そして始まった代表者会議(日本で言う、監督会議です)
誰がどこに座っているのか、全然分からない
分かるのは、日本チームの人たちと、昨日から行動を一緒にしている審判員の人たちくらい
横断幕が貼ってあるってことは
こっちが上座なんだ
審判員と記録員たちは、細長い「ロの字」型のテーブル席に着いた各国のチーム代表者&アジアソフトボール連盟の役員さんたちの外側を囲むように座りました
役員さんたちだけ、なんかゴージャスな椅子で
特に真ん中に座っている女性の椅子は、皮張りだったような
チーム代表者と私たちは、会議室とかにある一般的なパイプ椅子でした~
最初に挨拶された方は、中央左側の男性・・・見たことあると思ったら、この方はISF(国際ソフトボール連盟)の元president
ドン・ポーターさん
現在は顧問をされているらしい
2020年の東京オリンピックで競技を復活させるべく、内側・外側からの活動を続けているみたいなお話がありました
このあと、中央右側の男性韓国ソフトボール連盟のpresidentがご挨拶
事故なく無事に進めたいことと、スポーツマンシップとフェアプレイのお話をされたと思います
続いて、真ん中の女性が話し出しましたベン・チューさん
アジアソフトボール連盟のpresident(会長)で、ISFの事務総長
らしい
アジアのトップは女性がやってるんだ
知らなかった
この方がたくさんしゃべって・・・あ
会議は英語です
韓国のプレジデントには、すぐ隣に通訳の女性がいました
でも、ほかには通訳はいません
ベン・チューさんは、すべての審判員・記録員の紹介も含め、たくさんお話しました
全部英語なので、聞きとれた単語などをノートに必死に書き留めました
以下、ちょっと変な日本語になりますが、ほぼ直訳なのでご容赦ください
2020年の東京オリンピックでのソフトボール競技復活に向けて、日本が懸命に取り組んでいる。playerumpire
supporter
たちが一体となってchallenge(チャレンジ)をcontinue(続けている)が、まだ結果は出ていない。これまで以上に頑張ってこの活動を続けることで、オリンピック競技へ復活することを信じている。韓国は baseball crazy (ベースボール・クレイジー)な国だ。この大会でそのフィーリングを見せ、ベストを尽くさなければならない。すべてのスタッフにおいて、いい仕事ができることを信じている。
この演説のあとだったか、 chief umpire(チーフアンパイア)3人と、chief scorer(チーフスコアラー)1人が先に紹介され・・・なんと、チーフスコアラーは私だったえーーーっ
まじか
今、初めて聞いたよーっ
そういえば、会議が始まる前、女性から名前を呼ばれて
返事をすると、ニコって笑顔を返されたような気がしたんだけど、その確認だったのかな~
全ての審判員・記録員の紹介が終わると、スケジュールとプレイヤーに関する質問があるか、みんなに尋ねましたリーグ戦は1日4試合で、Wヘッダーもある
大会期間は6日間と決められているので、6日間で完了しなければならない
休みの日はありません
ウォームアップ会場の説明と、インドアアリーナを使っていいってコトの説明
練習会場から本会場へは歩いていってください
本会場でのフィールディングは、各チームとも一番最初の試合だけです
このあと、スターティングラインナップを試合開始の何分前に出せばいいか、30分前か45分前かどっちにするのか、私に振られました最初、30分前でいいって言ったんだけど
それ以上遅くなると大変だからって、45分前に出してもらうことになりました
タイミング(提出時刻)はとても重要だから、守って欲しい
提出先は、審判長のジミーさんです
あとでバッティングテスト(バットの反発力のテスト)をします。日本ソフトボール協会がそのマシンを提供してくれました
ルールは、ISFオフィシャルルールでやる
20秒ルール(キャッチャーからピッチャーに返球されてから投球するまでの時間)は、韓国・フィリピン・タイは慣れていないと思うので気をつけて欲しい
また、テンポラリーランナーという新しいルールが適用されている
会議の終盤、アジアソフトボール連盟の副会長で、日本チームの団長を務める宇津木妙子さんが(日本語で)決勝トーナメントをテレビ放映することと、日本からオリンピック競技復活に向けた横断幕を持ってきたこと、復活に向けて6カ国で力を合わせて取り組みたい旨の挨拶をし日本チームのルーシー・カサレスコーチが英訳しました
宇津木さんのお話が終わると野球とソフトボールの新しいロゴのご披露がありました
掲げている人は、Mr.See
この方は、マレーシアのソフトボール連盟の会長で
これから毎日、毎試合、私がお世話になる人でした
そして最後にベン・チューさんが、「Player is first
選手が一番だ
フェアプレイでアジア競技大会を成功させよう
」と締めくくりました
なにかちょっと笑えることがあって・・・たしか、何か質問はって、いろんなシチュエーションで何回も聞いたのに、全然なくって
その時、「This is good! Happy family! Have a good competition! Happy good softball familly!」って感じで、笑顔がのぞく場面もあったりして
和やかに終わりました
一旦部屋を出て、スコアラーの女性と話をしていると私が呼ばれたので、なんだろうと言ってみると
予選リーグ15試合の先攻(visiter)後攻(Home)と、ユニフォームの色を決めるから、立ち合うように言われました
最初は何をどうやって決めているのか、よく見てよく聞いて探り
ちょうどそこに、北京オリンピックで金メダルを取った江本さんが、韓国の帽子をかぶってそれに参加してて
江本さんは昔、兵庫の藤原先生に紹介していただいたことがあったので顔見知り
いろいろ教えてもらいました
助かった~
今日からお昼はお弁当ですここで出されるお弁当はどデカい
日本ののり弁の2倍くらいの大きさのお弁当ケースです
ほぼ全部食べられました~
このあと、審判員と記録員の会議が行われ
この席上で、アジア大会に参加したことを記す「DIPLOMA」賞状の隣にメダルが入ってる厚紙でできた盾をいただきました
ところでさ・・・チーフスコアラーって何やるのかなな~んて、実はのんきなこと言ってられたのもここまで
記録員は、韓国のスコアラー3名に私を加えたわずか4人
その3人のうち1人はパソコンしかできず
書けるのは私含めて3人って~
オリンピック競技に
野球とソフトボールを復活させよう
バックソフトボール&ベースボール
再び野球とソフトボールがオリンピック競技として採用されるよう復活へ向けた取り組みや活動を続けよう
平成20年(2008年)9月15日更新BACKSOFTBALLオリンピック競技復活へ向けて
~坂井アニからのメッセージ~
YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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