大型トレーラーを整備されてる方ならご存知だと思いますがドイツ製のトレーラー用車軸メーカー『BPW』
今や日本国内の新車トレーラーの約6割に装着されているらしいです。
そんなBPW軸ですが日本のトレーラーメーカーに採用されて約10年前後くらい⁇でしょうか
自分の記憶では平成15か16年辺りから出て来た様な気がしますが…
最近思うのは国内にBPW軸がこれだけ浸透しているにも関わらず知識不足による整備不良が多々見受けられます。
個人的にはBPW軸に関しては整備性は良い方だと思っています。
が…
前回 他社で整備された車輌が車検などで入庫すると今のところですが全部の車輌が間違った整備をされています。
入庫してハブキャップを外した時点で正しい整備が行われたかどうかがおおよそ判断できてしまいます。
それはアクスルナットが緩まないように付いてるサークリップピンなんですが、これは取り付ける位置関係が決まっています。
このサークリップピンの位置関係がズレている車輌は例外なくアクスルナットがオーバートルクで締め付けられています。
通常アクスルナットは150Nmで締め付け慣らした後、必ず緩めてロックします。規定トルクで締め付けた時にピンの穴が一致していても緩めて最初に一致した穴でロックするのが正しい方法です。
緩める時にトルクレンチで確認すると…ひどい時は200Nm以上で締め付けられている場合があります。
これは非常に危険な事でハブベアリングに過大な負担がかかり焼き付きなどを起こしかねません。その結果最悪の場合車輌火災やスピンドル折れなどを起こします。
何年か前にBPW社の講習があり参加させて頂きましたが、本社のサービスの方(ドイツ人)の話では、世界中で軸折れや車輌火災が起きていると…その原因の8割は整備不良の可能性が指摘されたらしいです。
日本でもスピンドル折れなどが発生しているみたいです。
整備不良が事実なら当然その責任はメカニックにあります。
お客様は会社は選べてもメカニックまでは選べません。
1人1人のメカニックが自分の仕事の責任の重さを理解してくれることを切に願います。
何年か前に受けた愛知県豊川市にあるトレクスさんで受けた講習時の写真です。

これからトレーラーもディスクブレーキが増えるのかな⁇



こちらも知識不足によるトラブルが発生しやすいエアサス…

今や日本国内の新車トレーラーの約6割に装着されているらしいです。
そんなBPW軸ですが日本のトレーラーメーカーに採用されて約10年前後くらい⁇でしょうか
自分の記憶では平成15か16年辺りから出て来た様な気がしますが…
最近思うのは国内にBPW軸がこれだけ浸透しているにも関わらず知識不足による整備不良が多々見受けられます。
個人的にはBPW軸に関しては整備性は良い方だと思っています。
が…
前回 他社で整備された車輌が車検などで入庫すると今のところですが全部の車輌が間違った整備をされています。
入庫してハブキャップを外した時点で正しい整備が行われたかどうかがおおよそ判断できてしまいます。
それはアクスルナットが緩まないように付いてるサークリップピンなんですが、これは取り付ける位置関係が決まっています。
このサークリップピンの位置関係がズレている車輌は例外なくアクスルナットがオーバートルクで締め付けられています。
通常アクスルナットは150Nmで締め付け慣らした後、必ず緩めてロックします。規定トルクで締め付けた時にピンの穴が一致していても緩めて最初に一致した穴でロックするのが正しい方法です。
緩める時にトルクレンチで確認すると…ひどい時は200Nm以上で締め付けられている場合があります。
これは非常に危険な事でハブベアリングに過大な負担がかかり焼き付きなどを起こしかねません。その結果最悪の場合車輌火災やスピンドル折れなどを起こします。
何年か前にBPW社の講習があり参加させて頂きましたが、本社のサービスの方(ドイツ人)の話では、世界中で軸折れや車輌火災が起きていると…その原因の8割は整備不良の可能性が指摘されたらしいです。
日本でもスピンドル折れなどが発生しているみたいです。
整備不良が事実なら当然その責任はメカニックにあります。
お客様は会社は選べてもメカニックまでは選べません。
1人1人のメカニックが自分の仕事の責任の重さを理解してくれることを切に願います。
何年か前に受けた愛知県豊川市にあるトレクスさんで受けた講習時の写真です。

これからトレーラーもディスクブレーキが増えるのかな⁇



こちらも知識不足によるトラブルが発生しやすいエアサス…
