前回記事にした社長賞でごちになる宴会とは別に、ずっと前から行きたかった
名古屋観光ホテルのブッフェに行きたいツアーってのもありまして、私よりも、もっともっと行きたがっていたI田嬢を中心に計画が進んでいるのであります。
こっちの計画はもちろん自腹なんですが、名古屋では知る人ぞ知る
いっちばん美味しくかつ!いっちばんお値打ちじゃないかとも言われる観光ホテルのブッフェ。
今月のメニューが、焼きガニ、フォアグラステーキ、ローストビーフの3点揃えって事もあり、行くなら今月でしょーーー!!! って事なんですよ。
んでまぁ、今月末くらいにしましょか・・・的にザックリとスケジュールも決まり、I田嬢と私以外のメンバを集めるべく、フロアの女子達に声を掛けてみた所、4人中二人はNG。
ま、だけど4人揃った事だし、4人で行きますか・・・
みたいな会話をI田嬢と自席でしていると、ゴルフ仲間でもある隣の席のO村さん(既婚43歳)が俄然参戦して来たのです。
「いいですねぇ~観光ホテルのディナーブッフェですかぁ?僕も行きたいなぁ~。ダメですかねぇ~。いやぁーいいなぁー行きたいなぁ~。女の人達と食事するなんて滅多にないし、いやぁー行きたいなぁ~」
は・・・はぁあああ?? 女の人達って・・・あの・・・(笑)
勿論、I田嬢を始め、他のメンバはフロアの女子達って事はO村さんは百も承知なのである。
私と、I田嬢はアラフィフ既婚のおばちゃん2人組。
あとは一人は40過ぎ独身(ん~~~はっきり言って・・・ビジュアルは・・微妙?)
もう一人は36くらいかな? こちらも独身で、超おとなしいふっつーーの女子。
客観的に判断し、「女性達とお食事できて嬉しいなぁ~」などという表現が当てはまるようなメンバーじゃないわけですよ(笑)
んがしかし!何故かO村さんはノリノリ(?)で、
「いいなぁー 女子会に混ぜてもらって食べれるなんていいなぁー 楽しそうだなぁ~」
大はしゃぎなのである。う~~~ん・・・意味わからん(笑)
意味は分からんが、そんなに一緒に行きたいんであればそりゃいいけどさ、あなた一人加わると5人になっちゃうじゃん?
どうせなら6人の方がテーブルも取りやすいだろうし、女子4人に男一人ってのもきまづいだろうから、他の男子誘えるなら誘ってはいかが?
と、提案したところ、
「そうですね!!おっしゃー誰がイイかなぁ~ 誰を誘うかなぁ~~」
と考え出したのですが、格好の人材を思い出したかのごとく目ん玉クリクリにして私に言ったのである。
「N田君を誘おう!!うんうん N田君がいいな!」
げ・・・・N田君ってあれっすか?フロア一イケメンの、あの、N田君?
ええええええええええええええ 何言ってるんあーた(笑)
N田が行くわけね―じゃんか(笑)
私は笑いながら
「行かないっしょ。行くわけないじゃないですかぁ~。」と、半ばネタだろ?的に本気にしなかったのだが、いやいやいや、O村さん、むっちゃ顔がマジなんである(笑)
「なんでです?行くでしょ~、だって、女子ばかりの中に男二人ですよ?行くに決まってるじゃないですかぁ~。断る理由が分からない。誰だって喜んで行くでしょぉー」
は・・・・はぁあああ??
おいおいおい、頼むわ(笑)
イケメンN田って・・・あのさ、既婚で中年になりかけてるあーたとは立ち位置がちゃうねんで?
誰が好き好んで、独身32歳現役バリバリのブイブイ言わせてるであろううイケメンが、アラフィフ既婚オバハン2人、アラフォー独身&微妙なビジュアルの女子2人のメンバと一緒に飯食わなあかんねん ってのよ。
どの角度から考えたって行かへんやろ!!
更に言うなら、N田は、I田嬢と絡んだ事がほんのちょっと、あとの二人の女子とは会話すらした事がないのである。もしかしたら、名前も知らないかもしれないのだ。
冗談のような発想をするO村さんに呆れながら終了したのは水曜日の事。
でもって、翌木曜日、昨日の朝の喫煙所での事。
私とO村さんがタバコを喫ってる所へ、タイミングよくイケメンN田が入って来たのである。
急にそわそわし出すO村さん・・・・
まさか・・・例のブッフェツアー誘う気か?
いやいやいや、誘わないだろ?・・・と私があれこれ気をもんでる矢先・・
「N田君遂に僕らもフロアの女子会にご一緒できるよ!今度女子会があるらしいんだけど、僕らも行っていいんだよぉー!」
あちゃー・・・ゆっちゃったよ(笑)
「え?は、はい??女子会??え?フロア内の女子会の事っすか?・・・ご・・ご一緒って・・・?」
何やら危険なムードを察知したのか、私に救いの目を向けるイケメンN田(笑)
困惑の表情を見せるN田君とは対照的に「すっごいだろぉ?!嬉しいだろぉ~」的なムードでテンション高いO村さんはさらに続けるのである。
「ねね?当然行くでしょ?女性ばかりの中で美味しい料理食べれるんだよぉ?行くよね?N田君なら当たり障りないし、失礼な事言わなそうだし、N田君しかいない!って思ってるんだよね」
「え・・・あ、はぁ・・そーなんですか。で、あの、お店とかはどちらに・・・?」
「観光ホテルのブッフェだよ!知らない?むちゃくちゃうまいんだって!」
「え・・あぁはい。知ってます。そーなんですね、ブッフェ行くんですね・・・」
「そそそ!女性陣に囲まれてディナーだよ!行くでしょ?ね?行くよね」
私に向かって「助けてくださいよぉ~」 的な視線を投げかけるN田。
そらそうやわな(笑)あんたからしたら、相手は先輩だし?下手な事言って断れんわな(笑)
O村さんとN田のテンションの違いに、私はおかしくてたまらなくなり、大笑いしながらN田に対して救いの手を差し伸べたのである。
「あはははは N田君、はっきりゆっちゃっていいよ~ん。わっかいお姉ちゃんがいるわけじゃないそんな場所に俺を誘わないでくださいよ~ って事やな?」
「げ・・・・M下さん。なっ、ちょっ!いやいやいや 決してそういうわけじゃ。たのんますよぉー(笑)」
「ま、そんな本音はおいといて、O村さん、N田君今月金欠なんでアカンと思うよ」
「あーーーそそそ!そーなんですよ。超金欠でして、そんなホテルの食べ放題なんて無理っす(笑)」
まぁ、この後もノリノリのO村さんを説得するべく二人してあれこれ工夫したのだが、とにかくN田君はNGって事で収まった。(つか、普通そうなるわな(笑))
その後の昼過ぎの喫煙所。
たまたまイケメンN田と二人になった。
「まじでびっくりしましたよ。え?なんで俺?みたいな(笑)」
「あっはははは ほんとよねぇ。なんでN田君やねん!っての(笑)」
「良かったです。無事に断れて。まじで、なんて断ろうって考えちゃいましたよ。M下さんのアシストで無事断れました」
「そやで!感謝しぃや!私も、まさか本当に誘うと思ってなかったから、今朝はびっくりしたけどね。だけどさ・・・・あれやなぁ・・・」
「ん?なんすか?」
「O村さん・・・N田君が喜ぶに決まってると確信して誘ってたわけやん?」
「あぁ・・・そうっすねぇ(笑)そんな雰囲気でしたよね(笑)」
「イケメンもなめられたもんやなぁ・・」
と、私がぼそっと言うと・・・・
「えええええええ!! がああああああああああ やめて下さいよぉー。」
「あっははははは だってそうでしょ?なめられたもんやでイケメンも」
「きっつうううう マジえぐるなぁ~M下さん・・・いや、あの確かに、ちょっとだけそう思ったんですけどね(笑)」
「あぁ!なんなら、おらおらイケメンはちゃうねんで!ってのを見せつける為に、やっぱ参加しとく?」
「があああああああああ もぉおお たのんますよぉー」
そんなこんなで、昼休みの喫煙所でイケメンN田君をいじって時間を潰したと。(笑)
って事で、ブッフェツアーは今月末です。
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