ってしまう。

今３週間ひげをそってない。
それでだいぶ伸びてきた。
といってもひげを生やそうと思ってたわけではない。
剃るのが面倒でほったらかしにしてただけなのだ。
そして鏡を見ると、
どう見ても、かっこいい！・・・とは思えない。
むさくるしい、
貧乏くさい、
みっともない、
みじめ、
情けない、
・・・こんな言葉が次々に浮かんでくる。
でもいいんだ・・・
まうちょっと、もうちょっと生やしてみよう。
なんせ、清く・正しく・美しくではなく、
せこく・貧しく・みみっちく、をモットーとして生きてきた人間なんだからね。
この無精ひげ、そんな自分にぴったりなのだよ。

梅は咲いたが・・・

　梅は咲いたが、桜はまだかいな・・・

という季節。
でも気分的には

　杉は過ぎたが、ヒノキはまだかいな・・・

という気分。
相変わらず外ではマスクは欠かせない。

無肥料

自然農法は幅広い農法だ。
人によってみな違う。
そもそも「自然」とは何か？ということからしてみな違う。
でもあえて定義するとしたら無農薬・無肥料・不耕起栽培・・・ということではないだろうか？
しかしその根底には「人工は悪い」「自然はいい」という素朴な前提があるのではないだろうか？

自然は人間のためにあるわけではない。
それどころか人は自然と戦い続けた。
自然っていったい何なのだろう？
里山の自然が本当の自然？
里山暮らしをしててよくわかる、里山って今の宅地造成地。
自然を破壊してできたものなのだよ。
「里山の自然を守れ！」ということは次の時代の人の「宅地造成地の自然を守れ！」って言うことと同じことなんだよ。

ところで本題の無肥料の話。
どうして無肥料がいいの？
というかどうして肥料が必要なの？
という話。

まったくの自然の状態では種から芽が出て成長し花が咲き種ができやがて枯れて再び土に戻る。
そしてたくさんの種類の草が生えては枯れていく。
この循環の中で土地は痩せることなく、循環していくことができる。
ところが野菜を作ると枯れる前に人間が収奪していく。
これを続けるとどんどん土地は痩せていく。
そのためにその分を肥料で補ってやる必要がある。

肥料をやることってそんなことじゃない？
無肥料栽培って自然に全然優しくない。
単に自然から略奪してるだけ！
自然農法なんて自然でもなんでもない、本当は略奪農法ではないか？

ところが実はそうでもない。
ビニールマルチの代わりに草マルチをする、
やがてそれが土にかえり肥料となる。
マメ科の野菜を作った後に他の野菜を植えると、
根粒菌が作る窒素肥料で育つ。
えっ？！それってもろに肥料栽培じゃない.？！
単に.人工の肥料を使ってないだけじゃない。
それだったら「無肥料栽培」でなく「自然肥料栽培」というべきじゃない？！

それに刈り取った草の生えてた土地は？
それを同じ土地で続けるとどんどんそこは痩せていくだろう。

自然栽培の考え方は好きだ、
でも「自然」という言葉を聞くとついつい眉に唾をつけたくなる。
消費者に誤解を与える言葉をつかってはいけない。
消費者に誤解を与えてはいけない。

それに自然農法主義者に言いたい。
たいていの自然農法主義者も肉や卵を食べるだろう？
するとそれに相当する牛や豚や鶏の糞がでるはず。
その糞をどうするの？
たとえ自分では飼っていなくてもみんな家畜の糞の生産者なのだよ。
自分たちが作る糞を川に捨てて汚染させる？
それとも余分なエネルギーを使って焼却する？
どれもいい方法だとは思えない。

自分自身は循環農法がいいと思ってきた。
山羊を飼い鶏を飼い、その糞を堆肥や肥料として土にかえす。
この農園から何も出さない何もいれない。
そんな循環型農法をやりたいなと思ってきた。
（代替わりして今では規模が大きくなりそんなこと言ってられなくなったけどね）
でもこんなの「自然農法」の考え方とはちょっと違うよね。

西向け西！

日本水仙が終わり西洋水仙がぽつぽつ咲き出した。
まだ咲き始めだけど、何千本かの水仙、みな咲いたら綺麗だよ、見ごたえあるよ。
ちょっぴり自慢です。



ところでどうして水仙ってみな西向きに咲くのだろうね。
中には東向きに咲く偏屈な水仙がいてもよさそうだけど・・・
でもなぜか皆律儀に西向き。
まるで「西向け西！」
と号令されているようだね。