週間マイ・バイオグラフ(2008・3・9~3・15)
金曜日(3月14日)
年金じゃなくて粘菌の話。
hiiroさんが、今日出かけた先で一冊の本に興味を持ったらしい。
雑貨好きの彼女は、どこへ出かけても、目に付いた雑貨屋さんに入らずにはいられない。今日も『遊べる本屋』なる雑貨屋のような本屋さんでおもしろいものがないか物色した。
『ダリ』が生涯かけて描いた、ほぼ全作品が載った2冊セットの美術本6000円位にとても魅かれたが、ちょっと値段が…、しばし保留。
そしてもう一冊、彼女に大きな衝撃と興味を与えた本があった。それが『粘菌』と言う本。こちらは3675円だが、安くはない。しばし検討、取り敢えず保留。
帰宅した彼女は、私のところに来ると言った。
「ダリの若い時の作品からほぼ全ての作品が載ってる本があった。2冊組みで6000円ちょっとなんだけど、要る?」
「ダリ?見たいけど6000円は高いね。んん~それ程好きなわけじゃないからいいや。」
「そう、じゃ私もいいや。もう一冊おもしろい本があったんだけど…『粘菌』っていう本。写真すっごいよ、色々あって綺麗。むしろ、ダリよりこっちの方がめっちゃ、気になってるんだけど。」
「『粘菌』ってカビみたいなやつでしょ。うん、綺麗だし色々あるよね。それ興味ある、見たい。欲しい。買おう。」
「じゃ、明日もう一回行って来る。」
と言う流れで、価値観成立で共同購入決定。
こんな会話をしたのと、たまたまお絵描きツールの筆でおもしろい筆跡のがあって、ニョロニョロとマウスを動かしてたらカビのようなものが出来上がったので、金曜のマイ・バイオグラフは本当にバイオテクニョロニョロジーになった。
粘菌についてWEB検索してみました。
以下、WEBサイト『粘菌生活』より引用。
粘菌の世界には生と死、自己と非自己の境界がありません。
粘菌は、葉緑体がなく、朽木や落葉、あるいは糞、また高等植物や淡水・海水中の藻類などで生活してます。
変形菌とも呼ばれたりすることもありますが、世間では単純にカビ呼ばわりされたりしています。
(ichiiさんここでふと思う。「カビとはちょっと 違うのかな?」)
粘菌の特徴を上げるとすれば、それはその生活史にあります。
種類によってその生活史も異なりますが、一例を上げれば、胞子から発芽するとアメーバ状で流動しながら固体の有機物や微生物をそのまま体内にとり入れて栄養をとります。
そして、食べ尽くして飢餓状態にはいると、多数の粘性アメーバが集合して変形体となり、胞子嚢を形成して、内部や外側に無数の飛散しやすい胞子をつくります。
この胞子は水分と栄養となるものにふれない限り休眠状態となるのです。
(アメーバ状で動きながら餌を取り込むとな?餌を食べ尽くして、飢え死にしそうになるとアメーバどうしで寄り集まって変身するとな?仲間を増やす準備を万端にして、餌が現れるまで、死んだ振りしとんのか?お、お、恐ろしや~。怖~。まるでエイリアンじゃないか。)
詳しくは『粘菌生活』、『細胞性粘菌の映画』、他粘菌関連サイトでどうぞ。