ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

アーセナル2 - WBA0

2009-09-24 15:54:18 | イギリスの生活
火曜日はエミレーツスタジアムに、カーリングカップ(リーグカップ)第3回戦を見に行った。対戦相手は、現在チャンピオンシップ第1位で、やはり今季プレミアリーグから降格したミドルスブラに5対0で快勝した直後のウェスト・ブロミッジ・アルビオン(ウェストブロム)。



アーセン・ヴェンゲルはカーリングカップを若手の登竜門と位置づけていることから、この日は一軍選手は起用されず、すべて二軍およびユースチームの選手からなる陣容が予想されていた。そのせいもあって、この日の入場料は大人10ポンド、子供・60歳以上は5ポンドというプロの試合としては、破格の安さ。前回観戦したFAカップの対ハル戦は32ポンドで、来週のチャンピオンズリーグのオリンピアコス戦は46ポンドである。

入場料の安さもあり、この日は家族連れや若いカップル、若者のグループが多かった。子供にフットボール体験をさせるには格好の機会である。スタジアムはお祭り気分てきな雰囲気。わたしとしては、前回のハル戦のほうが、真剣なサッカーファンや熱心なアーセナルファンが多くて、ずっと感動的だった。わたしはどうも、おじさまたちの中にいたほうが落ち着く。

スタジオ観戦2度目となると、やはり感激度が若干落ちる。おまけに、「アーセナルファンはみんな立ち上がって」というような応援(?)をするグループがあって、近辺の人たちが立ち上がるものだから、あまり試合を見ることができなかった。「座ってよ!」という子供の訴えが聞こえてきて、気の毒なくらい(わたしも背が低いから、気持ちはよくわかる)。特にアーセナルの攻撃となると、まったく見えなくて、ため息か歓声かという周りの反応でゴールか否かを知るという具合。

試合のほうは、若干期待はずれであった。特にジャック・ウィルシャーには期待が大きかっただけに、活躍が見られず、やや失望。一方、交替要員として出場した直後から試合に大きな影響を及ぼしたカルロス・ベラには感心させられた。昨季ACミランで過ごしたフィリップ・センデロスの働きにも満足。第4GFのシュチェスニーは落ち着いていて、判断にも危なげなく、過去2試合一軍のゴールを守った第3GFマノーネよりもいいかもしれない。

期待したほどいい試合ではなかったものの、2対0で勝ったし(今回もすべてのゴールはわたしの座った側だった)、やっぱり観戦体験は楽しい。