日々是好日・・・とは限らない

島暮らし8年目。犬の幸せは人の幸せ。NO DOG NO LIFE

森は海の恋人・・・だからさ

2006-04-29 08:53:33 | 日常
少し前まで絶対行かない!と思ってたのですが
前日他の友達に声をかけたら即答で「行く!」と
言われてしまった「植樹」

誘った手前、行かなきゃな~と(^_^.)

ま、天気も上々、皆で行けば楽しいかと
長靴、軍手、カッパ、でいざ出陣。

今回は生協と長いことお付き合いのある田老漁協の
植樹のお手伝い。

そこら辺の公園に皆で穴掘って桜でも植えるのかな?と
考えていたら、大間違い。

漁協前から3台のバスに分乗し、約15分。
それほど走っていないのにすでに山深く
なんだか嫌な予感。

友人の一人がバスの中から
「あ、ここ去年植えたところだよ」と
言ったその先を見ると激しく広大な山の斜面。
・・・激しく不吉な予感。

植樹場所に到着してみると更に不安が。
集合場所ですらかなりの急斜面。
「今年はちょっと山が急ですので・・・」と
説明された先を見ると・・・。

こんなの山じゃないっ!
私の中では崖というのじゃ。

「え~本日はコナラ1700本用意してあります」の声に
「それはもはや植樹ではなく植林だろっ!」と
心の中で突っ込みをいれ
「一人当たり20本弱植えてもらえれば」と聞けば
既にやる気も失せたり。

一人で逃げ出すわけにも行かず、
説明の後皆で崖にしがみつく。
わーお、なんてサバイバル。

早くしないと近くの楽な場所はすぐ誰かに
植えられてしまうので、
必然的に上へ上へ。

右手にクワ。左手に苗木。
這いつくばって穴を掘る。
人には見せられなーい?!

苗を植えたら周りをよく踏み固めてと説明されたけど
この急斜面でそりゃ無理じゃんと苗の根元をキックキック!
・・・良いのかこんなんで。

時々崖の上のあちこちで「石が落ちたぞ~」
「木が行ったぞ~」と声がかかるのが恐ろしい。
落石多数、土や木の枝が頭の上から降ってくるので注意。

それでもなんとか皆で手分けして植林終了。

絶対上れないと思っていた山も、
実は降りるより上るほうが楽と最後に気づく。

何とか集合場所に戻りパンとお茶を
その場で食べ帰ってきました。

普段使わない筋肉を使ったので
足の裏やひざの上など変なところがブルブルします。

終わってみればお土産ももらって
爽快感もあり楽しかったかも。

いずれこの木が大きくなって山が水を蓄え、
養分を含んだキレイな水が
海へ流れれば海の中の環境も良くなり
海のものもよく育つ。
良い森がないと良い海にならないので
「森は海の恋人」なんだそうだ。