久しぶりのお茶ネタです
午前中で仕事を終え、百貨店のトイレで着物に着替えて大至急奈良へ!
梅田なら、お金を払えば着替えられるところはいくつかありますが、この日は天王寺拠点だったので、選択肢がなく、こんなことに…
まぁ、タタミ1畳分あれば着替えることはできるので、百貨店のトイレのフィッティングルームでお着替え
大急ぎで大和路快速に飛び乗り、世界遺産の元興寺へ向かいます
幽玄忌茶会というのは、奈良の指物師川崎幽玄氏を偲び、毎年元興寺にある幽玄氏が作ったお茶室でお茶をいただくというもの

この奥にお茶室があります
もう数か月お稽古に行っていない私はいろんなことを素晴らしくキレイさっぱりと忘れており、よもやお正客を任されるなんて微塵も思っていなかったところに、そのまさかのお正客…
断っても断っても言われるし、こんなことでぐずぐずしていてお茶会が始まらないという事態が一番嫌いなので、私一人が恥をかいて済むことなら…と思い、お茶室へ
袴姿の男性もいるし、私よりも明らかに年長者もいるのに、なぜこんなことに…
まぁ、いいや
お道具はやはり幽玄氏のものや、東大寺の古材を使ったものなど、奈良らしい素敵なお席でした
特に幽玄氏のお茶杓は、シンプルでどことなくモダンで、初めて見るフォルムのお茶杓で(よく似た形のものはありますが、曲線美が素晴らしかった)、非常に美しかったです
席主の方もお話し上手でいらっしゃったので、私のような者が正客に座っても、お話しでカバーしていただけて助かりました
御菓子は「大秋」という銘
最近「大秋」という品種の非常に美味しい柿が出回っているそうで、そこから銘をとられたということ
柿を模った秋らしいお菓子でした
私は段取りが悪いので、お正客になると、いつもお菓子が食べきれず…
御菓子をいただいている最中にもうお茶が出てしまったりするので、なんとか良い方法はないかしら…
今回はすごく早めにお菓子をいただきはじめたのですが、それでも間に合わず
お干菓子はもう手をつけることなく懐に入れました(笑)
なんでこんなに食べるのが遅いんだろう
お茶の後は点心をいただきました

秋の味覚満載の、とても上品なお味でした
お稽古に行かなくては…
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