Mr.SEEから手渡されたスコアカードは世界野球ソフトボール連盟のロゴが入った新しいもの
でもね、よくよく見ると・・・全部ホームチーム用(後攻用)のスコアカードということに気がついた
ビジター用(先攻用)のスコアカードが無いか、聞いたんだけどね・・・ないみたい
つまり、umpireの名前を書くところがない
ランニングスコアを書くところもない
時間を書くところもない
海外に行けば、日本の「あたりまえ」は通用しない
「何があっても想定内」と思って行きましたが、またまたここでも
しょんないから、フリーハンドで余白に書きました~
朝からドタバタ続き最初の日はこんなもんかぁ
そんな中、始まった大会初日の初戦はいきなり日本戦
タイとの力の差を見せつけ、毎回得点で 10-0 の4回コールド勝ち
試合終了時間を書いて、我慢してたトイレにかけこみ
席に戻ってから、ボックススコアの見直しを始め
そんなことしてたら、第2試合のオーダー表が来て
おお
次の試合の支度もしなくちゃ
そういえば、PC入力分が official だって言ってたから、仕上げはあとでいいのか
なんて思いながらもぼちぼち仕上げ
PC入力済みのメディア用 Box Score と照合するのね・・・なんだかメチャメチャじゃない
どーすりゃーこんな数字出てくるの
って思うような間違いが散見
なので、直しにも手間取ったものの、なんとか完成
その Box Score に、私のサインをかけと言われ
何て書くのか聞いたら、最初に漢字で書いて、そのしたにローマ字で書いて、その下に「 Chief Scorer 」って書くように言われ
なんだか重いな~なんて思いながらも(重いだけに
)書いて、手渡し
次の試合の支度を始めていたころ、ベンチューが目の前にやってきた
ちょっと怒ったような雰囲気で、強めの口調で英語でベラベラいろいろしゃべられたっ
第1試合の Box Score をメディアに出すのに40分もかかった
なにやってるんだ
遅くても20分で出だせるようにしてくれ
みたいなことをコンコンと言われ
ここでやっと記録のフローが理解できました
1.日本では集計が終わって、点検も終わってからPC入力するのが普通なんだけどここでのPC入力は、試合と同時進行で横で作ってた
アシスタントの隣に居たのに何やってんのかな~くらいにしか思ってなかった
なので・・・試合終了後、勝ち投手と負け投手を入力すれば、 Box Score はすぐに完成するらしい
・・・なんだけど~っ
ほとんど「記録は素人」の人が入力しているため、間違いが多い
2.自分が書いたスコアカードをスピーディーに集計して、PC入力分との照合をさっさとやる
3.修正し、完成した Box Score にサインをして、このあとMr.SEEのサインがもらえるとメディア関係者やホームページにアップできる
正確性もさることながら、スピードが求められているコトを確認なんか、仕事やってるみたい~
集計までの流れをサクサクやっていかなくちゃ~また怒られちゃう~
お昼をのんびり食べてる暇はないぞー
と、第2試合が終わってサインしたあとに、ちょっくり席を離れ
2時少し前にお昼にありつき
食べ始めたところ、日本チームの総務・藤井さんが来て、差し入れを持って来てくれました~
わーーっおむすびだー
日本を離れて、まだ3日目くらいなのに
懐かしい味でした~
とにかくコミュニケーションは英語のみ
しかも、カタコトの英語なので、日本人の顔見るだけでもホッとしたし
日本人と日本語を話すだけでもホッとしたし
それに加えて、日本食のおにぎり
スゴくホッとしました
実はこのおにぎり、宇津木さんが気を回してくれたらしいんだけど
なんかね、全然普通に食べられるんだけどね、2時過ぎると捨てなきゃなんないらしい
それで、ここにおこぼれが
ラッキーでした~
日本の選手たちとおんなじお昼だー
観客はソコソコ入ってるみたい私の留守は、2人のアシスタントがカバーしてくれました
ありまとー
この日の日本はダブルヘッダー第4試合でフィリピンと対戦し、10-2 の5回コールドで勝利
試合が終わったのは、5時44分
6時過ぎには帰れたと思うんだけど
というのも、ベンチューから言われてフローが分かったので、第2試合と第4試合は試合終了後7分でスコアカードを仕上げることができまして
このあと Box Score との照合してサイン
目標の時間内に収まったと思います
これも、Chinese Taipei 式だからこそ
このスコアカードだからこそ
ってところが大いにあると思いました~
スコアカードは最終日にまとめてもらうとMr.SEEに言われ・・・ってことはさ、それまで私が預かるのね Chief で、Official Scorer で、Check も私って、ちょっと怖い感じもしたものの
書く時は、日本と同じようにぼやきながら(6-3とかね
英語だけん
)書くことで、アシスタントとPC入力者との意思の共有をしてたので、大きな間違いはないだろうと思ってたんだけど
ホテルに帰り、夕ご飯を食べて
部屋に戻ってから今日のスコアカードを見直すと・・・結構間違ってるじゃん
こりゃ、言わなくちゃー
サインしちゃったけん、直せるかなぁ・・・また怒られちゃうかしん
もう、不安でいっぱい
なんだか音がすると思って外を見てみると花火だーっ
夏の終わりに花火かぁ、いいねぇ
明日、あさってと1日4試合が続きます・・・やりがいあるねぇそれに、Only One の Official Scorer だから、風邪も引かれないし、体調も崩せないぞー
睡眠時間もちゃんと取らなくちゃ~
韓国では、スコアカードに平気でラインマーカーしてましたそして、ペンで書くんだよね~
でもって消す時は修正ペン
だからかな、私の書いたシャーペンの字がね、コピーするとかすれちゃってて
ちなみにコピーはカラーでした~
コピーの部屋で、シャーペン貸してって言ったら、シャーペンを誰も持ってない
ボールペンならあったけんね~
ところ変われば、みんな変わる
あとね、自責点が違った
日本では原則として、ピッチャーが交代したときに残したランナーの数だけ、前任投手の失点・自責点になるけど
韓国スゴいよ
半分なの
これには驚いたっ
それでもね、カルチャーショックはまだまだ序の口でした~
オリンピック競技に
野球とソフトボールを復活させよう
バックソフトボール&ベースボール
再び野球とソフトボールがオリンピック競技として採用されるよう復活へ向けた取り組みや活動を続けよう
平成20年(2008年)9月15日更新BACKSOFTBALLオリンピック競技復活へ向けて
~坂井アニからのメッセージ~
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