ところで、当ブログのカテゴリ名を
「宝塚・OSK」から
「OSK・宝塚」に変更しました。
というのも、気持ちの上でOSKを中心にみているからです。
私は2006年頃からOSKに関心が出てきて、
翌2007年に初めて観劇。
以来、観劇回数は極めて少ないのですが、
ずっと応援してきたつもりです。
一方、宝塚は2001年春からのファン
でした。
一時期は私設FCにも入会していたほどですし
データ系ではかなりハイレベルなファンだと自負しています。
さて、私の心が宝塚から離れてしまう要因はいくつかありますが、
決定的だったのは、あの"いじめ事件"に際して発掘された
96期生の下品ブログ問題
とそれに前後した
音楽学校・劇団の対応
であることは明記しておきたいと思います。
この下品ブログの内容は、とても正視できるものではなく
宝塚のブランドイメージを完全に破壊したと言っても良いでしょう。
想像を上回る下劣さであり、当該生徒を許すことはできません。
怒りと言うより、呆れと悲しみですね。
当該生徒はS.Wと言う名の某県出身の生徒で、
醜態を自らブログで世界中に配信していましたし、
ご実家の公式HPにも謝罪を出す自爆ぶり(数時間で削除)には
もう、冷たく笑うしかありませんでした。
そして、Wだけでなく、映っていた下品な音楽学校生の姿!
ここまで酷いとは思っていませんでした。
さて、W自身は結局退学したのですが、(当然の結果)
それは彼女の出身のスクールの出身者一覧に
元生徒として記載されたため判明したことです。
そうです。音楽学校としては公式発表していません。
未成年ですし実名は公開する必要がないにしても、
あまりにセコい公表方法だったと思います。
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まあ、この下品ブログ事件は、あくまでもきっかけでしかありません。
宝塚は、スターを育てる力が無くなってしまったし
演目もとても数千円の価値があるとは思われない駄作の連発。
そして、贔屓のスターの扱いが悪い……
まあ、これは個人的な主観ですが、その根底には
実力(=成績)が正当に評価されていないのではという疑惑があります。
"金で成績や役を買う"、これは昔から囁かれてきた噂です。
真偽は分かりませんが、以前はたとえ"カネ・コネ"があったとしても
そうした疑惑を払拭できる力(実力・スター性)を持ったスターばかりでした。
残念ながら、現在の宝塚のスターで
こうした黒い噂が出た時、それを払拭するだけの力をもった団員は
非常に少なくなっているような気がしています。
どんな業界にも「黒い部分」があることはやむを得ないでしょう。
しかし、宝塚は「黒い部分」を巧みに隠し、
何よりも団員たちがそれ以上のクオリティの舞台を見せることで
夢の世界を作り上げていたのだと思います。
96期生たちはそうした夢を破壊した訳ですから、
はっきり言って
入団して欲しくありません。
一ファンとしての、率直な気持ちです。
彼女らの顔を見たくありませんので
とりあえず今年の「宝塚おとめ」は購入しません。
"イジメ被害者"として訴訟を起こされたSさんには、感謝してもしきれません。
これは皮肉ではなく、本心です。
宝塚歌劇が今後の歩み方を真剣に考える機会を与えてくれた訳ですから。
彼女の将来が明るいものであるよう、心から願っています。
またブログ事件のWにしても、彼女たちが宝塚の"夢"を破壊したことに関しては
未来永劫許すことはありませんが、
彼女とその保護者が反省し、Sさんに謝罪したとのことで
(ネット上に報告されている、裁判傍聴記録より)
Wも余りにも遅すぎるとは言え、彼女なりに成長しているのでしょう。
そうであって欲しいと思います。
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ヅカファンはおそらく、「96期は退団しろ!」等と
横断幕を掲げシュプレヒコールをあげたりしないでしょう。
しかし、それがどんなに恐いことか劇団は分かっていない。
今回の一連の事件で、劇団側に不快感を持った人は
ブログ・掲示板等の反応を見る限り、決して少なく無いと思われます。
こうしたファンたちは、家族や知人を誘うこともないでしょうし、
「宝塚が面白いよ」とお勧めすることもありません。
そうやってファンの輪が小さくなり、どんどんと先細っていく。
そんなことにならないと良いですね(棒
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さて、OSKの場合、少なくとも現況では
↑こんなことやってる余裕は全くないはずです。
私は、劇団の運営はギリギリの所ではないかと推測しています。
少しでも良い公演にして、少しでも多くのファンを獲得したい、
そのためには舞台の質を高めなければならないわけです。
第一印象はプロ意識が極めて高い劇団だ、と感じました。
カネコネで、たいした実力もない人間をスターに見せかけた所で、
劇団そのものが存続できなければ何の意味もないのですから。
初観劇の「シャイニングOSK ベストセレクション」にて、
最下級生からベテラン、スターに至るまで
全員が額に汗を光らせて力演している姿を観た時
その迫力と熱意に、とても感動したのを今でもハッキリと覚えています。
心からOSKを応援したいと思った瞬間でもありました…
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宝塚がOSKのような力演をしたとしても、今となっては
それは表面だけで、中はどす黒くて空っぽなんだろうな
としか思えないことが大変悲しく寂しい訳です。
当面、ビデオ等によるデータ収集・整理は継続しますが
そのうち宝塚から完全に心が離れてしまう気がしています。
できればそうしたく無いのですが…
R3.10.2
再掲
この96期から、4人のトップ娘役が出、
うち2人がブログ写真の下品な少女
(ビンタとう○こ座り)だったことは
本当に残念です。
また宝塚歌劇団の戦略も成功して、
観客動員を盛り返し、100周年前後で
過去最高を更新できたのは、
歌劇文化の発展と存続のためには
良かったと思います。
悲しい思いをした(元)ファンを
忘れないで欲しいです。