<あらすじ>
宝石 美輝(たからいし みき)は、東大経済学部の才媛だが
美貌ゆえにプライドが高く、傲慢な性格。
ミスキャンパスで優勝し、転倒したところを助けた
斉藤 裕雅(さいとう ひろまさ)とたちまち恋に落ち、
ブルガリの広報に就職して順風満帆かと思われた。
しかし裕雅には多数の女性がおり、屈辱を味わった美輝は、
政治家の斉藤家に対する復讐に
総理大臣になることを目指すのだが・・・
(以下ネタバレあり)
<感想>
お子ちゃま向け政治ドラマでしたね。
女子中高生がこれを見て、
政治はおじさんおばさんの物ではなく、
誰もが参加すべきものだと知ることが出来るでしょう。
(立候補の流れが簡単に紹介されているし、
彼女たちが政治に関心を持ってくれたら良いですね)
しかし、肝心な所が描かれておらず、
大人の鑑賞に耐える映画ではありません。
洋画の「キューティ・ブロンド」を彷彿とさせる設定なのに
全く及びません。
美輝が復讐のため政治家を目指すのはいいのですが、
彼女の政治理念が何なのか描写が無い。
「東大経済学部」卒の設定なのだから
「日本経済を良くしたい」とか。
女性を蔑視する裕雅への復讐なのだから
「男女平等にチャンスを」とか。
架空の政党を描いているのが限界なのか、
全く描写が無いのはどうかと思いますよ。
結局、抽象的な理念と、知名度だけで
選挙を乗り切ってしまうのは、
日本の今の政治のダメなところそのまま。
特にモヤモヤしたのは、
彼女が選挙中のスキャンダルを
テレビ生放送で追求されるシーン。
彼女がなんと切り返して乗り切ったのか、がない点。
彼女が動揺して固まっておしまい。
「東大経済学部卒の才女」なんですから、
上手く切り返した描写が無いのは、どうかと思いますよ。
全般に、美輝が頭よさそうに見えないし
努力している描写が少ないので、
魅力的なキャラクターに見えないのが、本作の最大の失敗。
あと、美輝と、選挙参謀の門脇がくっつくのは予定調和としても
選挙が終わる前に、あの場所はないでしょう……
宝石 美輝(たからいし みき)は、東大経済学部の才媛だが
美貌ゆえにプライドが高く、傲慢な性格。
ミスキャンパスで優勝し、転倒したところを助けた
斉藤 裕雅(さいとう ひろまさ)とたちまち恋に落ち、
ブルガリの広報に就職して順風満帆かと思われた。
しかし裕雅には多数の女性がおり、屈辱を味わった美輝は、
政治家の斉藤家に対する復讐に
総理大臣になることを目指すのだが・・・
(以下ネタバレあり)
<感想>
お子ちゃま向け政治ドラマでしたね。
女子中高生がこれを見て、
政治はおじさんおばさんの物ではなく、
誰もが参加すべきものだと知ることが出来るでしょう。
(立候補の流れが簡単に紹介されているし、
彼女たちが政治に関心を持ってくれたら良いですね)
しかし、肝心な所が描かれておらず、
大人の鑑賞に耐える映画ではありません。
洋画の「キューティ・ブロンド」を彷彿とさせる設定なのに
全く及びません。
美輝が復讐のため政治家を目指すのはいいのですが、
彼女の政治理念が何なのか描写が無い。
「東大経済学部」卒の設定なのだから
「日本経済を良くしたい」とか。
女性を蔑視する裕雅への復讐なのだから
「男女平等にチャンスを」とか。
架空の政党を描いているのが限界なのか、
全く描写が無いのはどうかと思いますよ。
結局、抽象的な理念と、知名度だけで
選挙を乗り切ってしまうのは、
日本の今の政治のダメなところそのまま。
特にモヤモヤしたのは、
彼女が選挙中のスキャンダルを
テレビ生放送で追求されるシーン。
彼女がなんと切り返して乗り切ったのか、がない点。
彼女が動揺して固まっておしまい。
「東大経済学部卒の才女」なんですから、
上手く切り返した描写が無いのは、どうかと思いますよ。
全般に、美輝が頭よさそうに見えないし
努力している描写が少ないので、
魅力的なキャラクターに見えないのが、本作の最大の失敗。
あと、美輝と、選挙参謀の門脇がくっつくのは予定調和としても
選挙が終わる前に、あの場所はないでしょう……