週間マイ・バイオグラフ(2008・3・16~3・22)
日曜日(3月16日)
朝からとてもいい天気だったので、日曜の雑用を済ませた後、デジカメをポケットに入れて、買い物ついでの少し遠回りの散策に出た。
普段とは逆まわりで、滅多に行かない公園に寄ってみることにした。途中にもう一つ、馴染みの公園があるのだが、ふと柵の根元に目をやると見慣れた空色の可憐な小花が、1m四方程でびっしりと群生していた。オオイヌノフグリは他の人のブログの春写真に山ほどあるなと思いながらも、やはり魅力的、思わず何枚か写しました。(後で見たら、外の明るさで反射してデジカメのバックモニターが確認出来なかったのがあって、一番欲しかったアングルがピンボケだった。この抜け具合が私らしい。)
目的の公園に辿り着くと入り口の花壇のミニ水仙が、プランターや庭先のそれとは違い、茎や葉がなんとなく逞しく力強く存在しているように見えた。春はミニ水仙の写真をよそのブログによく見かけるが、とてもしなやかで春に相応しいやさしいイメージで撮影されている。でも、ここのミニ水仙は妙にマッチョで、春らしくなかったので、撮影するのはやめた。
公園の中に歩み入る。この公園が他とちがって、広いグランド部分と遊具が置かれた遊び場部分がしっかり分けられ二部屋のようになっていることをすっかり忘れていたので、グランドの一角に遊び場所(遊具や砂場など)がある公園に慣れてそれが当たり前のつもりでいた私は、それに気付いてちょっと感動してしまった。仕切られた別の世界に遭遇した感覚、これって小さい頃の探検の未知の場所に出くわした時の衝撃に似ている。
一通りぶらぶらした後、植え込みに沿って時たま生えている木の、枝葉や上空を眺めながら公園出口へ向かった。すると、やたら雀やヒヨドリが戯れている一角が目に留まった。きっと去年の名残りの美味しい実でも落ちているのだろう。雀数羽に見るからに若いヒヨドリが数羽、一所懸命何かを啄ばんでいた。私がカメラを構え、もう一歩という所で、彼らは鋭い、一斉に木の上に飛び上がる。高い木の上で横一列に並び何かに興じている鳥達。私の好きな、木の下から仰ぎ見るアングルで数枚撮影した。あっという間に数十分が過ぎ、これはマズイと、食料調達へと目的を切り替え、公園を後にした。
こんな日が一番嬉しいとしみじみ思いながら、後で撮った写真を見るのを楽しみにしながら買い物を済ませ、家路に着いた。
また蕗の薹を買ってきてしまった。茹でアサリと一緒に味噌和えにして今晩のおつまみです。最近1週間に一度は食べてる気がするから、おばあちゃんに蕗の薹をいっぱい送って貰おうかな。丁度今頃、いなかは雪解けと春のさえずり、野山の息吹で満ち溢れているいるに違いない。
これがあの、数日前からhiiroさんと私の間で話題になっていた、気になる
例の『粘菌(ねんきん)』本です。
上の表紙もまあまあ綺麗に写っていると思います。
たくさんの種類があります。ぜーんぶ粘菌です。
では、ちょっとichiiさん式、粘菌の特徴のおさらいを。
まず、粘菌と言っても、色々なタイプがあります。
一例を上げれば、胞子から発芽するとアメーバ状で流動しながら餌を取り込み成長していきます。餌を食べ尽くして飢え死にしそうになると、アメーバどうしで寄り集まって、なんと違う形態に変身します。ここで胞子嚢を形成し、内部や外側に無数の飛散しやすい胞子をつくり仲間を増やす準備を万端にして、餌が現れるまで、死んだ振りしとります。そして餌、つまり水分と栄養となるものにふれた途端に目覚め活動を再開するのです。こやつらには初めも終わりもなく、延々とこのサイクルを繰り返します。
お、お、恐ろしや~。怖~。エイリアンじゃ~。
本の中身を少しだけお見せします。
『粘菌』についての関連記事は
こちら、週間マイ・バイオグラフ金曜日(カテゴリー24漆黒)をご覧下さい。
粘菌についての詳しい関連サイトのリンクも貼ってありますので、興味のある方はどうぞ。