(2008年 スペイン 劇場未公開? 原題 El mal ajeno)
DVDで鑑賞
神の手を持ってしまったイケメン医師の苦悩・・・みたいなお話です。
治療は完璧にするけど、必要以上に患者に深入りせず距離を置くと決めている疼痛科の医師ディエゴさん。
同じ病院に勤める妻ともすれ違いな状態になって、実家に戻ってパパと暮らし始めます。
ある日患者の一人の女性サラが昏睡状態で運ばれて来ます。
良くなる見込みはないと付き添ってきた男性アルマンに言いますが、アルマンは「毎日治療を続けろ、
治してくれ」と言いながら、ディエゴを拳銃で撃ち、自分も拳銃で自殺します。
折り重なるように倒れてた2人は治療室に運ばれますが、アルマンは死亡。
でも撃たれたはずのディエゴは何事もなかったような状態。銃創の痕すらありませんでした。
しかしその日を境に不思議なことが起こり始めます。
手遅れ状態で運ばれて来た患者が息を吹き返したり、治療中の患者の容体が良くなってきたり。
自分が触れた患者の病気が治り始めるんです。
最初は信じられなかったディエゴですが、患者の言葉で確信。
大勢の患者を救えるかもと思うのですが・・・。
しかし神の手には患者の命を救った分、自分の愛するものが失われるという代償があったのでした。
神の手を持っちゃたよイェ~イな人か、以前タッキーがやってた神の手を持つ悪魔な人だったら
こんなに苦悩せずにすんだんでしょね。
真面目なディエゴさんだから、これからは患者と向き合っていけると思ったんじゃないかな。
距離を置きたいと思ってた患者さんの話も聞くようになってきてたし。
でもディエゴパパが突然死に、愛する娘まで病に侵され・・・
そのことで家族の大切さに気づき、離れてしまった妻との距離も近くなった途端、妻までもが。
サラに神の力を使い大勢を助けるべきだと言われ苦悩するディエゴさん。
家族が一番だと思うけど、やっぱり医者だから?医者を辞めただけでもダメだったのかな~。
普通に生活してるだけでも相手に触れたら治っちゃって、それが家族に降りかかるみたいなんでしょうか。
1つだけ救済方法があるんですが、それがさらにディエゴさんを苦しめることに。
アルマンが愛するサラの病気を治すためにやったこと。
命と引き換えに神の手を譲る・・・これしか方法がないみたいです。
実はアルマンさんも譲り受けちゃった人で。
アルマンさん、妻、サラの関係。物語はここから始まってるって感じですね。
複雑な絡み合いが興味深いです。
ただ譲る人は選ばないといけませんね。
あの患者のおっさんみたいな人だったら大変なことになりそうですねー。
車の中のシーン、危なかったよね。
病気も治り、アルマンさんの子を無事出産したサラ。
彼女なら神の手を存分に発揮してくれると思う。使命を受けたみたいな感じだったし。
奥さんもアルマンの子を譲り受けたわけで。2人にしたらハッピー?だったのかも。
巻き込まれたディエゴさんは可哀想だけど・・・。(いちお主役なんですが・・・)
地味だけどいろいろと考えさせられるいい作品でした。
サラの妹の場面は、ちょいホラーっぽかったですが。
さて、ノリ様は渋い中年医師を演じておられました。ちょっとおっさん過ぎて吃驚だったけど。
でもやっぱり恰好いいです。
大きな娘もいて・・・あんなパパだったら素敵だよな~。
お買い物やごはんとか一緒に行ってもらいますよ、絶対
真面目な役柄なので何もやらかしてくれず、あんまりノリ様的萌えポイントはありませんでしたが。
今回もやはりお亡くなりになられてました。静かに。。。
それにしても、映画の中でもハンサムとかいい男とか言われてますね~
El mal ajeno - Trailer HD
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