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IT業界17年。60代になっても現役で頑張るおばちゃんがアレコレ綴ってるブログです。

波乱の幕開け

2016-01-07 04:36:03 | Work
実は、私が関わってたプロジェクトが撤退した。
撤退が決定したのが、年の瀬も押し迫ったクリスマスイブ。
とんだクリスマスプレゼントである。

こうなるまでには当然だが何度も話し合いが持たれた。
勿論継続の方向で(私も参加したのだが)会議が開かれ、ウチの部長も東京から出てきて話し合いが行われたのだが、最終的には会社間での折り合いがつかず、年内をもって撤退という結論に至った。

内勤ではない立場の私は、とりあえず勤務先がない状態になるので、自宅待機・・・
みたいなゆるーい環境で過ごせるのでとっても楽なんですが、大変なのはプロジェクトを請け負うに辺り採用したメンバの方達。

メンバの方達と会社との契約は、「現場ありき」のわけです。
配属先であるその現場あっての3ヶ月単位の契約社員なので、現場がなくなった以上、通常であれば、丁度更新の時期である12月いっぱいを以って契約解除・・・という流れになる。
しかしながら今回の場合はレアケースなのと、撤退決定も年末ギリギリだったこともあり、会社は特別措置でメンバの契約を(仕事がない状態であっても)3ヶ月間延長した。
しかも、1月中は今までどおり給料は満額支給される。
2・3月は6掛け支給となるのだが、1月中にリプレイス先が決定すれば給料が目減りすることはなく、勤務先が変わるだけ。

3ヶ月の間にこちらとしてはリプレイス先を全力で探すわけだけれど、全員に次の勤務先があるとは言い難い。
10月から12月の3ヶ月間、私はメンバの仕事っぷりをずっと見てきた。
彼らがこの3ヶ月間、どう仕事に取り組んでいたか、どのように過ごしていたのかを冷静に客観的に見ていたのだ。
はっきり言って、エンジニアとして使えるであろう人半分、使えない人半分。
チームとしてならばいいが、今後はみんなバラバラにしてどこかに派遣するのだ。
それを考えた場合、ダメな人の配属先はおそらく無い。
(エンジニアではなく、事務系ならば勿論ある。単価は低くなるが)

3年前の私ならば、
「会社の都合でこんな状況になってひどい!クビにするなんてあり得ない!」
と、メンバに同情し、一緒になって憤慨したと思う。
けれど、今の私は違う。

3年前の春、自分も似たような状況に置かれ、そして、あっけなく切られた。
「君の年齢を考えてもねぇ・・・次のリプレイス先は難しいよねぇ・・・。旦那さんもいるんだし、専業主婦でいいんじゃないの?(笑)」
そう言われた立場なのである。

あの時から、私は私なりに本気で頑張った。
人と同じことしかできないワーカーでいる限り、この先もきっと同じ目に遭うと痛烈に感じた。
どうしたらワーカーから脱皮できるかを真剣に考えた。
考え、努力し、とにかく結果を出した。
だから私は薄情かもしれないがメンバの彼らに心底同情することはできない。
厳しいようだが、なるべくしてそうなった って事なのだと思う。
誰が悪いわけでも、誰のせいでもない。
常に危機感を持ち、どうすればより上に行けるかを考え、努力し、そして結果を出し続けている人間は絶対に生き残れるのに、それを怠ったとしか思えない。

「チームにも、職場環境にもようやく慣れてきたのに、撤退だなんて・・・。運がないんですね・・私」
そう言ったメンバがいた。
いやいやいや そうじゃない! と私は言いたい。
ピッチに降りれたじゃん?
活躍する場を与えられたんだよ? 何故それを活かさなかったの?!
3ヶ月間で結果を残したメンバは現にいるんだよ?

「リプレイス先を探しましたが残念ながらあなたの配属先はありません」
近々私はこのセリフを言うことになる。
何故だろう
大して憂鬱でもない自分がいる。

んーーーーーーーーーー
私って、頑張ってない人間には超厳しいのかもしれない。

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