ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

二人静

2013-05-18 | 我が家の花日記一覧(2008~2013)
          何かの山野草を買った時に土に紛れ込んでいたと思われますが
          いつの頃からか我が庭の住人になって陣取っている花。
          増えるので小さな苗は抜き取っています。
          一人静は花軸と花穂が同時のように出て来て咲きますが、
          二人静の場合は花軸が伸び、葉が大きく開いたあと花穂が出て来ます。
          花穂は最初みどり色ですがこの画像のように白く変わって来ます。
          二人静と言うからには花穂は二つと想像されるかと思いますけど
          一本であったり、二本であったり、三本だったりと定まりません。
          名の由来は静御前の謡曲からきているようです。

          日陰で白く咲くか弱そうな花姿の感じと違い強く繁殖力もある山野草です。

            


               前の世の罪許されて二人静     檜 紀代

                            『美しい季語の花』より
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万葉の花・シキミ

2013-05-18 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
         少し古く4月半ばの画像です。
         この花は<シキミ>で、丘陵近くの小さなお墓に咲いていました。
         仏前に供える花・・・と言う印象がありますが、庭木として植えられてもいます。
         芳香がありますが有毒。       モクレン科の中低木
         万葉集にシキミの歌はこの一首だけとの事です。

             奥山のしきみが花の名のごとやしくしく君に恋ひわたりなむ    (巻十・4476)

              (意)奥山に咲くしきみの花のように絶えまなく私はあなたを思い、恋つづけることでしょうか。

                しきみにははなしばの別名があるところから
                上の句は
                しくしく=頻く頻くをみちびき出す比喩的序詞であろうと思います。
                なは強意、むは意思・推量の助動詞。

         

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