4月14日(火) 9/16℃
社会保障それぞれ
会社をしている頃、小学生の子供を連れてコペンハーゲンへ出張したことがあった。 ところが子供が旅の疲れか急に腹痛になりホテルでどうしたらいいのか慌てた。 現地駐在員に頼み朝一番で病院へ連れて行ったが異国で不安だった。 とにかく早く治してもらいたく必死だったが、診察してくれた大きな病院の女医は親切丁寧に時間をかけて診察し、治療してくれて大事に至らなくて安堵した。 薬も貰いさて支払いは?
外国での医療費は桁違いに高いからと思って覚悟していたが、聞いたらみんな笑って手を振った。 何なに!? デンマークでは外国旅行者も含めて医療費は全て無料だとの事。 ちなみに老後の施設も全て無料・・ その為に国民は毎月多額の税金を納めているのだ・・ と。 社会保障制度が充実していて老後の心配がいらないからその為の貯金をしなくてもいいのだとか。 なんとも羨ましい限りで感激した。
翌年、同じように仕事を兼ねニューヨークへ行ったが、現地案内人を頼みアーチストらの創作作品を探しに下町の倉庫地区を巡った。 そこで見た光景は貧富の差を見せつけられ医療もまともに受けられない貧しい人々と不潔な生活環境だった。 現在、新型コロナウイルスによる感染者数、死者数が世界最多というニューヨークだが変に納得できる。
国の社会保障制度の重要性を認識したが、さてこの日本は・・
今朝の千里南公園から・・