画像も含め記事が長めになります(笑)
本ブログをちょいちょい賑わせている若手プロパーN浜君。
このN浜君
私が彼の会社を紹介したことが縁で今のチームのプロパーになったという経緯があるため、ありがたいことに、ボーナスが出るたびご飯をご馳走してくれます。
今回はクリスマスイブのランチだし、せっかくなんでちょっと洒落た店にしましょうと提案してくれました。
だったらあそこがいい!と私が選んだお店はウェディングレストランが売りの「コンダーハウス」
昭和元年に旧名古屋銀行本店として建てられた由緒ある建物をレストランに改造した、少々お高めのアジアンダイニングです。
打ち合わせが長引き、会議室から出てこないN浜君を置いて、お昼休みを若干フライング気味に会社を出た私。
年に一度のクリスマスを豪華なランチで、と考える人が多いのか、店内は満席。
受付で「お連れの方が来られるまでお待ちになりますか?」との質問に「いえ!時間がないので先に案内してください」
ってことでお姉さんに着いていき「こちらです」と案内された席を見て「・・・ここですか??」と思わず聞いてしまいました。
だってね?
あっきらかに他の席とは一線を画す、真っ赤なビロードのロングソファーの豪華な席だったんです。
しかも!豪華なロングソファーに横並びで座る感じのあからさまなカップルシート。
N浜君の予約のタイミングが早かったのか何なのか知らんけど、こんな席よく確保できたなぁ~ってちょっと驚き。
ピッチピチに座ってる周りにいる家族連れやカップルの視線を感じながら、めちゃめちゃゆったりの豪華ソファーに一人座る、明らかに仕事の合間の社員証首にかけたおばちゃん。
カップルシート仕様になってるのはちょい違和感だけど、このゆったり感は何よりも優越感。
先に述べたように、豪華なレストランの、しかもクリスマス。
私以外ほぼ全員それなりにドレスアップしてお食事に来られてるわけですわ(汗)
いやぁーお店のチョイス間違えたか?
とは思ったものの「だってここの中華絶品だし!うまいもん食べたいもん!」の食い意地が勝ります(笑)
シレーっと待つこと10分。
全然来ないN浜に業を煮やし、さっきから何度も聞きに来てたお姉さんに声をかけました。
「時間がないのでもう出してください。麺はこれとこれで。」
と、選べる麺はN浜の分までオーダーし、すぐに運ばれてきた前菜に箸をつけました。
うっま!! などと独り言を言いながら前菜を食べ終わった頃、お姉さんに案内されようやくN浜君登場。
「間に合わなくなるから先に運んでもらっといたよ」
「ありがとうございます。いやぁーうまそうですねぇ~」
目の前に置かれている前菜を、ちょいとカッコつけながら食べるN浜君。
「ここ、こんな豪華な雰囲気のお店だったんですね。中に入ってびっくりしましたわ」
と、想像以上の店内の雰囲気に少し驚いた様子。
二品目のスープ
メイン料理の鶏肉の炒めもの
メインを食べ始まる頃にはN浜君も店の雰囲気に慣れ、二人でいつものような仕事がらみのネタで花が咲きます。
そしてこちらが私がオーダーしたズワイガニの酸辣湯麺。
これ!! 今まで食べた酸辣湯のなかで一番です!
量が通常のお店の半分ですけど(汗)
デザートはプラス500円のいちごのパフェにしました。
と・・・ここで。
お気づきでしょうか。
プレートに飾られたMerry Christmasのメッセージ。
ここからが事件の匂いです(笑)
「へぇ~クリスマスだとお店も洒落たことするんだねぇ~」
などと言いながらN浜君のデザートを見ると・・・・あれ?なんで?メッセージが書いてないやん??
同じものをオーダーしたのに、N浜君のプレートにはチョコで書かれたメッセージはありません。
「あー。僕のは書いてませんよ(笑)」
「え??なんで?なんで私の方だけ??」
「あぁ・・・気づいちゃいました?」
「え?気づいちゃいました・・?は?なんのこと??」
妙に気を持たせる感じのN浜君。
微笑みながらこう言ったのです。
「実はこれ恋人同士のアニバーサリークリスマスランチで予約したんです(笑)」
はっ? え・え・え・え?
なんやって??
「ですから、恋人同士のアニバーサリーランチです」
は・・・はあああああああああああああああああああああああ??
「だから、アニバーサリー・・・つまり記念日?(笑)」
違う違う違う!!
アニバーサリーを日本語にしてくれなくていい!
そんな事はわかってんねん。
「つまり、プレートにメッセージが書かれてるのは、彼氏が彼女を驚かすための演出ってことなんすかね?(笑)いやあー予約の際聞かれたんすよ」
「な・・なにを?」
「アニバーサリーということですのでデザートにメッセージをお書きしましょうか?って」
「で・・・これかい・・・」
「ですです。実際は恋人同士じゃないんで『I Love You』とか『Love Forever』とか変っしょ?だから無難にMerry Christmasにしたんすよ(笑)」
してやった感満載のN浜君。
めっちゃ悦に入った感じで語る語る。
そもそもなんで予約の際、そんな虚偽の申告したん??
「だって、特別な感じを伝えた方がお店の対応が違うっしょ?恋人同士のアニバーサリーってことで予約してるからこの席なんすよきっと(笑)」
あーーーだからか・・・
あーーーーだからこんな豪華な、だからカップルシートなんだ・・・・
「見てくださいよあっちのカップル。絶対にクリスマスの特別なランチっしょ?けど、あんな二人席のちっさいテーブルっすよ?(笑)そりゃこっちでしょ。勝ちでしょ」
いやいやいやいや 勝たなくていい!!
なんやねん!
そ・そそそそのサムアップは!!
全てが合点がいきました。
一人で入ってきた時の私に対する受付のきれいなお姉さんの「あれ?」みたいな態度。
(社員証首にぶら下げてアニバーサリーもないだろ普通)
担当のお姉さんが「お連れの方いらっしゃいませんね?お料理はいらっしゃってからの方がよろしいですよね」と何度も聞いてくれた親切な接客。
さっきまであんなに親切にしてくれたお姉さんが遅れてきたN浜を席まで誘導してる時の無表情。
絶対に「何だこの二人??どういう関係??」って不審がられてたわぁ~~~~
何もかも合点が行った途端、めちゃめちゃ気恥ずかしくなりました。
そりゃそーやわ!!!
ないわぁーーー N浜君と恋人同士ってないわああああああああああああああああああああ
めっちゃドヤ顔で豪華ソファーに足を組んで座るN浜君。
その隣でただただ恥ずかしくうつむく私がいたのでした。
なんかもぉかっこ悪さと恥ずかしさでデザートの味もよく覚えてません(泣)
もちろん
このような豪華なランチをご馳走してくれたのには心から感謝です。
感謝感謝なんですが、いやぁ・・・N浜君。
次回からは妙な演出はいらないです(汗)
普通でいいです。
本ブログをちょいちょい賑わせている若手プロパーN浜君。
このN浜君
私が彼の会社を紹介したことが縁で今のチームのプロパーになったという経緯があるため、ありがたいことに、ボーナスが出るたびご飯をご馳走してくれます。
今回はクリスマスイブのランチだし、せっかくなんでちょっと洒落た店にしましょうと提案してくれました。
だったらあそこがいい!と私が選んだお店はウェディングレストランが売りの「コンダーハウス」
昭和元年に旧名古屋銀行本店として建てられた由緒ある建物をレストランに改造した、少々お高めのアジアンダイニングです。
打ち合わせが長引き、会議室から出てこないN浜君を置いて、お昼休みを若干フライング気味に会社を出た私。
年に一度のクリスマスを豪華なランチで、と考える人が多いのか、店内は満席。
受付で「お連れの方が来られるまでお待ちになりますか?」との質問に「いえ!時間がないので先に案内してください」
ってことでお姉さんに着いていき「こちらです」と案内された席を見て「・・・ここですか??」と思わず聞いてしまいました。
だってね?
あっきらかに他の席とは一線を画す、真っ赤なビロードのロングソファーの豪華な席だったんです。
しかも!豪華なロングソファーに横並びで座る感じのあからさまなカップルシート。
N浜君の予約のタイミングが早かったのか何なのか知らんけど、こんな席よく確保できたなぁ~ってちょっと驚き。
ピッチピチに座ってる周りにいる家族連れやカップルの視線を感じながら、めちゃめちゃゆったりの豪華ソファーに一人座る、明らかに仕事の合間の社員証首にかけたおばちゃん。
カップルシート仕様になってるのはちょい違和感だけど、このゆったり感は何よりも優越感。
先に述べたように、豪華なレストランの、しかもクリスマス。
私以外ほぼ全員それなりにドレスアップしてお食事に来られてるわけですわ(汗)
いやぁーお店のチョイス間違えたか?
とは思ったものの「だってここの中華絶品だし!うまいもん食べたいもん!」の食い意地が勝ります(笑)
シレーっと待つこと10分。
全然来ないN浜に業を煮やし、さっきから何度も聞きに来てたお姉さんに声をかけました。
「時間がないのでもう出してください。麺はこれとこれで。」
と、選べる麺はN浜の分までオーダーし、すぐに運ばれてきた前菜に箸をつけました。
うっま!! などと独り言を言いながら前菜を食べ終わった頃、お姉さんに案内されようやくN浜君登場。
「間に合わなくなるから先に運んでもらっといたよ」
「ありがとうございます。いやぁーうまそうですねぇ~」
目の前に置かれている前菜を、ちょいとカッコつけながら食べるN浜君。
「ここ、こんな豪華な雰囲気のお店だったんですね。中に入ってびっくりしましたわ」
と、想像以上の店内の雰囲気に少し驚いた様子。
二品目のスープ
メイン料理の鶏肉の炒めもの
メインを食べ始まる頃にはN浜君も店の雰囲気に慣れ、二人でいつものような仕事がらみのネタで花が咲きます。
そしてこちらが私がオーダーしたズワイガニの酸辣湯麺。
これ!! 今まで食べた酸辣湯のなかで一番です!
量が通常のお店の半分ですけど(汗)
デザートはプラス500円のいちごのパフェにしました。
と・・・ここで。
お気づきでしょうか。
プレートに飾られたMerry Christmasのメッセージ。
ここからが事件の匂いです(笑)
「へぇ~クリスマスだとお店も洒落たことするんだねぇ~」
などと言いながらN浜君のデザートを見ると・・・・あれ?なんで?メッセージが書いてないやん??
同じものをオーダーしたのに、N浜君のプレートにはチョコで書かれたメッセージはありません。
「あー。僕のは書いてませんよ(笑)」
「え??なんで?なんで私の方だけ??」
「あぁ・・・気づいちゃいました?」
「え?気づいちゃいました・・?は?なんのこと??」
妙に気を持たせる感じのN浜君。
微笑みながらこう言ったのです。
「実はこれ恋人同士のアニバーサリークリスマスランチで予約したんです(笑)」
はっ? え・え・え・え?
なんやって??
「ですから、恋人同士のアニバーサリーランチです」
は・・・はあああああああああああああああああああああああ??
「だから、アニバーサリー・・・つまり記念日?(笑)」
違う違う違う!!
アニバーサリーを日本語にしてくれなくていい!
そんな事はわかってんねん。
「つまり、プレートにメッセージが書かれてるのは、彼氏が彼女を驚かすための演出ってことなんすかね?(笑)いやあー予約の際聞かれたんすよ」
「な・・なにを?」
「アニバーサリーということですのでデザートにメッセージをお書きしましょうか?って」
「で・・・これかい・・・」
「ですです。実際は恋人同士じゃないんで『I Love You』とか『Love Forever』とか変っしょ?だから無難にMerry Christmasにしたんすよ(笑)」
してやった感満載のN浜君。
めっちゃ悦に入った感じで語る語る。
そもそもなんで予約の際、そんな虚偽の申告したん??
「だって、特別な感じを伝えた方がお店の対応が違うっしょ?恋人同士のアニバーサリーってことで予約してるからこの席なんすよきっと(笑)」
あーーーだからか・・・
あーーーーだからこんな豪華な、だからカップルシートなんだ・・・・
「見てくださいよあっちのカップル。絶対にクリスマスの特別なランチっしょ?けど、あんな二人席のちっさいテーブルっすよ?(笑)そりゃこっちでしょ。勝ちでしょ」
いやいやいやいや 勝たなくていい!!
なんやねん!
そ・そそそそのサムアップは!!
全てが合点がいきました。
一人で入ってきた時の私に対する受付のきれいなお姉さんの「あれ?」みたいな態度。
(社員証首にぶら下げてアニバーサリーもないだろ普通)
担当のお姉さんが「お連れの方いらっしゃいませんね?お料理はいらっしゃってからの方がよろしいですよね」と何度も聞いてくれた親切な接客。
さっきまであんなに親切にしてくれたお姉さんが遅れてきたN浜を席まで誘導してる時の無表情。
絶対に「何だこの二人??どういう関係??」って不審がられてたわぁ~~~~
何もかも合点が行った途端、めちゃめちゃ気恥ずかしくなりました。
そりゃそーやわ!!!
ないわぁーーー N浜君と恋人同士ってないわああああああああああああああああああああ
めっちゃドヤ顔で豪華ソファーに足を組んで座るN浜君。
その隣でただただ恥ずかしくうつむく私がいたのでした。
なんかもぉかっこ悪さと恥ずかしさでデザートの味もよく覚えてません(泣)
もちろん
このような豪華なランチをご馳走してくれたのには心から感謝です。
感謝感謝なんですが、いやぁ・・・N浜君。
次回からは妙な演出はいらないです(汗)
普通でいいです。