反共の砦として戦後まもなくアメリカの属国となった日本と韓国。
アジアの拠点としてアメリカに利用されるのはどちらも変わらない。
----------------------------------------------
15日ソウルで、韓国における米軍駐留に関する合意
(在韓米軍地位協定[SOFA])遂行をめぐる合同委員会の定例会合が開かれる。
そこでは、基本的な問題として、オサン(烏山)にある米空軍基地に
生きた炭疽菌(病原体の生きた胞子)のサンプルが送られた事件が取り上げられる見込みだ。
会合では、米軍の内部調査の結果が示され、
事件調査のため最近作られた合同作業グループが今後実際に講ずる措置が話し合われる。
しかし会合の本当の目的は、現地の活動家達の見方によれば、
かくも危険な事件が起きる可能性を持つ米軍駐留に関する合意に修正を加える事だろう。
例えば、合意の第9条によれば、
米国軍人は、税関検査を通さずに、郵便物を送ったり受け取ったりできる。
そうした方法で米国は、潜在的に危険な物質を韓国に送る事が出来るため、
現地当局も又地元住民も、不安を感じているのだ。
これに関連して、今回の会合には初めて、
地元キョンギド(京畿道)の行政の中心地オサン(烏山)の代表も参加する。
代表は会合で、事件に関するあらゆる情報の開示、米軍基地に送られてくるもの
すべての透明性を保障するための合意内容の変更を強く主張するものとみられる。
また、問題は、あれやこれやの危険物質を持ちこむことに何の予告もなかった事ばかりではない。
多くの韓国人達は、
自国領内で、細菌兵器を使用した実験がなされていた
という事実自体に、拒絶反応を示している。
会合の前日開かれた記者会見で、キョサンナムドの社会団体の代表らは、
送付された炭疽菌も関係しているジュピター(JUPITR ―
Joint United States Forces Portal and Integrated Threat Recognition)
プログラムに対する詳しい調査を実施する必要性を訴えた。
また彼らは、オバマ大統領に、謝罪と責任者全員の処罰を強く求めた。
米国側の説明によれば、
炭疽菌のサンプルは、
北朝鮮が生物学兵器を使用した場合を
想定した演習で使うはずだったとの事だ。
しかし、こうした演習実施の事実自体、韓国民には広く伝わっておらず、
その事は現在MERSコロナウイルスの急激な蔓延が問題となっている韓国では、
とりわけ大きな憤りを呼び起こしている。
おまけに、人を死に至らしめる危険な細菌兵器を使った演習実施が
必要だとする根拠は、事件について報道された後、明らかにされた。
また「軍事目的で炭疽菌を生産している」ピョンヤンの生物学研究所の
「写真を分析し」そうした結論が出たとの説明は、余りにも説得力がない。
これに対し、朝鮮民主主義人民共和国の国連大使は、
朝鮮半島で戦争が起きた場合、
自分達に対し生物学兵器を用いる考えが米国にはあるのだ
と非難した。
15日に開かれる合同委員会会合は、
韓国では北からの生物学兵器による攻撃の危険性をどのくらい感じているのか、
そうしたコンテキストの中で北の「脅威」への米国の対抗策が
どう評価されているのかを示す、よい機会となるだろう。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/asia/20150715/582424.html#ixzz3h0Gc1k3D
----------------------------------------------
今も細菌兵器はアメリカで研究・開発されていて、
その実験場は自国ではなく、従属国で行われているという事実。
この事件の本質は、米軍を韓国政府がかばった点に尽きるだろう。
前に書いたかもしれないが、大国に頭を下げてペコペコ振舞うこと、
大国の言いなりになることで、一部の権力者は大変大きな得をするのである。
パク政権も当初は、米軍を擁護していたが、ここに来て、
民衆の怒りがおさまらず、やむなく抗議のポーズをとらざるを得なくなってきた。
-------------------------------------------------
韓国政府、炭疽菌問題にやむなく対応
韓国の人々の抗議により、韓国政府は炭疽菌問題に対応せざるを得なくなっています。
イルナー通信によりますと、韓国の人々の、
アメリカの炭疽菌サンプル送付事件への抗議が高まっていることを受け、
韓国国防省は24日金曜、声明を発表し、この問題に対応し、終わらせると伝えました。
アメリカ国防総省は、これ以前に、
「生物兵器の生産に利用可能な、活性化している炭疽菌のサンプルを
イギリス、オーストラリア、韓国、カナダなどの国に誤って送付した」と表明していました。
韓国政府はこれ以前にも、この事件のメディアの反応や人々の強い抗議に反応する中で、
「この事件は、アメリカ軍の駐留に関する協定に違反しているとはみなされない」と表明しました。
一方、今年、アメリカ国防総省は、この炭疽菌サンプルは、
数回にわたり誤ってアメリカや韓国などの研究機関に送られたということですが、
アメリカ国防総省の関係者は、2008年にもオーストラリアとのやり取りで
同じようなミスを行ったことを認めています。
他方で、これらの研究所には、不活性化された炭疽菌が送られることになっていました。
この問題により、韓国のオサン空軍基地の数十人の人々が、
予防のための治療を受けることになりました。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/
56639-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%80
%81%E7%82%AD%E7%96%BD%E8%8F%8C%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%8
1%AB%E3%82%84%E3%82%80%E3%81%AA%E3%81%8F%E5%AF%BE%E5%BF%9C
-------------------------------------------------
アメリカの言い分が変更されている。
いずれにせよ、アメリカが細菌兵器を保有している事実は変わらない。
枯葉剤しかり、劣化ウラン弾しかり、
この国は正義のためなら、どんな残虐な兵器も平然と使用する。
そして、その負担は従属国、その被害は交戦国が負う。
本来なら、沖縄と烏山の住民は共に団結して、
アジアにアメリカの基地はいらないと叫ぶことができるはずなのだが、
どういうわけだか、岩波系文化人も、向こうの文化人も、そのようなデモや声明はやらない。
その辺に戦後の日本(韓国)の民主主義の致命的な弱点が含まれているような気がする。
アジアの拠点としてアメリカに利用されるのはどちらも変わらない。
----------------------------------------------
15日ソウルで、韓国における米軍駐留に関する合意
(在韓米軍地位協定[SOFA])遂行をめぐる合同委員会の定例会合が開かれる。
そこでは、基本的な問題として、オサン(烏山)にある米空軍基地に
生きた炭疽菌(病原体の生きた胞子)のサンプルが送られた事件が取り上げられる見込みだ。
会合では、米軍の内部調査の結果が示され、
事件調査のため最近作られた合同作業グループが今後実際に講ずる措置が話し合われる。
しかし会合の本当の目的は、現地の活動家達の見方によれば、
かくも危険な事件が起きる可能性を持つ米軍駐留に関する合意に修正を加える事だろう。
例えば、合意の第9条によれば、
米国軍人は、税関検査を通さずに、郵便物を送ったり受け取ったりできる。
そうした方法で米国は、潜在的に危険な物質を韓国に送る事が出来るため、
現地当局も又地元住民も、不安を感じているのだ。
これに関連して、今回の会合には初めて、
地元キョンギド(京畿道)の行政の中心地オサン(烏山)の代表も参加する。
代表は会合で、事件に関するあらゆる情報の開示、米軍基地に送られてくるもの
すべての透明性を保障するための合意内容の変更を強く主張するものとみられる。
また、問題は、あれやこれやの危険物質を持ちこむことに何の予告もなかった事ばかりではない。
多くの韓国人達は、
自国領内で、細菌兵器を使用した実験がなされていた
という事実自体に、拒絶反応を示している。
会合の前日開かれた記者会見で、キョサンナムドの社会団体の代表らは、
送付された炭疽菌も関係しているジュピター(JUPITR ―
Joint United States Forces Portal and Integrated Threat Recognition)
プログラムに対する詳しい調査を実施する必要性を訴えた。
また彼らは、オバマ大統領に、謝罪と責任者全員の処罰を強く求めた。
米国側の説明によれば、
炭疽菌のサンプルは、
北朝鮮が生物学兵器を使用した場合を
想定した演習で使うはずだったとの事だ。
しかし、こうした演習実施の事実自体、韓国民には広く伝わっておらず、
その事は現在MERSコロナウイルスの急激な蔓延が問題となっている韓国では、
とりわけ大きな憤りを呼び起こしている。
おまけに、人を死に至らしめる危険な細菌兵器を使った演習実施が
必要だとする根拠は、事件について報道された後、明らかにされた。
また「軍事目的で炭疽菌を生産している」ピョンヤンの生物学研究所の
「写真を分析し」そうした結論が出たとの説明は、余りにも説得力がない。
これに対し、朝鮮民主主義人民共和国の国連大使は、
朝鮮半島で戦争が起きた場合、
自分達に対し生物学兵器を用いる考えが米国にはあるのだ
と非難した。
15日に開かれる合同委員会会合は、
韓国では北からの生物学兵器による攻撃の危険性をどのくらい感じているのか、
そうしたコンテキストの中で北の「脅威」への米国の対抗策が
どう評価されているのかを示す、よい機会となるだろう。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/asia/20150715/582424.html#ixzz3h0Gc1k3D
----------------------------------------------
今も細菌兵器はアメリカで研究・開発されていて、
その実験場は自国ではなく、従属国で行われているという事実。
この事件の本質は、米軍を韓国政府がかばった点に尽きるだろう。
前に書いたかもしれないが、大国に頭を下げてペコペコ振舞うこと、
大国の言いなりになることで、一部の権力者は大変大きな得をするのである。
パク政権も当初は、米軍を擁護していたが、ここに来て、
民衆の怒りがおさまらず、やむなく抗議のポーズをとらざるを得なくなってきた。
-------------------------------------------------
韓国政府、炭疽菌問題にやむなく対応
韓国の人々の抗議により、韓国政府は炭疽菌問題に対応せざるを得なくなっています。
イルナー通信によりますと、韓国の人々の、
アメリカの炭疽菌サンプル送付事件への抗議が高まっていることを受け、
韓国国防省は24日金曜、声明を発表し、この問題に対応し、終わらせると伝えました。
アメリカ国防総省は、これ以前に、
「生物兵器の生産に利用可能な、活性化している炭疽菌のサンプルを
イギリス、オーストラリア、韓国、カナダなどの国に誤って送付した」と表明していました。
韓国政府はこれ以前にも、この事件のメディアの反応や人々の強い抗議に反応する中で、
「この事件は、アメリカ軍の駐留に関する協定に違反しているとはみなされない」と表明しました。
一方、今年、アメリカ国防総省は、この炭疽菌サンプルは、
数回にわたり誤ってアメリカや韓国などの研究機関に送られたということですが、
アメリカ国防総省の関係者は、2008年にもオーストラリアとのやり取りで
同じようなミスを行ったことを認めています。
他方で、これらの研究所には、不活性化された炭疽菌が送られることになっていました。
この問題により、韓国のオサン空軍基地の数十人の人々が、
予防のための治療を受けることになりました。
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/
56639-%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%80
%81%E7%82%AD%E7%96%BD%E8%8F%8C%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%8
1%AB%E3%82%84%E3%82%80%E3%81%AA%E3%81%8F%E5%AF%BE%E5%BF%9C
-------------------------------------------------
アメリカの言い分が変更されている。
いずれにせよ、アメリカが細菌兵器を保有している事実は変わらない。
枯葉剤しかり、劣化ウラン弾しかり、
この国は正義のためなら、どんな残虐な兵器も平然と使用する。
そして、その負担は従属国、その被害は交戦国が負う。
本来なら、沖縄と烏山の住民は共に団結して、
アジアにアメリカの基地はいらないと叫ぶことができるはずなのだが、
どういうわけだか、岩波系文化人も、向こうの文化人も、そのようなデモや声明はやらない。
その辺に戦後の日本(韓国)の民主主義の致命的な弱点が含まれているような気がする。