ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

唱歌の里

2007-12-09 | Weblog
  かつて斑尾山を登った帰り道に偶然ですが
  高野辰之記念館と言う案内板を見かけました。
  せっかくだから寄って行こうと言う事になり、向かっておりました。
  曲がりくねった田舎道で、制服姿の少年達に会ったので
  道順を尋ねたのです。その返答には驚き、感嘆したものです。
  「高野辰之博士(はかせ)の記念館へは・・・・・」と大変分かり易い説明でした。  
  感心させられた事とは、自分たちの郷土の立派な先人を「博士」と呼んでいる事でした。
  多分周りの大人達(村とか学校とか)が、そのような指導をしているか、
  或いは、親御さんがそのように呼んでいて、それが少年達にも浸透していたのでしょう。
  
  その地は北信濃、豊田村。現在は町村合併で呼び名が変わっているかも知れません。      
  稲田は黄金色に染まり、道に落ちている栗の実を「拾っていきましょ」と、
  声かけてくれるおじさんがいて、山里の秋の日の事でした。

  今、あの日の少年達は立派な青年になっているのだろうなぁ、と、
  歌が流れてきた時などにはなつかしく思い出します。                            

      <高野辰之>
         明治~昭和にかけての国文学者。
         唱歌の作詞者として知られている。
         長野県豊田村出身。
         主な歌に
         「故郷」・・・・・兎追いし かの山
         「朧月夜」・・・・菜の花畑に 入日薄れ
         「紅葉」・・・・・秋の夕日に 照る山紅葉
         「春が来た」・・・春が来た 春が来た どこに来た
          など多数あります。    

      
コメント
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