昨日(5月1日)はスペインの母の日だった。どういういわれなのかは知らない。父の日は3月19日で、これは聖ホセ(キリストの父親のヨセフ)の祭日のためだからだ。5月1日も聖母マリア関係の祭日なのだろうか。正式には労働者の祭り、メーデーということになっている。
今日(5月2日)は祭日でスーパーをはじめ、店は閉まっている。あちこちの建設現場のクレーンも動いていない。イギリスでも今日はバンクホリデー(国民の祝日にあたる)で、わたしも仕事がない。こちらもメーデーを記念するものであるが、メイフェアと呼ばれる、春の訪れを歓迎する伝統的な祭りとも重なる(詳しくは、”Anglo-bites"(イギリスつまみ食い)の5月の行事をご参照ください)。
今日は数週間ぶりの雨降りなのだが、昨日は最高気温も25度を超えて、とてもいい天気だった。ペドロランドのイギリス人住民・アンとジムが土地を買って家を建てているという、内陸部の小さな村までドライブをした。ペドロランドからは車で1時間ほどの距離なのだが、ずいぶんと風景は異なる。少し内陸部に向かうと、平地から突然隆起したような岩の塊の山が現われる。そこを超えると、ちょっとした山脈というか高地になるのだが、日本の山のイメージとは全然違う。緑ではなくて、薄い黄色なのだ。白っぽい岩肌に縞状に緑の潅木が生えている。まるで、マカロニ・ウエスタンの風景のよう(ちなみに、イギリスでは「スパゲティ・ウェスタン」というのはおもしろい)。
海のそばの住宅地ペドロランドとはまったく異なった風景で、たまにドライブに出かけるのには興味深いが、ここには住めないと思った。どこに行くにも車で20分はかかるだろう。自然に囲まれているのはいいが、この白茶けた風景は美しいというものでもない。
そろそろ2時になるというので、レストランで昼食を取ろうということになった。が、5月1日にはスペインで外食をするものではない。2軒ほど街道沿いのレストランをのぞいたが、どちらも貸切り状態で入ることができなかった。店内は着飾った人たちでごった返している。子供の最初の正餐式のお祝いパーティーだ。この日には集団の聖体拝領が行われたようで、どちらのレストランでも数家族のパーティーが開かれていた。社交界のデビューのように、1年の特定の時期に全員まとめて行われるのだろうか。主役の子供たちの姿は見えなかったが、最初の聖体拝領は、13歳くらいだということだ。女の子は、キリストの花嫁ということで、純白の衣装をまとい、男の子は黒のスーツに白のシャツを着るそうである。カトリックの国独特の儀式らしい。
こうして、適当なレストランは見つからず、とうとうペドロランドに近い、なじみのレストランに行くことになった。スペイン人の多い海辺のリゾート地なのだが、ここもたいへんな人出であった。もちろん、近くに教会はないので、聖体拝領が理由ではない。ただ単に、多くの人が浜辺に繰り出したというだけであろう。スペイン人の男性と椅子の奪い合いをし、ウェーターに注文を取ってもらうのに30分もかかった。5月の最初の日曜日にはスペインで外食をするものではない。
今日(5月2日)は祭日でスーパーをはじめ、店は閉まっている。あちこちの建設現場のクレーンも動いていない。イギリスでも今日はバンクホリデー(国民の祝日にあたる)で、わたしも仕事がない。こちらもメーデーを記念するものであるが、メイフェアと呼ばれる、春の訪れを歓迎する伝統的な祭りとも重なる(詳しくは、”Anglo-bites"(イギリスつまみ食い)の5月の行事をご参照ください)。
今日は数週間ぶりの雨降りなのだが、昨日は最高気温も25度を超えて、とてもいい天気だった。ペドロランドのイギリス人住民・アンとジムが土地を買って家を建てているという、内陸部の小さな村までドライブをした。ペドロランドからは車で1時間ほどの距離なのだが、ずいぶんと風景は異なる。少し内陸部に向かうと、平地から突然隆起したような岩の塊の山が現われる。そこを超えると、ちょっとした山脈というか高地になるのだが、日本の山のイメージとは全然違う。緑ではなくて、薄い黄色なのだ。白っぽい岩肌に縞状に緑の潅木が生えている。まるで、マカロニ・ウエスタンの風景のよう(ちなみに、イギリスでは「スパゲティ・ウェスタン」というのはおもしろい)。
海のそばの住宅地ペドロランドとはまったく異なった風景で、たまにドライブに出かけるのには興味深いが、ここには住めないと思った。どこに行くにも車で20分はかかるだろう。自然に囲まれているのはいいが、この白茶けた風景は美しいというものでもない。
そろそろ2時になるというので、レストランで昼食を取ろうということになった。が、5月1日にはスペインで外食をするものではない。2軒ほど街道沿いのレストランをのぞいたが、どちらも貸切り状態で入ることができなかった。店内は着飾った人たちでごった返している。子供の最初の正餐式のお祝いパーティーだ。この日には集団の聖体拝領が行われたようで、どちらのレストランでも数家族のパーティーが開かれていた。社交界のデビューのように、1年の特定の時期に全員まとめて行われるのだろうか。主役の子供たちの姿は見えなかったが、最初の聖体拝領は、13歳くらいだということだ。女の子は、キリストの花嫁ということで、純白の衣装をまとい、男の子は黒のスーツに白のシャツを着るそうである。カトリックの国独特の儀式らしい。
こうして、適当なレストランは見つからず、とうとうペドロランドに近い、なじみのレストランに行くことになった。スペイン人の多い海辺のリゾート地なのだが、ここもたいへんな人出であった。もちろん、近くに教会はないので、聖体拝領が理由ではない。ただ単に、多くの人が浜辺に繰り出したというだけであろう。スペイン人の男性と椅子の奪い合いをし、ウェーターに注文を取ってもらうのに30分もかかった。5月の最初の日曜日にはスペインで外食をするものではない。
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