ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

11月14日(水) 名医タテオカ先生

2007-11-14 23:04:32 | 

我が家の双子猫の片割れ、タクトがなんだか具合が悪そう。

2~3日前に、娘が気づいた。
「タクトの様子がなんだかおかしいんだよ」

タクトは年がら年中、娘にひっついている。
眠る時も、娘の胸の上に乗っかって寝ている。
(重くて苦しそうだが、娘は平気で寝ている)

だけど、どこがどう変なのかよくわからない。

確かに元気がないのだが・・・
熱っぽいわけではないし、
吐いたり、下痢したりするわけでもなし、
チャチュケのように痙攣するわけでもなし、
鼻水たらしているわけでもない。

一番、普段のタクトの様子に詳しい娘に、
「どこがどう変なのか箇条書きにしてくれ」と言うと、
娘は、

@ ゆっくり歩く
@ シャーって言う
@ 鳴く
@ プリンターに反応しない
@  押入れで寝る

・・・と書いた。

これじゃ、第三者に「様子が変」だと伝わらないじゃん!

つまり、いつもはタッタカ走り回っているタクトの動きが、
なんだかすごく鈍くて、
一番なついている娘が抱いたら怒って威嚇し、
普段全然鳴かないのに訴えるように鳴き、
プリンターが動き出すと飛んで来て見学するのに、
それにもまったく動こうとせず、
暗い所にひきこもって、態度が非常に暗い、と。

娘はそういう事態が、異常だと言いたいわけだ。

私はタクト伝説の名医・タテオカ先生の所へ連れて行くことにした。

夕方、息子と待ち合わせて、
息子にタクトを入れたバックを抱えてもらい、
電車とバスを乗り継いで行く。

(約束していた息子が、家にいなかった時、
  タクトも、私の脚も、どうなってもいいのか!
 と、私はキレた。
  しかし息子は、けろっと忘れていただけで悪気はなかったらしく、
  すぐに、出先から飛んで来てくれ、タクトにも、私にも、やさしかった。
  タクトがピョーピョー鳴くと、手をつっこんで撫でてやり、
  『撫でてないと鳴くんだよ』と言う。
  猫のことは愛しているのだ。これが何よりも救い)

すると病院のシャッターが半分しまっているではないか。
そして、ドアに先生のメモ。

「死んでいます。ノックしてください」

死んでたら困るじゃないかとノックしたら、
先生は生きていた。
ヒゲボーボーで、おでこに冷えピタ貼って。

「熱があるんですか、大丈夫ですか」と聞くと、
「大丈夫じゃない」と言う。
それでも、動物たちのために病院を開けているのだ。
ありがたいけど、先生、休めばいいのに。

こんな状態の先生に、
こんな半端なタクトの状況を、どう説明しよう。

「で、どしたの」と、ダルそうに言う先生に、
「とにかく、おかしいんです!」と訴える。

先生、いつものようにバックの中に手を入れて、
(猫が怖がるので先生は極力外に出さない)
タクトをあちこち撫でまわし、
「これは頸だね、頸を痛めてる」と、
注射を2本してくれ、飲み薬もくれた。

チャチュケの癲癇の薬は、現在品切れだそうだ、残念。

先生は重いタクトを運んで来た息子を見上げ、
「何食って、こんなにでっかくなるんだ?」と言ったので、
ちょっと、私の気持ちも安らいだ。
息子は芯の所では何も変わっちゃいない。

息子はタクトを家まで送り届けてから、友達の家へ行った。
本当に助かった、ありがとう、男の子がいてよかったよと、
これでもかというほどお礼を言っておいた。
いいことしてくれたら、誉めなくちゃね。

娘のバイト先に行って、タクトの状況を報告。
夫とも、そこで合流。

どうして頸なんか痛めたんだろうねという話になり、
「キラにいじめられたんでしょ」と、全員の意見が一致した。
キラ、信用ない。
キラ、評判悪い。

帰宅すると、タクトは写真のような表情で、
少し、元気が復活していました。

病気といえども、すごい、タテオカ先生!
長生きしてください。

コメント (4)
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