![]() | 私の百人一首 (新潮文庫)白洲 正子新潮社このアイテムの詳細を見る |
「西行」を先に読もうかと思いましたが
やはり、百人一首を全部書いたのでこちらから読みました。
藤原の定家が80歳のころ、最もその人物にふさわしい歌を選んだように思います。この本を読みながら、もっと味わって書きたかったです。
時代背景や人間関係も詳しく解説してあってとても良かった。
秋なので「三夕の和歌」を紹介しておきますね。
さびしさはその色としもなかりけり
槙立つ山の秋の夕暮れ 寂連
心なき身にもあはれ知られけり
鴫たつ沢の秋の夕暮れ 西行
見わたせば花も紅葉もなかりけり
浦の苫屋の秋の夕暮れ 定家