先日、宇宙飛行士の古川さんがテレビで言ってた。
宇宙遊泳で前に進みたい時は、お腹の丹田が重要だって。
丹田を押すと、真っ直ぐに進むけど
違う所を押すと、回転するらしい。
おへそは身体の中心だから、
バランスが大事なんだね。
それを聞いて、さっそく私も丹田を意識して街を歩いてみた。
すると背筋がスって伸びるんだよね。
荷物が多くても、全然疲れない。
いつもは下を向いて猫背になるのに、お腹を意識するだけで全然違った。
ちょっとしたことなのにね。
でもすぐに忘れちゃう…。
忘れていつもの私に戻っちゃう。(;^_^A アセアセ・・・
それで昨日久し振りに図書館に行った時に、
ふと目にした本が「暮らしのおへそ」だった。
目の前に2冊、並べてあったんだよね。
多分返却さてたばかりの本だと思うけど、移動用のラックに入ってて
それが目に入った。
パラパラめくってみたら、ドキッ!!とする言葉が書いてあった。
「おへそに力を入れると 背筋がシャンと伸び
姿勢がよくなって、体の重心が決まる。」
先日、私が体験した事と同じ事が書いてあった。
2冊とも借りて帰ったけど、今の私にとてもしみる言葉が多かった。
夏木マリさんは、すべてを自分一人でやると決めて
「印象派」のパフォーマンスを始めた。
劇場の手配から始まって、歌も踊りもたった一人でやる。
『この空間にひとりで立つ』
そう決めたものの、何を歌い、どう表現すればいいのか途方に暮れた。
自分を壊して、一から積み上げてはまた壊し…。
「失敗は何よりも成功の糧と思っています。
やると決めたらやる。力以上のことを抱えていると
心の体力がつくんです。」
「弱い自分を知ってて、情けない自分を乗り越えて
やっと何かが手に入る。」
「まずは自分で動いてみる。そうすれば、必ず発見があり出会いがある。」
「何かいいことを待っているのではなく、自分から捜しに行く」
「自分のキャリアより、人との出会いの方が大事。」
もう、すべて私が感じている私の足りない部分を言い当てられたような
まさに「そうだよなー」と納得してしまいました。
自分の足で一歩を踏み出そうとするけど
何をどうしたらよいのか途方に暮れて
これかなと進んでは違う…と壊し、また一から積み上げてはまた壊し…
本当にその繰り返しでした。
でも、その過程で見つかるものも確かにあった。
私が足りないのは、次の一歩。
「自分から動くこと」だと感じていた。
2冊目のピーターさんの言葉にも、ドキッとしました。
「誰かのためではなく、自分のために生きる。」
「毎回新しい気持ちで演じた事のない役にトライするには、
そのたびにゼロから積み上げる底力が必要。
チョチョイのチョイで、できるのはプラスにならない」
本当にそうだなぁと思いました。
この本は2006年に出されていますが、
当時の私では言葉の意味が深く理解できてなかったと思います。
今だから、しみる言葉なのかなと感じました。
その時々の言葉の出会いも、時期があるのかもしれませんね。
わたしにとっては、今が「その時」でした。