7月から始まっている昭和二十年代~現在までの
女流歌人の恋の歌の鑑賞と解説の番組です。
歌人、栗木京子さんの解かりやすい解説で観賞できます。
二回目は丁度私などと同世代か少しお姉さん、昨年8月に亡くなられた河野裕子、
全共闘運動に身を投じた道浦母都子、更に松平盟子、阿木津 英、
今野寿美、沖 ななも、小島ゆかり、そして栗木京子氏までの
それぞれの特長ある恋の歌をあらためて観賞できました。
たとえば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか 河野裕子
今刈りし朝草のやうな匂ひして寄り来しときに乳房とがりゐき 同
ピアノひく君が見たしと告げられぬデモの疲れの果てにて逢えば 道浦母都子
肋骨のもみあふばかりしぼりだくあなた日輪もコロナを放つ 松平盟子
唇をよせて言葉を放てどもわたしとあなたはわたしとあなた 阿木津 英
少しづつわれを変へたるきみなりき 晩秋の空去年(こぞ)よりあをき 今野寿美
性愛もさびしき風かエンタシスの柱のあわいぬけてゆくかぜ 沖 ななも
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一世(ひとよ) 栗木京子
風中に待つとき樹より淋しくて蓑虫にでもなってしまはう 小島ゆかり
女流・・・と呼ばれる歌人のみなさんの歌はやはり発想も凄いものです。
俵 万智さんの歌集が出た頃、フィクションが入っていること、
想像をふくらませることなどを学ばせていただきましたが~~
恋を詠うとなるとむずかしいものがあります。
ひとの目など気にしていたら歌えませんね。
(阿木津さんとは昔、お酒の席でご一緒したことがありましたが、
女の私がゾクッっとするほど肌の白い細身の女性でした)
<アルストロメリア>

女流歌人の恋の歌の鑑賞と解説の番組です。
歌人、栗木京子さんの解かりやすい解説で観賞できます。
二回目は丁度私などと同世代か少しお姉さん、昨年8月に亡くなられた河野裕子、
全共闘運動に身を投じた道浦母都子、更に松平盟子、阿木津 英、
今野寿美、沖 ななも、小島ゆかり、そして栗木京子氏までの
それぞれの特長ある恋の歌をあらためて観賞できました。
たとえば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか 河野裕子
今刈りし朝草のやうな匂ひして寄り来しときに乳房とがりゐき 同
ピアノひく君が見たしと告げられぬデモの疲れの果てにて逢えば 道浦母都子
肋骨のもみあふばかりしぼりだくあなた日輪もコロナを放つ 松平盟子
唇をよせて言葉を放てどもわたしとあなたはわたしとあなた 阿木津 英
少しづつわれを変へたるきみなりき 晩秋の空去年(こぞ)よりあをき 今野寿美
性愛もさびしき風かエンタシスの柱のあわいぬけてゆくかぜ 沖 ななも
観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一世(ひとよ) 栗木京子
風中に待つとき樹より淋しくて蓑虫にでもなってしまはう 小島ゆかり
女流・・・と呼ばれる歌人のみなさんの歌はやはり発想も凄いものです。
俵 万智さんの歌集が出た頃、フィクションが入っていること、
想像をふくらませることなどを学ばせていただきましたが~~
恋を詠うとなるとむずかしいものがあります。
ひとの目など気にしていたら歌えませんね。
(阿木津さんとは昔、お酒の席でご一緒したことがありましたが、
女の私がゾクッっとするほど肌の白い細身の女性でした)
<アルストロメリア>
