気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

内なる声

2013-04-19 12:35:53 | 日記

昨日テレビのチャンネルを回し見してて、
途中から見始めた番組があった。

BSの「コージ魂」で、ゲストが分子生物学者の福岡伸一さんだった。
福岡さんの話しで、とても興味深い内容があった。

ガンは細胞自体が「耳を塞いだ状態」だと言ってた。
「おい、お前は〇〇細胞だということを思い出せ!」と周りが言っても
耳を塞いだ状態だから聞こえなくて
まわりとの連携が取れなくなり暴走し出すのだと。

今までたくさんの人が「耳が聞こえる状態になる」ように研究したけど
誰も見つける事が出来なくて
出来ないから「排除して取り去る」しかなかったと。

それを聞いてて、「あー、心と同じだな」と思った。

自分の心の声に「耳を塞いだ状態」だと、病気になって行く。
肉体面とか精神面に、何かのストレスがかかるよね。
病気の箇所を切り取って、外へ取り去る事で治ったと思うけど
決して無くなっているわけではない。
耳を塞いでいるから、また同じような事が起こる。
本人がその事に気付いて、自分から塞いだ手を取り払うまで
何度も同じような事を繰り返す。

「話を聞こう」と意志を持つことで変われるのではないかな。
自分の見ていなかった部分を見ようとすることと同じだと思った。

聴こえてくる「声」は、
もしかしたら「自分の内なる声」なのかもしれない。
細胞も「内なる心」と繋がっているのかもしれない。
そんな風に感じた。

実際、父は自分でガンを直した経験がある。
90年代、父が上京した時に、打ち明けられた。
初期の大腸がんに掛ったと。。。

医者は切った方が良いと言ったけど、
父は何冊も本を買って、自分で納得するまで調べた。
その結果、ガンは切らずに薬草を煎じて、食べ物で治す事を決めた。
そのうち、ガンは消えてなくなった。
切らなくて良かったと、父は何度も言っていた。

数年後に見つかった、胃の中のピロリ菌も
いつの間にか綺麗になくなっていた。

当時、母の様子がおかしくなり介護が必要になった時期でもあったので
ピロリ菌は、そのストレスで出来たのかもしれない。
その後、母の介護を通して、父自身が何かの気付きがあったのかもしれない。
この時も、父は自分で調べて、どうするかを自分で決めていた。

「健康診断の胃の検査で、器具を通して人からピロリ菌を移された」
と父は言っていたけど。(;^_^A アセアセ・・・

そんな父も、今は「後期高齢者」だけど、病気もなく元気だ。

人の話をそのまま鵜呑みに信じるのではなく、
自分で納得するまで調べて自分の考えで選択する事が、
案外大切なのかもしれないなと思った。

 

コメント
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