足で探して目で探し
最後は足で蹴り倒す
これがタケノコの生涯。
最初は足の裏の感覚で地中のタケノコを探って掘り出す。
この時が一番うまい。
次にそれも面倒になって地面に出てきたタケノコを見つけて収穫する。
そのうちタケノコにはもうあきあき!
次々に出てくるタケノコ蹴り倒す。
最初この蹴り倒す人を見て実に不思議だった。
土地の人は残ったタケノコは蹴り倒さないといけないものだと思ってるらしい。
どうして竹にしないのだろう?
こんなことをしていると竹林全体が次第に劣化していく。
若い竹も育てておかないと・・・
確かに今では竹はあまり使われなくなり、切る人も少なくなった。
それでほっといたら竹が生い茂りたちまちジャングル状態になる。
それで竹を切るよりタケノコの時に蹴り倒しておいた方が楽でいいというわけ。
でも我が家では、蹴り倒すことはほとんどない
収穫するか竹にする。
というよりあまり収穫しないでほとんど竹にした。
竹の葉は山羊の貴重な冬の餌になったし、竹も支柱などによく使う。
でも山羊がいなくなり、冬の餌を心配する必要がなくなった。
それで今年はタケノコを思いっきり収穫できるな、と思ってたら・・・
今年はほんとおかしいよ・・・
めちゃくちゃタケノコの出が悪いし、
竹の葉ももう黄色く色づいてきたのでまもなく収穫も終わる。
でもまあタケノコも毎日食べたのではもうこれで充分!
今年はこれでちょうどよかったけど、来年からは竹をもてあますことになるだろう。
もっと竹を使う方法を考えねば・・・
竹細工には我が家にはない真竹を主に使うけど、
孟宗でできるものも考えてみよう。