私が昼休憩から戻ってすぐ。
本屋のネーチャンが、あがって帰ろうとしていた時。
背の高い、きれいな若い男性客が店にやって来て、
とある雑誌を注文した。
普通に取り寄せることの難しい雑誌だが、
過去に、支店から回してもらったことがある。
大丈夫、取れるだろうと判断した。
客注伝票に記入し、
「お名前と入荷の際のご連絡先をお願いします」
と言ったと思いなせぇ。
彼は名乗った。
聞き覚えのある、その名を。
思わず見上げたその顔は、
とある男性にそっくりだった。
ヒョォ~~~~~♪ と思わず頭の中に歌声が響いた。
okanちゃんの、静かに興奮する様子が浮かんだ。
そして、その注文した雑誌名を思う。
間違いない。
このお客様は、あの方のアレに当たる方だ。
確か同業者だったはず。
帰宅後、ググって、その方のブログを見つけた。
読んでいて、本当にすごく近くにいらっしゃることがわかった。
(もしかして、まったく同じ所だったらどうしよう!)
正直言って、その方ご自身のことは何も知らないのだが、
あの方のアレ、というだけでかなり興奮。
好きな誰か本人に会うより、
好きな誰かの身内に会う方が、興奮度が高いと聞いたことがある。
10数年前、松田聖子ファンだった私は、
新宿のパーラーで、
松田聖子のお母さんと一緒に大きなパフェを食べている女の子、
(=神田沙也加さんですな)・・・を見かけ、
非常に興奮した覚えがある。
P.and(今は廃刊となったマタニティ雑誌)のエッセイ連載中から、
その成長ぶりを読んでいたあの赤ちゃんが、
目の前でパフェを食べている~と思ってさ。
今度は、その時の赤ちゃんが光枝さんと共演するわけだけど。
閑話休題。
あのお方のアレに当たる、そのきれいな男性の注文は、
ちゃんと支店に手配した。
何事も問題がなければ、私が店にいる時に入荷するだろう。
入荷の連絡を入れるのは私だ。
(きっと留守番電話だけど)
買いにいらした時にも、自分がレジにいたいな~。
ネーチャンを引き止めて、
「ねぇねぇ、今のお客さん、○○××さんのアレだよ」と言うと、
「その、○○××さんって誰なんですか」だと。
「そう来たか」
え~、知らなかったかなぁ。
観たことなかったかなぁ。
う~む。
その後、ネーチャンからメール。
「○○ナンヤラさんは、今、ベローチェで私の隣にいます」
そのお客様のおかげで、ちょっと楽しかった今日一日。
ごく狭い範囲ですが、わかる方だけわかってください。
わからない方、ごめんね。
どうしても知りたい方、メールかメッセージくれたら教えるわ。
(個人情報を除く)
なんだか朝から落ち込んでいた。
深夜2時半に寝ぼけながら電話したら、
「今、家に向かって歩いているところ」
と言っていた息子が、
朝の4時過ぎても帰っていなくて、連絡もつかないと、
どこかに生きてることはわかっていても、
不安でたまらなくなる。
結局、どこかで眠りこんでいたらしく、
昼過ぎに帰って来たらしい。
(代休で家にいた娘からのメールで知った)
店長からは、
「レジで歌わないでください」
と怒られるし。
(そりゃ、ごもっとも!
でも誰もお客さんのいない時に小さくハミングしてただけなのに~)
夕方になると、
なぜかノダメの所にテレビの取材が来ていて、
ネーチャンと話をしていたら、
「話してると声、入りますよ」
なんて店長に言われるし~。
入るわけないじゃん。
マイクもないし、かなり離れているのにさ。
第一、黙っていなければ声が入ってしまうような
テレビの取材なら、受ける前に私たちの意志も確認してよ。
うっとうしくて、迷惑で、落ち込んだ~。
なんか今日は浮上できない。
夕方、娘と待ち合わせてベローチェに入ったが、
15分でサンドイッチをぺろりと食べて、
「じゃっ! 先に帰ってる」
と娘が言ったので、
おまえ、それは人の道に反するだろうと、ムカつく。
娘と待ち合わせてさえいなければ、
私は、昼も夜も、ベローチェのサンドイッチなんか、
食べずにすんだのに。
15分でとっとと帰ってしまうのなら、
私は家で、納豆ごはんでも食べた方がマシだった。
フテ寝。
その後、娘と一緒に、
映画「クレヨンしんちゃん・伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!」
のDVDを見た。
「インベージョン」の原作でもある、
ジャック・フィニイの「盗まれた街」が骨組みに使われている。
それをあきらかにするために、
「ジャクリーン・フィニイ」という人物も登場する。
それで、見てみたかったんだけど。
イマイチ。
クレヨンしんちゃんは、
「オトナ帝国の逆襲」が最高傑作だと思う。
きのうはあんなに楽しかったのに、
なんで今日はこんなに落ち込んでいるのかしら。
自分自身がめんどくさい。